掘り出した「恋」の行方

待っている左手に、ほんの少し触れてみる
繋ぎたい、つなぎたい

だけど、ポケットに隠れた

本当は気付いている、ほんの少しで届く距離

袖を引っ張っている自分がいる
言えたら、楽になるのは、分かっている

あの頃、私が見ていた君は、
どんな匂いだったけなぁ

思い出し、色付く「あなた」
私は、ほんの少し、泣きたくなる

面倒くさいからって
素直じゃないからって

私は、何で言えないのかな
好きの一言はいえるのに、「イヤ」が言えない

たまには、聞きたいな
君の本音を

「あなた」と一緒になれた瞬間が愛おしい

私の側にいてなんて、口が裂けても言わないから

なぜ、とぼけた顔をして聞いてくる君が、
とても、とても

ここまでやってこれた事、
全部、正しい事にしたい

すべて、キラキラしたようなものにしたい

私は、一所懸命に、呟く
「私は、ここに居るよ」って、手紙のように

私たちは、そんなに強くない
私たちは、そんなに弱くもないから

だから、泣いていいんだよ
恥ずかしい事じゃないよ

今がある人にしか、できない事だから

明日がどうなるかなんて、わからないから
生きる意味なんて、何もない
探さなくていい

ここまで、色々な事があった
そんなの、みんな一緒なんだよ

それなら、今、楽しい事をやりたいんだ

「あなた」と共に過ごしたいんだ

あなただけは、私の傍にいて
どんなところにも、連れて行って

恋をした、あの日のまま
抱き合えたら

あめのち、はれのち、くもりのち
のちのち　の　次は　何だろうね

トツキトオカの目的地は知っている

辿り着いたこの世界で、
私たちは同じ時間を進んでいる

幸せとか、辛いとか、どこに向かっているんだろう

一人で空を眺めながら、考える

２人で手を繋いで、歩んできたの
それが、３人になったの

いっそ、
私たちは、何回でも、恋をして、
何回でも、愛していこうよ

ちゃんという、２文字を、この声で

そして、たまに、
「ごめんなさい」「ありがとう」
と仲直りにしよう

何回でも、更新をしよう
最高の想い出を

次の言葉は、どこかと
ポケットを探してみても、
見つかるのは、あなたを好きな「私」だけ

私は、あなたと居る「私」が好きなんだ

周りがどうであれ、揺るがないんだ

こんなに「恋」ができるのは、
「あなた」だから

くどいのは、知っている
面倒くさいのも、分かっている

それでも、あなたの難解な洋楽を聴き、
スポーツの蘊蓄を眺めるように、
ずっと聞き続けるの

私は、変わらない
私は、揺るがない
私が、変わるときは、
あなたと、違う人生を歩むときと誓ったの

今日は、
どんな
言葉や態度で
伝えたらいいんだろう