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ウェブ系おしごとの会社員で3児の母。 日々の読書記録を中心に。 ジャンル問わず、読みたいと思える本と出会えることがよろこびです。 #読書感想文 #ワーママ #アラフォー

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    noteで成長したい。もっとたくさんの人に記事を見てほしい。仲間とつながりたい。少しでもよりよい未来の為にできることを発信したい。 そんな共通の「思い」をもつ方ならば、誰しも歓迎します。 共に手を取り合い、共に成長していきましょう!

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このアカウントでは読書感想文を中心に記事を更新しています。 記事の本数も増えてきましたので、以下にこれまでの記事をジャンル別(記事公開時系列降順)にまとめました。ジャンルは個人的な分類に基づくものですので、多少の認識の差異はご容赦ください。 書名をクリックすると読書感想文記事ページに遷移します。 興味のあるものを中心に読んでいただけたらうれしいです。 [2024/6/15時点] 文学🆕『本を読む本』[読書法] 🆕『言葉の還る場所で』[対談] 🆕『置かれた場所で咲きなさい

    • マーケティングのその前に──『戦略ごっこ』読書感想文(1)

      かなりボリュームがあり、かつ学びのある内容だったので、部ごとに記事を3回に分けて紹介します。今回は第1部の「WHO以前の問題」。 マーケティングをかじっていると方法論ばかりで頭でっかちになりがちだなという問題意識がありました。根本的にその理論をどう当てはめてどう施行していけば良いのかという部分は付け焼き刃知識のほぼマーケ素人の悲しさでスマートに判断できないことも多く……。 本書はまさに「セオリーといわれるマーケティング理論は、状況によっては有効でない場合もある」そして「それ

      • [エッセイ]ごく側にある関係がくれる幸せ──ママ友リスペクト

        世間の人たちは「ママ友」というものに対して、どういうイメージを抱くのだろうか? 私にとっては、 子どもたちを育てるために「なくてはならなかった存在」であり、 多忙さで時に砕けそうになる心を支えてくれた存在であり、 良い人付き合いというものを教えてくれた存在だ。 3人の子どもたちを介して、自分でも驚くほどたくさんの友だちができた。 ルートは主に保育園と少年野球。 大人になってできる友だちなんて「あるのか?」と思っていたけど、その濃密さは青春時代の友だちとの関係となんら変わ

        • 2024年上半期読書 4-6月(一言感想つき)

          2024年4〜6月までに読んだ本一覧です。 ※個別に記事化したものは除く。 引っ越し&新生活でバタバタだった3〜4月。 単身赴任だった夫と合流し、家族そろった生活がスタートし、なんだか久しぶりに「ちゃんと暮らしている」感があります。 今思うと、2023年度の一年はワンオペでよくがんばったな……(過ぎ去りし日々は良い思い出で、ぼろぼろだった自分を褒めてあげよう)。 生活は変化しましたけど、今年度も読書は続けたいと思っています。 2024/4📙青い鳥|重松清 私こういうヒ

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          藝大生の生態に迫る?!──『最後の秘境 東京藝大』読書感想文

          東京藝大で開催された『大吉原展』に行った翌日、本を売りに立ち寄ったブックオフで棚置きされているこの本を見つけました。 「おお、なんだか運命的だな」と思って、迷わず購入。 著者は東京藝大生の妻(当時)を持つ作家、二宮敦人さん。 妻が平生から見せる奇行や突飛な言動に物書きとして心惹かれた著者は、一般人からしてみれば奇妙奇天烈な「秘境」である東京藝大生への取材を試みて…… 本書はそのインタビューをもとに編まれたエッセイです。 私にとって東京藝大の学生は「感性」で生きている最た

          藝大生の生態に迫る?!──『最後の秘境 東京藝大』読書感想文

          人生は苦と理解することがはじまり──『大河の一滴』読書感想文

          書名はもちろん聞いたことがあったのですが、ずっと勝手に小説だと思いこんでいました。 本を開いてはじめて「エッセイかっ!」と気づきました。 この世を見る目線幼い頃の旧満州での「引揚」が、著者の原体験になっているのだなと随所に感じさせる。死と隣り合わせだったその経験を経て、そこから人生の紆余曲折を経て、還暦を超えた著者の、この世に対する若干の諦念を含んだ振り返り。 この世を「生き抜いた」ことのある人たちがたどり着く場所(観念)って、人それぞれ表向きの思想は乖離しているように見

          人生は苦と理解することがはじまり──『大河の一滴』読書感想文

          半導体を制するものが世界を制する──『2030年半導体の地政学』読書感想文

          その半導体をめぐる国際政治と産業の変容を地政学の視点で考えていくのが、本書である。 序文の締めの言葉の通りだ。 半導体を制するものが世界を制する。 では、この世で現在進行形で起こっている流れは、いかようなものか。 複雑な半導体のサプライチェーン例えば金属や石油などの資源のように、産地と流通を抑えれば良いというわけではない。半導体の覇権争いを複雑化しているのは、その長いサプライチェーンだ。 本書で簡易的に分類されているだけでも、下記のような分野がある。 半導体チップ(

          半導体を制するものが世界を制する──『2030年半導体の地政学』読書感想文

          学ぶための本を正しく理解するプロセス──『本を読む本』読書感想文

          最初からめちゃくちゃ私感でものを言ってしまうが、一部をかいつまんで読むことのできる本はこの世にはたくさん存在すると思う。でも、この本は“通読”するべき本だと思う。 ※“通読”の定義については、本書のものは世間一般の認識とはちょっと異なるので、ぜひ一読してみてください。 あらゆる「本」には著者の統一見解が存在する(まともな著者が書いたものなら)。 その統一見解を読者は発見し、著者に近づきながら内容を理解した上で、自分の考えと照らし合わせて最終判断を下す。 そういう双方向のや

          学ぶための本を正しく理解するプロセス──『本を読む本』読書感想文

          すべてが終わったあとに残る徒労感━━『戦艦武蔵』読書感想文

          大日本帝国海軍が最後に建造した巨大戦艦『武蔵』。本作ではその建造の経緯と、戦場での最後までを緻密な取材をもとに描いている。 解説で磯田氏はこう述べる。 建造の目的は、他でもない敵味方に関わらぬ人殺しであり、戦争だった。 「愚行だ」と後世からは100%批判される行為だ。 吉村氏の筆致にも戦争賛美や美化の向きはない。「まさに!」と思ったので解説の言葉を借りるが、下記のような立場に立っていることが明らかだ。 しかし、その“愚行”を達成するための建造の過程には、まるでプロジェ

          すべてが終わったあとに残る徒労感━━『戦艦武蔵』読書感想文

          noterのみなさんの記事から、デジタル積読を積む[2]

          ほかのnoterさんの記事を読んで「この本、読みたい!」と思った本のタイトルとその記事のURLをこせこせと手元にメモっています。 ▼同じ趣旨の記事の第一弾はこちら 第一弾で取り上げた本をほぼ読破したので、第二弾をアップします。 読みたい本に出会えるって、幸せですね!! いつもすてきな本をご紹介いただき、ありがとうございます。 ※以下の記事はこちらで勝手に取り上げてさせていただいております。ご本人からのお申出などにより、削除する可能性もあります。 📖言葉の還る場所で読書

          noterのみなさんの記事から、デジタル積読を積む[2]

          曖昧なこの世界を掬い取る言葉たち──『言葉の還る場所で』読書感想文

          詩人、俳人と呼ばれる人たちは、「ことば」というものを原材料にした生業を営んでいるから。 言葉の限界、言葉の違和感、そういうものにとても敏感だ。 いや、「敏感」という言葉ではとても言い表せない。 実体と表現との違和感や矛盾に否応なしに向き合い、押し寄せる大波の狭間で呼吸してきたプロ詩人としての骨格が言葉の端々に見え隠れする。 自分に素直でいること、 場の空気を読むこと、 他者に対して見栄や虚勢をはること。 自分の心の中にすむそういう相反したものものを、まるっと飲み込んで─

          曖昧なこの世界を掬い取る言葉たち──『言葉の還る場所で』読書感想文

          状況に言い訳しない━━『置かれた場所で咲きなさい』読書感想文

          2012年にノートルダム清心学園理事長(当時)の渡辺和子さんが書かれたベストセラー本。noteで紹介されていたのを見て(どなたの記事か失念してしまった……)、興味をもって読んでみました。 生き方について、考えさせられる本でした。 美しい人その人の考え方に触れたときに、「生き方が美しいな」と感じる人が時折いる。 「涅槃直前なのかな?」と思うほどに、何事にも挫けず、負けず、自分にとって大切なことをきちんとわきまえて他者を思いやりながら誠実に生きるという“美しさ”をもつ人たち

          状況に言い訳しない━━『置かれた場所で咲きなさい』読書感想文

          世界のリーダーの広すぎる視野──『第二次大戦回顧録 抄』読書感想文

          大戦当時に英国首相であったチャーチルが第二次世界大戦を振り返る回顧録。これで「抄」なの! っていう詳細さとボリュームです。 本書は日本向けなので、日本に関する記述が多く、全2部構成のうちの後半部分、第2部は太平洋戦争を中心に取り上げています。 まず、この本を読む前提として下記のようなことをふまえるべきだろうなと思います。 世界各地に植民地を置く英国の帝国主義が自然に思考の基盤にあること その英国首相としての非常事態時の視点・判断であること 過去の振り返りであること

          世界のリーダーの広すぎる視野──『第二次大戦回顧録 抄』読書感想文

          弟の心情がたまらない──『たゆたえども沈まず』読書感想文

          史実に基づいた、フィクション。 かの有名な画家であるフィンセント・ファン・ゴッホと、彼を理解し献身的に支えたと言われる弟、テオドルス(テオ)の物語といえる。 彼ら二人と、パリに在住する日本人画商の林忠正と加納重吉の交流を中心に物語は進んでいく。 時代背景ナポレオンから続く帝政が終わり、第三共和政下で空前の好景気にわく19世紀末の花の都パリ。にわかに増えたブルジョワジーによる後押しもあり、芸術文化が花開いていた。 しかし絵画の分野では保守的なアカデミーがその権威をもって市

          弟の心情がたまらない──『たゆたえども沈まず』読書感想文

          現代の支配者のもとで生きる──『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』読書感想文

          GAFAはGoogle、Apple、Facebook(現Meta)、Amazonの頭文字。いわずと知れた、今の世界へ絶大な影響力を持つ超巨大企業をまとめた略称である。 本書の刊行は2018年なので、今に至るまでにMicrosoftやTesla、NVIDIAなどの企業を加える議論が生じているものの、この4つの企業の立ち位置は2024年時点においても殊更に大きく変化していないといえる。 本書の冒頭では、彼らを「四騎士」と名づけ、存在をこのように書いている。 そして、本書はこ

          現代の支配者のもとで生きる──『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』読書感想文

          ひらめきは地道な努力から──『アイデア大全』読書感想文

          だいぶ前にたまたまブログを見つけた読書猿さんの本を図書館で見つけたので借りてみました。 読書猿さんのブログ↓↓ 知識量が凄くて、「何者?!」って感じです。 本もたくさん出版されているのですね。 今回読んだのはこちら↓↓ どんな本か過去の偉人たちの「アイデアの創出方法」が紹介されています。 具体的な活用法も書かれていたり、関連する雑学が織り交ぜられていたり、読み物としてとてもおもしろかったです。 42のツールがアプローチ別に下記のように章立てされて展開されます。 第

          ひらめきは地道な努力から──『アイデア大全』読書感想文