あやとりりい
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愚痴ばかりの日常が、感動の毎日になった〜テクノロジーに頼ること
シワを伸ばしてから、乾きやすい順に洗濯物を干す。手間ひまかけて、乾く順まで考えるから、裏返しが気になる。そんなこだわりから解放されたくて、思わず家族や恋人に「自分で干してよ。」と言う。本当は、細かいことを気にして他人に要求することが苦痛。干す時間は、嫌なことを言わなければならない時だった。
アイロン台を出して、ハンカチを当てて、一つ一つシワを伸ばしていく。片したアイロン台の場所が、家族や恋人によ
才能を発揮する豊かさを知ってほしい
英語が得意とか、医学に邁進しているとか、法的思考回路が出来るとか、そういった様な専門知識を活用できる、それだけではない。
ひとりぼっちの人に気が付いて声をかけてあげたり、
業務超過の同僚を手伝うことに見返りを求めなかったり、
さり気なくサポート出来たり、
プレゼンが上手かったり。
自分の光る部分を見つけて、活かすことが出来る、それが仕事なのではないだろうか。
……
もちろん、専門知識が強いこと
他人からエネルギーを吸う人がいると、私は思う
科学的な証明は見当たらないし、分からない。私には心霊的なものは見えないし、分からない。
しかし、「一緒にいるとエネルギーが吸い取られる。」と感じる相手がいる。それは話すと理解に食い違いが生じ、どっと疲れるとは違う。言葉なんてものは必要がなく、同じ空間にいるだけで、力を抜き取られるのだ。その人は、一緒にいる私や周りから吸い取ったパワーで浮足立っていたり、ギラギラしているという感じのものである。もちろ
他人の知らない一面を見たとしても、その人の人生を自分の思い通りにすることはできない
「収入ある男性が食費も光熱も払わず、解決金の提案すらない話はドラマですら聞いたことないよ。」
夫から届いた利己的な内容証明に一同顔を見合わせる。
「人の時間を奪う意味、分かっていないんだね。」
と。
………………
話はそれるが、
人は多面的で、自分が見ているのは他人の一面でしかない。そして、このことは会社という組織においても変わらない。なぜなら、会社が人の集合体である以上、多面的で、その全てを把握
動物と人の違いは、礼儀にある(礼記)〜人を大切に思う振る舞いをしたい
「りりいちゃん、これから大変だね。」
挙式に参列してくださった友人が、ため息混じりに話す。
「りりいちゃんが辛い思いしないように、過剰反応したけど、旦那さんのお父さんの自慢話、すごいね。」
と。私はせっかくお祝いに遥々北海道から東京まで来てくれたのに、自慢話の餌食にされた友人に対し、申し訳ない気持ちでいっぱいになり、謝り続けた。気がつくと涙が出ていた。私も義父から喰らった親の威厳欲しさに、初対面で
あー言えばこう言う〜話の筋が違っている人との行き先
「あなたの弟にだけ配慮するのではなく、私の弟と同じ扱いにして欲しい。」
と私が夫に話すと、
「僕の弟の不足分の祝儀は、実家で補填するから良いだろう。」
と夫が私に伝える。「ごめん、自分の弟とりりいちゃんの弟の扱いを等しくするね。」と言ってくれたらここで終わる。しかし、夫はあー言えばこう言う人で、しかも話の筋が違ってくるから、トラブルが解決しない。
「旦那君は、私の家族は、実家と、私の弟で祝儀を別
致死量の悔恨 第3話 結婚式の前に(下)
一
桜子の胸の奥からは、おばあちゃんとの思い出が、赤い景色の中に湧き上がった。一緒にお好み焼きを焼いたこと。
「桜子は卵をかき混ぜるのが上手ねぇ。」
と、指示をするわけではなく、ただ桜子のやり方を尊重してずっと横で見ていてくれた。
部活帰り、遅い時間になると偶然、スーパーの前で鉢合わせる。
「お味噌が足りなくて。」
と笑うおばあちゃんと一緒に帰ったなぁ。
桜子は、それでも自分がカゴとなり、良太郎
ただ素敵で、美しい女性だと思った
最寄り駅からの帰り道、遠くに緑色の自動車が見える。「明るいな。」と思って目を配ると、「小池百合子、本人が乗っています。」とのアナウンスが聞こえた。
私には支持政党はない。だから特に浮き立つような出来事でもない。しかし、「沢山の候補者がいますが、小池百合子」との声を聞き、そうかもなと何となく思った。彼女は、自分の人生を諦めずに生きているのだと、私には見えたからであった。
私の正面に向かってきた選挙
致死量の悔恨 第2話 結婚式の前に(上)
一、
真っ白な空を映したかのような花びらが、一斉に開花する。春を待てずに粉雪の中、満開となった。
寵愛を望み、手に入れたために、箱の中に沈んでいった。底なし沼の中に居座ったのが桜子(さくらこ)自身の意思であるのに、空を自由に駆ける桜景色はここから出たいとの希望を掻き立てる。
届いたメッセージが結婚の連絡だったから、桜子は、驚いたとともに、安堵した。こんなに喜ばしい連絡が人から来るのは久しぶりだ
善し悪しは時間が経ってから分かるから、損得勘定なしで選びたい
「ここの壁が厚いから、月経が重いでしょう。月経が重いからピルを飲んでいたの?」
検査結果の画像を指しながら話す医者の言葉に、驚いた。月経が重いことを分かってくれた医者は初めてで、その根拠を示してくれた人も初めてだったからである。
何より、自分の月経が重いことを思い込みとか、妄想とか言うのではなく、理解してくれたことに救われた。
さらに、
「長年のピルで炎症が抑えられているから、良い治療方法を採った