chihiro HASHIMOTO

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記事一覧

 髪の毛 の 色 について

私の好きな色は、寒色 特に、青緑が好きだ エメラルドグリーンが大好きだ でも、エメラルドは持っていない 青緑系の洋服は、たくさん持っている 特にお気に入りの上服を…

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「生茶」から「麦茶」へ

かつて、一人暮らしの旦那の家、 冷蔵庫の中には、 いつも500mlのペットボトルと 2Lのペットボトルが入っていた ある日、 もったいないと思った私は、 旦那が好きなSN…

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もしも、私が千ならば

もしも、私が千ならば、 野口英世になれるかもしれない もしも、私が千ならば、 もうすぐ、渋沢栄一になれるかもしれない もしも、私が戦ならば、 誰かを傷つけるその人…

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なめこ ちゃん

なめこから、いつしか、なめとなり、 なめから、いつしか、なみちゃんとなった なみちゃんとは、付き合いが長い 深くて、深くて、ゾッとするほど深い だから、なんとな…

8

親友に会いたい

親友に会いたいと思って、 1ヶ月くらい前から、予約して、 娘の好きな アンパンマンの公演を楽しみにしていた 希望する席が埋まっていて、 離れた席でもいいからって、 …

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「咲」の存在

私にとって、咲は、ずっと憧れの人である 学校で、ショッキング・ピンクのカーディガンを着こなしているのをみて、 一目惚れした 隣のクラスの女の子だった カーディガ…

7

「ねないこ だれだ」

私が3歳くらいの頃に、「好き」になった絵本 好きが「過ぎて」、言葉を、全部、暗記していた どこにいても、みなくても、 すべてのストーリーを覚えていた そのくらい「…

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紗和の「紗」

わたしは、coccoが好きだ 死にものぐるいで、うたう姿が、 声に出ていると思った 生きることはこんなにも苦しいのかと、 中学生の時に聞き惚れた 大人になって、ベスト…

8

「ピアノを習ってみたい」

昔から、ずっと、ピアノを習ってみたかった。 母は、言う。 「ピアノなんか、習わなくていいよ。」 と 「小学校4年生になったら、習わせてあげる。」 と 私は、当時、 …

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掘り出した「恋」の行方

待っている左手に、ほんの少し触れてみる 繋ぎたい、つなぎたい だけど、ポケットに隠れた 本当は気付いている、ほんの少しで届く距離 袖を引っ張っている自分がいる 言…

6

まみさん

まみさんは、私の伯母にあたる人 いつも気が利いて、気さくで、面白くて、 笑い方に特徴がある人 私のいとこは、ふたりだけ まみさんの長女「みほちゃん」と次女「みさと…

7

携帯音痴のわたし

携帯に不便を感じていない私が 久しぶりに携帯を変える気分になった なのに、 IDとパスワードの多さに 嫌気がさす 世の中にログインするものが多すぎる 携帯を移行する…

6

紗和の「和」

今日は、娘(紗和、さわ)の2歳の誕生日 紗和が、名前のとおりに、 和を尊ぶ人に育ってほしい 母としては、期待していないつもり だけど、 無理難題を背負わせているの…

7

ちーやん

大体、2歳くらいから、「ちーやん」と呼ばれていた。 妹は、「あーやん」と呼ばれていた。 でも、あーやんは、いつの間にか、 「あや」と呼ばれるようになった。 私だけ…

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中学時代の親友に捧げる

いつも一緒だったから、いつでも会えると思っていたよ いつも一緒に話していたから、いつでも話せると思っていたよ 何でも話せて、お互いの気持ちや気分を分け合って それ…

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「学校祭」の「後悔」について

私は、衣装パート長になった。 1年生の時も、2年生の時も、衣装パートだった。 服を作るのが好きだ。 もともと、「手芸」が好きだった。 縫物も、編み物も、クロスステ…

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 髪の毛 の 色 について

 髪の毛 の 色 について

私の好きな色は、寒色
特に、青緑が好きだ
エメラルドグリーンが大好きだ

でも、エメラルドは持っていない

青緑系の洋服は、たくさん持っている

特にお気に入りの上服を、大人に見せると、
グレーに見えると言われた

私には、
くすんだ緑にしかみえない、
のに

ある子に聞いた
何色にみえる?


緑だよと言われて、
ホッとする

わたしに見えているものが、
別のものにみえるのかと、
ハッとする

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「生茶」から「麦茶」へ

「生茶」から「麦茶」へ

かつて、一人暮らしの旦那の家、
冷蔵庫の中には、
いつも500mlのペットボトルと
2Lのペットボトルが入っていた

ある日、
もったいないと思った私は、
旦那が好きなSNOOPYの水筒をプレゼントした

そのうち、
旦那は、500mlのペットボトルを買わなくなった

二人で暮らすようになってから、
ペットボトルを買うのは、
面倒くさい事ヘと変化した

私は、スーパーで麦茶のパックを買うようになっ

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もしも、私が千ならば

もしも、私が千ならば

もしも、私が千ならば、
野口英世になれるかもしれない

もしも、私が千ならば、
もうすぐ、渋沢栄一になれるかもしれない

もしも、私が戦ならば、
誰かを傷つけるその人に、かかと落としをお見舞いしたい

もしも、私が栓ならば、
あなたの好きなお酒の蓋に変身して、飲みすぎ注意と警告したい

もしも、私が船ならば、
あなたの好きな場所に連れて行って、あなたの笑顔がみたい

もしも、私が仙ならば、
私の人

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なめこ ちゃん

なめこ ちゃん

なめこから、いつしか、なめとなり、
なめから、いつしか、なみちゃんとなった

なみちゃんとは、付き合いが長い

深くて、深くて、ゾッとするほど深い

だから、なんとなく、わかってしまうのだ

いつも、面白い、なみちゃん
いつも、変顔が得意な、なみちゃん

みんなの事を笑顔にできるのに、
意外と人見知りな、なみちゃん

リーダーに向いている、なみちゃん

正論をズバッと言える、なみちゃん

私はそん

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親友に会いたい

親友に会いたい

親友に会いたいと思って、
1ヶ月くらい前から、予約して、
娘の好きな
アンパンマンの公演を楽しみにしていた

希望する席が埋まっていて、
離れた席でもいいからって、
行きたいと

願っていた

なのに、
娘が高熱を出した

誰も、何も、悪くない

けれど、
切ないね
悲しいね
寂しいね

お金には、かえられないものの方が
私には、多い
多過ぎるのかもしれない

お金は、簡単に紙にかえたり、
コイン

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「咲」の存在

「咲」の存在

私にとって、咲は、ずっと憧れの人である

学校で、ショッキング・ピンクのカーディガンを着こなしているのをみて、
一目惚れした

隣のクラスの女の子だった

カーディガンと「他の服の組み合わせ」のセンスが、抜群だった

その頃、
私はロングスカート・ブームだった
「アジアンテイスト」ブームだった

その頃は、ずっと、
「大人」にみられたかったのだ
足が太い事を、ファッションで隠していたのだ

みんな

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「ねないこ だれだ」

「ねないこ だれだ」

私が3歳くらいの頃に、「好き」になった絵本

好きが「過ぎて」、言葉を、全部、暗記していた

どこにいても、みなくても、
すべてのストーリーを覚えていた
そのくらい「好き」だった

「大人」になって、実家の本棚から自宅へお引越しさせた

こんなにも、ビリビリで、汚れていて、
クシャクシャしているところも
あったんだなぁと新鮮な気持ちで眺める

意外と、内容はこわい
こわいのに、かつての私は、
笑い

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紗和の「紗」

紗和の「紗」

わたしは、coccoが好きだ

死にものぐるいで、うたう姿が、
声に出ていると思った

生きることはこんなにも苦しいのかと、
中学生の時に聞き惚れた

大人になって、ベスト・アルバムを聴いて、
懐かしい気持ちになる

強く儚い者たち
という曲を脳内をリピートする

人間には、バランスが必要だと思う

だから、
娘には、
強くも、儚くもなって欲しいと願った

だから、
「紗」を名前につけた

糸が少

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「ピアノを習ってみたい」

「ピアノを習ってみたい」

昔から、ずっと、ピアノを習ってみたかった。

母は、言う。
「ピアノなんか、習わなくていいよ。」

「小学校4年生になったら、習わせてあげる。」


私は、当時、
「もう、遅いよ。」
と思っていた。

だから、小学校4年生の時に、
部活に入る事にした。

やりたい事が、何もなかった。
本当に、何にもなりたいと思っていなかった。

私は、小学校1年生の時に、
「手芸」を覚えて、
「手芸」に、無我

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掘り出した「恋」の行方

掘り出した「恋」の行方

待っている左手に、ほんの少し触れてみる
繋ぎたい、つなぎたい

だけど、ポケットに隠れた

本当は気付いている、ほんの少しで届く距離

袖を引っ張っている自分がいる
言えたら、楽になるのは、分かっている

あの頃、私が見ていた君は、
どんな匂いだったけなぁ

思い出し、色付く「あなた」
私は、ほんの少し、泣きたくなる

面倒くさいからって
素直じゃないからって

私は、何で言えないのかな
好きの一

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まみさん

まみさん

まみさんは、私の伯母にあたる人
いつも気が利いて、気さくで、面白くて、
笑い方に特徴がある人

私のいとこは、ふたりだけ

まみさんの長女「みほちゃん」と次女「みさとちゃん」

「みほちゃん」は、SPEEDのヒロに似ている
いつも絵を描いていて、サバサバしている

「みさとちゃん」は、いつも面白い話をしてくれて、
私の事に何でも手を貸してくれる人

昔は、親戚で集まると、
毎回、恒例のお披露目会を

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携帯音痴のわたし

携帯音痴のわたし

携帯に不便を感じていない私が
久しぶりに携帯を変える気分になった

なのに、
IDとパスワードの多さに
嫌気がさす

世の中にログインするものが多すぎる

携帯を移行するって
苗字を変えるみたいに面倒だ

今日は春分の日

対応してくれなさそうで、気が滅入る

今欲しい、サービスが
ちょうど受けられなくて、
モヤモヤの嵐

乗り換えよう!
とか
簡単にいうけど、
面倒くさい

面倒くさいことを

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紗和の「和」

紗和の「和」

今日は、娘(紗和、さわ)の2歳の誕生日
紗和が、名前のとおりに、

和を尊ぶ人に育ってほしい

母としては、期待していないつもり

だけど、
無理難題を背負わせているのかも、しれない
と考え出すと、止まらない

不安症、というのかもしれない

けれど、
とても、恵まれているのかなぁ、とも思う

他の家族の事情は、わからない

それでも、
私は、
未来の紗和に向けて、
せっせと、プレゼントを贈る

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ちーやん

ちーやん

大体、2歳くらいから、「ちーやん」と呼ばれていた。
妹は、「あーやん」と呼ばれていた。

でも、あーやんは、いつの間にか、
「あや」と呼ばれるようになった。

私だけ、ずっと「ちーやん」と呼ばれている。

私は、このあだ名をとても気に入っている。

高校の自己紹介でも、「ちーやん」と呼んでください!
と堂々、宣言していた。

だって、変なあだ名で呼ばれるのが、
苦痛だったから。

でも、「大人」に

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中学時代の親友に捧げる

中学時代の親友に捧げる

いつも一緒だったから、いつでも会えると思っていたよ
いつも一緒に話していたから、いつでも話せると思っていたよ

何でも話せて、お互いの気持ちや気分を分け合って
それが楽しくて、それでいて、楽だった

これが、「親友」なんだと思っていたよ

でも、違う道を歩んでいる

私の方が、ずっと女々しくて、追いかけている
彼女の方が、未来を大切にし、今を生きている

色々な事を教えてくれて、ありがとう

あの

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「学校祭」の「後悔」について

「学校祭」の「後悔」について

私は、衣装パート長になった。
1年生の時も、2年生の時も、衣装パートだった。

服を作るのが好きだ。
もともと、「手芸」が好きだった。
縫物も、編み物も、クロスステッチも、
基本的には、できるし、好きだ。

「手芸」をすると、「無」になれるのだ。

手芸をしながら、後ろから、テレビの音が流れる。
その時の「ドラマ」の音だ。

母が観ていた。妹が観ていた。
それだけ、だった。

私は、無我夢中で、手

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