【読書記録】ヒトの壁
おすすめ度 ★★☆☆☆
養老孟司さんの本は数冊読んでるけど、これはイマイチ精彩を欠いてる。
コロナ禍になって、老人はステイホームするしかないから書いた、とご本人も書いている。
基本的に養老さんはどの本でも好き放題書いているんだけど、他の作品と比べて、「これだけは言わせて!」とか「これが言いたいんじゃ!」みたいな想いが薄くて、「まぁ書いてくれと言われたから徒然なるままに書いとるけど」みたいな感じ。これもご本人が書いている。
話題が広がりに広がって、そのまま着地しないで終わることも多い。
そのゆるい良さも随所に見られるが(猫とか猫とか猫の話とか)。
養老さん1冊目として読むなら、ゆるくて優しく、話題も広いので楽しめるのかも。
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でも、やっぱり言葉選びや視点が独特で面白い。こんなゆるく考えて言語化できるのは単純にすごい力だし、こういう自由な老人になりたと思う。以下、引用。
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あとは、読んでみたいと思った本もメモ。養老さんの本じゃないものもあるけど、読んでみよう。
「養老先生、病院へ行く」
「死を受け入れること」
「そしてみんなバカになった」
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