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「ねないこ だれだ」

私が3歳くらいの頃に、「好き」になった絵本

好きが「過ぎて」、言葉を、全部、暗記していた

どこにいても、みなくても、
すべてのストーリーを覚えていた
そのくらい「好き」だった

「大人」になって、実家の本棚から自宅へお引越しさせた

こんなにも、ビリビリで、汚れていて、
クシャクシャしているところも
あったんだなぁと新鮮な気持ちで眺める

意外と、内容はこわい
こわいのに、かつての私は、
笑いながら、繰り返し、ストーリーを言っていた

何に、そんなに、惹かれたんだろう
よく、わからない
よく、覚えていない

今、わかるのは、
娘がその本をあまり好きなものではない、
という事だ

ビリビリッと平気で破いたり、
引っ張ったり、
まだ少し早いのか、好きではないのか、

私は、娘の行為が切なくて、泣きたくなる


こういう時、他のお母さんはどうしているんだろう?

自分が気に入っているモノから、
壊されていく感覚があった
こわかった 
ただ、おそろしかった

みんな、そこまで、深く考えていないのかなぁ
私が、「びんかん」なだけなのかなぁ

「私のモノ」には、想い出が詰まっているせいで、
余計に落ち込んでしまう


やっぱり、
「お母さん」ってすごいんだなぁと思う

みんなの家庭では、どうしているんだろう?

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