小説「夢・未来鉄道」(後編)~鉄道のローカル線問題に関係する方たちに読んでもらいたい作品です~
五 新しい鉄道
「最後の会員コースが利用日制限の分ですね。これはお客さまの休日等に合わせて、利用日を2~4日で指定して利用することになります。時間制限はありません。また、曜日の組合せにより会員費が異なっています。一番会員の多い土日会員は現在四万円になっています」
彼女はひととおりの説明を終えた。どうやら久しぶりの説明だったみたいで、彼女も安堵しているようだ。
「この金額が高いか安いかと思うのは、現在、お客さまがどれだけ列車を利用しているか次第です。でも、お客さまが鉄道会員に