なしこ

中1息子と小3娘を持つ母。在宅仕事4年目。 PCが苦手な元エンジニア。SEワーママ→海…

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中1息子と小3娘を持つ母。在宅仕事4年目。 PCが苦手な元エンジニア。SEワーママ→海外で専業主婦→事業会社でITディレクター。 2023年からは読書記録中心、雑多にゆるゆる書いてます。

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  • 2024読書記録

    2024の読書記録

  • こどものこと

    EdTech好きなフリーランスお母さん ゲームも漫画も図鑑もハマったらどっぷりタイプの小6息子 カワイイもの大好きしっかり者の小2娘 時々しか登場しないけどいいこと言いがちなサラリーマンお父さん 子どもの教育や、日々のあれこれ。私にとって大事なこと。

  • 子どもにおすすめの本

    子ども(小学生以上)に読ませたい・読ませてよかった本をまとめます。 2011年生まれの息子、2015年生まれの娘向け。

  • 社会・福祉系の本

    社会学、福祉、国際共生、差別や障害、精神医学などの本 ジャンル広め

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今年読んだ160冊からベスト本を決める

今年のベスト本を決めたいなと思って早一ヶ月。 まもなく2023年が終わるので、ベスト10を決めてみた。 振り返って読んでよかったなと思える本、学びが深かった本、先入観を覆してくれた本、色々あったなぁ。 今年のベスト本 1位:くもをさがす ダントツ一位。この本に出会えてよかった。言葉のひとつひとつが今の自分にビタっとはまる。私のためにかいてくれたんじゃないかと思うほど。 きっと読み返す度に新しい感動があると思って、紙で買いました。 2位:ヘルシンキ 生活の練習 「くもを

    • 【読書記録】二度寝とは遠くにありて思うもの

      おすすめ度 ★★★★☆ 毎度大好き津村記久子さん。 エッセイらしいエッセイは初めて読んだけど、期待を裏切らない面白さだった。 慎ましいのに鋭く、暗くはないけど明るくもない、ネガティブさとポジティブさを適度に持っていて、人って多面的よねと思わせてくれる。 津村さんの生活や感覚に共感し、愛しさを感じながら読んだ。 1〜2ページの短いエッセイが大半で、息抜きにちまちまと読める。なんの気合いも気負いもいらない。二度寝のこと、ご飯のこと、おやつのこと、メガネのこと、編み物のこと、仕

      • 三者面談が二者面談になった話

        中一息子がまたやらかした。 やらかしたことはネタにして笑うしかないので、ネタにする。 読書感想文の宿題は、当日の朝6時まで書いてなんとか間に合わせた息子、 今日は三者面談である。 初めての三者面談。 私は担任の先生とお話しするのも初めて。 成績も可もなく不可もなく、いや少し不可寄りだけど、まあ怒られるほどではなかろう。 色々考えながら、それなりにドキドキして教室に向かった。 来ない。息子が時間になっても来ない。 廊下でしばらくウロウロして、先生に「あの、息子が来てな

        • 【読書記録】私だけ年を取っているみたいだ。

          おすすめ度 ★★★☆☆ ヤングケアラーがテーマのマンガ。 自伝ではなく、当事者に取材したものを作品にしており、章ごとにヤングケアラーについてのコラムや、支援先の情報も載っている。 当事者や、当事者を理解したい人にとって参考になる情報がたくさんあり、これをきっかけに理解が深まってほしいという作者の想いが伝わる。 * 小学生から買い物をして家族のご飯を作って生活を支えるなんて、ゆるゆるぬくぬくで育っている我が子を見てると想像もできない。 親からのネグレクトや肉体的・精神的暴力

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          【読書記録】苦手から始める作文教室

          おすすめ度 ★★★★★ 先日、中一息子の読書感想文について書いた。 1ヶ月ほど前から机の上に散らばっている読書感想文の原稿用紙は、上に他のプリント類が積み上げられて、手をつけた形跡はない。 ただ、提出日はどうやら明日である。 明日ってオイ。 息子の450倍くらい心配性な私は、自分の宿題でもないのにハラハラしている。多分私が心配性すぎて息子には心配性成分がひとかけらも遺伝しなかったのだろう。今朝も早起きしたのに大リーグの中継を見ていた。オイオイ。 そこで津村記久子さんの作

          【読書記録】苦手から始める作文教室

          【読書記録】ほんのちょっと当事者

          おすすめ度 ★★★★☆ タイトルでずっと気になっていた本。 と前書きにあるように、いろんなものを当事者目線で綴っている。カードローン破産、聴覚障害、性暴力、介護や看取りなど割とディープな社会問題ばかりだけど、「鋭く切り込む!」という上から目線ではなく、あくまでエッセイなのがよい。 最初のカードローン破産は、おバカすぎて笑うというよりドン引きしたし、序盤は笑っていいのか真面目に読むべきかわからんと思っていたが、中盤あたりから引き込まれるものがあった。 いくつか備忘録。

          【読書記録】ほんのちょっと当事者

          【読書記録】ヒトの壁

          おすすめ度 ★★☆☆☆ 養老孟司さんの本は数冊読んでるけど、これはイマイチ精彩を欠いてる。 コロナ禍になって、老人はステイホームするしかないから書いた、とご本人も書いている。 基本的に養老さんはどの本でも好き放題書いているんだけど、他の作品と比べて、「これだけは言わせて!」とか「これが言いたいんじゃ!」みたいな想いが薄くて、「まぁ書いてくれと言われたから徒然なるままに書いとるけど」みたいな感じ。これもご本人が書いている。 話題が広がりに広がって、そのまま着地しないで終わる

          【読書記録】ヒトの壁

          読書感想文なんてAIに書かせとけばいい

          中一息子が、読書感想文を書くことになったらしい。 宿題なのかわからないが、しっかりした原稿用紙と提出用紙、先生が頑張って作ったであろう「読書感想文マスターシート」的なものが机に散らばっている。 手をつける気配は、ない。 私も苦手だった 1年以上、読書記録をnoteに書いてきたけれど、読書感想文は苦手だった。 厳密には「学校で書かされる読書感想文」が、苦手だった。 あらすじ、印象に残ったところ、その理由は〜、本にまつわる無難な体験語り。THE・テンプレ!という自由度のな

          読書感想文なんてAIに書かせとけばいい

          【読書記録】頭痛肩こり樋口一葉

          おすすめ度 ★★★★☆ これまた図書室の司書さんに教えてもらった本。 古い作家の本おもしろいよね〜的な話から「井上ひさしはどうですか?」と聞かれた。 井上ひさし、聞いたことあるけど読んだことない。 なんなら、やなせたかしと区別ついてなかった。我ながら突っ込みたい。 「頭痛肩こり樋口一葉」ってタイトルが気になりすぎる。 古い本で廃版なので、図書館で借りたら、懐かしの図書カードが挟まってた。昭和59年…! 読み慣れていない戯曲だから、どうかなと思ったけど一気読みしてしまっ

          【読書記録】頭痛肩こり樋口一葉

          【読書記録】明治の人物誌

          おすすめ度 ★★★☆☆ 前回読んだ「明治・父・アメリカ」が面白かったので、これも読んでみた。 図書室の司書さんのおすすめである。 星一(星新一の実父)にまつわる明治時代の著名人についての伝記で、野口 英世・伊藤 博文・新渡戸 稲造・エジソンなど、どんだけの有名人と関わっていたのかと驚かされる。 それぞれ、星新一独特の文体でわかりやすく読みやすいが、「明治・父・アメリカ」よりは伝記タッチが強い。一人にフォーカスしていない分、少しドラマは欠ける。 明治の人々 学生時代の日

          【読書記録】明治の人物誌

          【読書記録】ピンヒールははかない

          おすすめ度 ★★★☆☆ 以前佐久間裕美子さんが書いた児童書が面白かったので借りてみた。 長年ニューヨークに住む著者が、自分と周りの女性たちの生き方について書いたエッセイ。2017年に書かれたものなので、今読むと目新しさはあまりないが、それだけこの数年で女性の生き方が見直されてきたということなんだろう。 良いことなのだと思う。 THEニューヨークの女性 エッセイには、佐久間さんの周りの女性、友人や仕事仲間などの話がたくさん出てくる。 複数のボーイフレンドと交際しつつ、自立

          【読書記録】ピンヒールははかない

          【読書記録】50歳からの性教育

          おすすめ度 ★★★★★ 子どもの性教育をちゃんとしたいと思って勉強し始めたのは、息子が小2だったころだ。5年以上前になる。 子ども向けの絵本、児童書を買って、親向けの本も何冊か読んだ。 たくさん本を読む中で、子どもに教える以前に自分の中の知識が足りていなくて、考え方も古いことを思い知らされた。 性教育が大事!というけれど、本当に学ばなきゃいけないのは大人なのでは?という疑問からこの本を読むことにした。 結論、めちゃ勉強になった。 「はじめに」だけでも良い 6名の専門

          【読書記録】50歳からの性教育

          【読書記録】アミ 小さな宇宙人

          おすすめ度 ★★★★☆ 子どもに勧める本を考えてた時に思い出した本。 小学生の時に読んですごく感動したんだけど、調べたら今は絶版でめちゃくちゃ高値で売られていた。 図書館で借りたけど、息子は手に取らず、娘には少し難しかったようで挫折してた。 しかたないので私が読み直した。 宇宙からやってきた少年アミと主人公ペドゥリート。 アミはペドゥリートにいろんな話をする。 宇宙最高の法は愛で、愛が少ないとその種族は自滅の道を進む。 アミはスカウターのようなもので愛の数値を測ることがで

          【読書記録】アミ 小さな宇宙人

          【読書記録】「勉強しろ」と言わずに子供を勉強させる法

          おすすめ度 ★★★☆☆ もう、タイトルだけで拒否反応が出るくらいの嫌〜なタイトルである。 じゃあなんで読んだかというと、怖いもの見たさ半分、「できるもんならやってみろ」精神半分。 内容は、大半が予想通り鼻白むものだったが、意外と参考になるところもあったので星3つ。 時代も反映してそう 2009年の本なのだけど、この時期こういう本が多かったのかも。 自己啓発本にしても、子育て本にしても。 詰め込み教育がダメなのはわかるけど、ゆとり教育もどうやらダメみたい。 かくなる上

          【読書記録】「勉強しろ」と言わずに子供を勉強させる法

          【読書記録】明治・父・アメリカ

          おすすめ度 ★★★★★ 小学校の図書ボランティアに行ったら、司書さんに勧めてもらった本。 めちゃくちゃ面白かった。 1978年に星新一が実父のことを書いた本で、勧められなければ絶対出会えなかった。 民俗学的 星新一の父、星一(はじめ)さんは明治生まれ。福島県の田舎で育ち、東京に出て単身アメリカにわたり、コロンビア大学を卒業、帰国して星製薬を創業するまでが描かれている。一(はじめ)だとわかりにくいので作品中では「星」と書かれているのでそれに倣う。 星の話だけではなく、当

          【読書記録】明治・父・アメリカ

          【読書記録】88歳、しあわせデジタル生活

          おすすめ度 ★★★☆☆ このかた、NHKで特集されてたのみたことある!と思って読んでみた。 エクセルアート(トップ絵に載せたやつ)を考案したおばあちゃんという印象だったけど、印象以上に聡明で好奇心旺盛、こんなおばあちゃんになりたいと思える素敵な方だった。母に読ませたい。 基本シニア向けに書かれていて、デジタルに拒否感が強い人に「大丈夫、怖くないですよ」ととことん易しく説明されている。 例えば ・「どのスマホを持ってるの?」と聞かれたら ・「ダウンロード」と「インストール

          【読書記録】88歳、しあわせデジタル生活