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記事一覧
地方ローカル鉄道の危機に、サブスク制度で存続できないか考えてみる~北海道沼田町の鉄道ルネサンス構想~
「これからの時代は発想の転換が必要になりますよ」
およそ30年前くらい、鉄道会社の新人研修の担当講師からこのように言われたことを今でも覚えている。当時から鉄道事業の経営状況は良いとは言えず、特に地方ローカル線の利用者が少なく赤字体質となっていた。
配属となった現場では、多くの先輩社員から「なんで、うちの鉄道会社に入ったの?」と言われ返答に困った。さらに現在はコロナ禍により全国で路線の廃線議論
ZINEを作ってる人にお話を聞いた!/文学フリマに出店するまでの道
文学フリマに出店申し込みをしたものの、出品する作品をどんなふうに/何を/どうやって作ればいいかさっぱりわからない。なのでイベントに参加していろいろ見てみたい、あわよくば教えてもらいたいと思った。
関西で開催のものを探して、見つけたのがこちら。
当日は初めての環状線に乗って、2時間弱ほどかけて大阪のイベントに参加した。
結論から言うと、めちゃくちゃ楽しかった! 大人ばかりのイベントでこんなピー
【書評】夏目漱石『門』は暗くない。実はポジティブな小説である。
ロッシーです。
夏目漱石の『門』を読みました。
言わずもがな、『三四郎』『それから』『門』の漱石三部作の最後の作品ですね。
夏目漱石の作品に関する論文は、それこそ腐るほど存在しています。彼の文学作品に関する論文がまた別の論文を呼び、結果として関連する研究がどんどん積み重なり、圧倒的なシェアを獲得していくわけです。いってみれば、日本文学におけるGAFAMみたいなものですね。
そんな状況ですか
文明開化をちがう角度【井上ひさしの名言】
本日の名言井上ひさしさんってどんな人?小説家、劇作家、放送作家です。鋭い風刺とユーモアで人間と社会の在り方を問い続け、「現代の戯作者」とも呼ばれています。生涯に100を超える戯曲と小説を世に問いました。
私の説明おはようございます。
2024年2月16日
情報の氾濫っていわれて。
今の時代そうですよね。
このブログも数多のブログや名言から行き着いた人達がいると思います。
情報が氾濫して
ことばについて探究する人間(4,000字)
中学校・高等学校国語科教育論の入門的内容であり、詩の授業方法論です。中等国語科教育法で「国語科の学習をつくるための重要事項を考える」と題して行ったこともあります。谷川俊太郎「はる」を取り上げていますが、別の詩教材を使うこともできると思います。
この文章は、2021年3月に佐賀県中学校教育研究会国語部会が発行した『創立六十周年記念誌』に特別寄稿として掲載されており、それが初出になります。掲載にあ
檸檬読書日記 カフカは人形になって、夏目漱石はぽこりぽこりと、秋は蘇る。 1月29日-2月4日
1月29日(月)
ラリッサ・トゥーリー・文、レベッカ・グリーン・絵『人形からとどいた手紙 -ベルリンのカフカ』を読む。絵本。
作家のフランツ・カフカは、ある日人形をなくした女の子と出会う。
悲しむ女の子に、カフカは人形から手紙を預かっていると、何通かの手紙を渡すのだった。
この話、実際にあった出来事を元に、現代風にアレンジ(特に手紙の内容を)しているものらしい。
カフカといえば、不条理だの救
こころ【読書感想②】
<先生の言う「明治の精神に殉死する」とは、どのようなことだろうか?>
【民衆の思想対知識人の思想?/先生にとっての明治の精神とは】
『こころ』で明治という時代は〈自由と独立と己とに充ちた時代〉と称されますが、私は明治の時代といえば帝国主義のイメージを持っています。それは西欧社会を真似た国力増加の社会の動きは個人(己)よりも国家を優先する姿勢に見えるためです。また「私」の父に関する下記の文からは
宮沢賢治さんからの学び~岩手県花巻市・宮沢賢治記念館~
宮沢賢治館宮沢賢治記念館には、何度か訪れていますが、今回気になったのはこの展示です。
農民芸術概論綱要農民と芸術、なんだろうね。
そう思って読み始めた展示だったけど、帰りには一冊の本を購入しました。
それは昭和50年に発刊された『宮沢賢治農民芸術概論綱要』。
令和4年に第17版が発刊されたと記されています。
略年譜が付いても27ページの薄い冊子ですが、ずっしりと重みの感じられる内容だと思って購