なしこ

中1息子と小3娘を持つ母。在宅仕事4年目。 PCが苦手な元エンジニア。SEワーママ→海…

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中1息子と小3娘を持つ母。在宅仕事4年目。 PCが苦手な元エンジニア。SEワーママ→海外で専業主婦→事業会社でITディレクター。 2023年からは読書記録中心、雑多にゆるゆる書いてます。

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    2024の読書記録

記事一覧

にほんごのせんせい、たのしい...!!

最近、ついに日本語教師デビューをしました。 日本語教師になるまでの経緯はこちらに書いてます。↓ フリーランスで事業開発の仕事をしつつ、日本語教師もやる、読書記録…

なしこ
1日前
7

【読書記録】9割の社会問題はビジネスで解決できる

おすすめ度 ★★★★☆ パッと見は思いきりビジネス書だが、社会問題にアツく切り込んでいる良書だった。 「うまいことビジネスにしてやろう」ではなくて、とにかく真剣…

なしこ
4日前
12

【読書記録】日本語教師になるには

おすすめ度 ★★★☆☆ 図書館で借りた本。今は興味のおもむくままに、日本語教師の本ばかり読みがちである。 経緯はこちら↓ この本は ・実際に国内外で日本語教師をし…

なしこ
7日前
26

【読書記録】大切な人が死ぬとき

おすすめ度 ★★★☆☆ 家族の死とどう向き合うかについて書かれたコミックエッセイ。どこかで見た絵だと思ったら、この前見たヤングケアラーの本と同じ作者さんだった。…

なしこ
2週間前
26

【読書記録】やさしい日本語 多文化共生社会へ

おすすめ度 ★★★☆☆ 日本語講師になるために勉強しよう!と思って借りた本。 言語学というよりは多文化共生についての本で、私の好きな分野だったのですんなり読めた…

なしこ
3週間前
8

【読書記録】マンガ ぼけ日和

おすすめ度 ★★★★☆ ほんわかした絵が可愛くて読んでみた本。矢部太郎さん、大河ドラマで見て癒されていたけど、マンガも本人と同じようにほんわか癒される。 癒され…

なしこ
1か月前
14

【読書記録】わたしの外国語学習法

おすすめ度 ★★★★☆ いつも英語学習に困っているマンなので、この手のノウハウ本は飽きるほど読んでいる。が、これはノウハウ本としてではなく、単純に読み物として面…

なしこ
1か月前
16

日本語講師になる

すこし前にすこし書いたのだけど、仕事をひとつ増やすことにした。 それが、日本語講師のお仕事だ。 日本語を教える仕事で、私の場合、相手はほとんどアメリカの英語話者ら…

なしこ
1か月前
17

【読書記録】オー・ヘンリー傑作選

おすすめ度 ★★★☆☆ 以前、津村記久子さんの本で紹介されていた本。津村さんが「手短に鮮やかに人を描き、活かす技術」と評していたので読みたい本リストに入れていた…

なしこ
1か月前
6

やりたいことが散らばっている

最近本を読めていない。 8月は帰省とか旅行とか夏休みで日常を解離しがちなので毎年そうなる。でもそれだけじゃない気がする。 最近本を読む以上にやりたいことが増えてき…

なしこ
1か月前
11

【読書記録】世界一わかりやすい筋肉のつながり図鑑

おすすめ度 ★★★★☆ 私は2年ほど、ピラティスに通っている。 というと、オシャレな人っぽいが、始めた理由が「ジムはハードそうで無理、球技も無理、ランニングも嫌い…

なしこ
2か月前
13

【読書記録】吾輩は漱石である

おすすめ度 ★★★☆☆ 前回読んだ井上ひさしの「頭痛肩こり樋口一葉」が面白かったのでチャレンジ。次は夏目漱石だ! 結論から言うと、よくわからなかった。作品のせい…

なしこ
2か月前
7

【読書記録】弟の戦争

おすすめ度 ★★★★☆ 中学校のおすすめ読書100選に載ってた本。 毎度、子ども用に借りたのに自分が読んでるシリーズだ。 読み応えがあって、しっかり考えさせられる…

なしこ
2か月前
8

【読書記録】その本は

おすすめ度 ★★★★☆ 小学校の図書室にあったんだけど、司書さんが「表紙が地味だから誰も借りてくれないの。。」と嘆いていたので借りた。わーい。 ヨシタケシンスケ…

なしこ
2か月前
12

【読書記録】二度寝とは遠くにありて想うもの

おすすめ度 ★★★★☆ 毎度大好き津村記久子さん。 エッセイらしいエッセイは初めて読んだけど、期待を裏切らない面白さだった。 慎ましいのに鋭く、暗くはないけど明る…

なしこ
2か月前
7

三者面談が二者面談になった話

中一息子がまたやらかした。 やらかしたことはネタにして笑うしかないので、ネタにする。 読書感想文の宿題は、当日の朝6時まで書いてなんとか間に合わせた息子、 今日…

なしこ
2か月前
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にほんごのせんせい、たのしい...!!

最近、ついに日本語教師デビューをしました。 日本語教師になるまでの経緯はこちらに書いてます。↓ フリーランスで事業開発の仕事をしつつ、日本語教師もやる、読書記録も書く。 一体このnoteは何なのだ状態だから、一度まとめ記事でも書こうかな。とっ散らかりすぎですね。 * 今日は、日本語教師デビューした感想を書きます。 あのね、超楽しい。超。 こんなにワクワクして、終わった後に楽し〜〜!って思える仕事したの何年ぶりかな?って思うくらい、楽しい。 以上です。 で終わると小学

【読書記録】9割の社会問題はビジネスで解決できる

おすすめ度 ★★★★☆ パッと見は思いきりビジネス書だが、社会問題にアツく切り込んでいる良書だった。 「うまいことビジネスにしてやろう」ではなくて、とにかく真剣に社会問題と向き合っている。 なんとか解決したい、よりよい社会をつくりたいという想いがベースにあって、それを持続可能にするためにビジネスにしている。 いいわぁ〜これぞあるべき姿だ、と興奮しながら読んだ。 * 著者が創業したボーダレス・ジャパンは、ソーシャルビジネスの会社だけが集まっているグループ会社だ。 「100

【読書記録】日本語教師になるには

おすすめ度 ★★★☆☆ 図書館で借りた本。今は興味のおもむくままに、日本語教師の本ばかり読みがちである。 経緯はこちら↓ この本は ・実際に国内外で日本語教師をしている人の体験談 ・日本語教師になる方法、就職先、待遇などノウハウ系 ・日本語教育の歴史 などがうまくまとまっていて、今の私にちょうどよかった。 * 体験談は、どなたも素晴らしく立派すぎるほど立派で、まぶしい。 海外に日本の文化を伝えたい、多文化共生社会を目指す、後進を育てるために日本語教育学の指導者もする…意

【読書記録】大切な人が死ぬとき

おすすめ度 ★★★☆☆ 家族の死とどう向き合うかについて書かれたコミックエッセイ。どこかで見た絵だと思ったら、この前見たヤングケアラーの本と同じ作者さんだった。こういう福祉系マンガを描いてる人なのかな。 父がガンで亡くなり、なかなかその死を受け入れられない作者が緩和ケアナースに相談するというストーリーで、父の闘病、死までの話とナースが語る他の事例で構成されている。 家族の死を受け入れるだけではなく、自分自身の死を受け入れられずに苦しむがん患者の話など、いろんな視点が見えて

【読書記録】やさしい日本語 多文化共生社会へ

おすすめ度 ★★★☆☆ 日本語講師になるために勉強しよう!と思って借りた本。 言語学というよりは多文化共生についての本で、私の好きな分野だったのですんなり読めた。 移民やその子どもの問題など言葉の問題は社会問題と地続きだ。 やさしい日本語とは 最近役所のパンフレットなんかでもよく見るようになった「やさしい日本語」とは、いわゆるわかりにくい役所っぽい言い回しを、簡潔でわかりやすくした日本語だ。 役所だけでなく、ニュースなどでも同じ。 例えば、保育園の入園基準。 従来

【読書記録】マンガ ぼけ日和

おすすめ度 ★★★★☆ ほんわかした絵が可愛くて読んでみた本。矢部太郎さん、大河ドラマで見て癒されていたけど、マンガも本人と同じようにほんわか癒される。 癒されるだけでなく、ちゃんと認知症についての知識も得られるので一挙両得の良本だ。 * 私の父は64歳で若年性認知症になって、66歳で亡くなった。 詳しいことは以前↓書いたけど、当時この本を知っていたら、もっと違う接し方ができていたのかもしれない。そう思ってすこし泣きそうになった。 いくつか刺さったエピソードを紹介する。

【読書記録】わたしの外国語学習法

おすすめ度 ★★★★☆ いつも英語学習に困っているマンなので、この手のノウハウ本は飽きるほど読んでいる。が、これはノウハウ本としてではなく、単純に読み物として面白い。特に前半。 (後半はノウハウが多めで、古い本なので画期的な方法でもない。というわけで尻すぼみになってしまった。) * まず言葉がかっこいい。 「詩人にとって言葉は楽器」 「人生に年齢を刻むのではなく、時の流れに人生を刻め」 「怠け癖のついた想像力」 などエッジの効いた言葉選びにシビれる。 内容としては愚直に学

日本語講師になる

すこし前にすこし書いたのだけど、仕事をひとつ増やすことにした。 それが、日本語講師のお仕事だ。 日本語を教える仕事で、私の場合、相手はほとんどアメリカの英語話者らしい。 研修も終わって、いよいよ講師デビューが近づいてきたので、今の思考を整理しておきたい。 なぜ日本語講師なのか もともと、とある理由で今の仕事をセーブしようと思っていた。セーブというのは、やりがいや自己実現を求めないということだ。 でも、それではつまらない。子ども達もどんどん手を離れるし、誰かの何かの役に

【読書記録】オー・ヘンリー傑作選

おすすめ度 ★★★☆☆ 以前、津村記久子さんの本で紹介されていた本。津村さんが「手短に鮮やかに人を描き、活かす技術」と評していたので読みたい本リストに入れていた。 最初の話は有名で、「これ、オーヘンリーだったのか!」ってなった。 貧しい夫婦がクリスマスにお互いにプレゼントを買おうと、妻は美しい髪の毛を売って時計の鎖を買い、夫は時計を売って櫛を買う、という話。 子どもの頃読んだなぁ。 なんだあの話か、とはならず、まさに「手短で鮮やか」な文章におどろいた。どれも短編で読みや

やりたいことが散らばっている

最近本を読めていない。 8月は帰省とか旅行とか夏休みで日常を解離しがちなので毎年そうなる。でもそれだけじゃない気がする。 最近本を読む以上にやりたいことが増えてきて、「さて本読むか」という気持ちになれないのだ。 * まず、お仕事をひとつ増やすことにした。 本格始動したら書こうと思うけど、今の仕事とは全く畑違いの仕事で、ほとんどお金にはならない。 でも新しいことにチャレンジしたい、人と関わる仕事がしたい、教育に携わる仕事がしたい、できれば英語を使いたい、という想いを統合した

【読書記録】世界一わかりやすい筋肉のつながり図鑑

おすすめ度 ★★★★☆ 私は2年ほど、ピラティスに通っている。 というと、オシャレな人っぽいが、始めた理由が「ジムはハードそうで無理、球技も無理、ランニングも嫌い、筋トレも続かない、極力動きたくない、でもこの超運動不足生活では老後がやばい」だ。 オシャレ度ゼロ。 体が固くて、筋力もなく、グループレッスンでは絶対についていけない。 プライベートレッスンで、しばしば先生を呆れさせながら頑張っている。 THE骨盤後傾 私の体はどうも典型的な骨盤後傾タイプらしく、 骨盤が傾

【読書記録】吾輩は漱石である

おすすめ度 ★★★☆☆ 前回読んだ井上ひさしの「頭痛肩こり樋口一葉」が面白かったのでチャレンジ。次は夏目漱石だ! 結論から言うと、よくわからなかった。作品のせいではなく、私が夏目作品を知らなさすぎたせいだ。教養不足…ちーん。 プロローグとエピローグは漱石が病気で大量吐血した事件(それも知らなかっった)を描いている。その間に漱石が見た走馬灯のような、夢のような想像の物語がメインだ。 この中に、マドンナとか三四郎とか、夏目漱石の作品に出てきたであろう人々が登場して、いろんな

【読書記録】弟の戦争

おすすめ度 ★★★★☆ 中学校のおすすめ読書100選に載ってた本。 毎度、子ども用に借りたのに自分が読んでるシリーズだ。 読み応えがあって、しっかり考えさせられる作品だった。 人の気持ちを読み取りすぎて憑依されたようになってしまう弟が、湾岸戦争が始まった日に「自分はイラク軍の少年兵だ」と言い出す…というミステリーのようなホラーのような社会派のような小説で、物語の勢いが良くて一気に読んだ。 迫力がある文章と戦争のリアルさ 兄「ぼく」の話し言葉で語られていて、独白で始まる

【読書記録】その本は

おすすめ度 ★★★★☆ 小学校の図書室にあったんだけど、司書さんが「表紙が地味だから誰も借りてくれないの。。」と嘆いていたので借りた。わーい。 ヨシタケシンスケと又吉直樹の共著なんて、どうやっても楽しい本になるよね。本のコンセプトも面白くて、ヨシタケさんの描く二人の絵が雰囲気あって良い。 * ヨシタケターンと又吉ターンに分かれて、「その本は」で始まるショートストーリーがたくさん載っている。 ヨシタケさんの絵の部分なら、小学校低学年から楽しめると思う。 不思議なもの、笑

【読書記録】二度寝とは遠くにありて想うもの

おすすめ度 ★★★★☆ 毎度大好き津村記久子さん。 エッセイらしいエッセイは初めて読んだけど、期待を裏切らない面白さだった。 慎ましいのに鋭く、暗くはないけど明るくもない、ネガティブさとポジティブさを適度に持っていて、人って多面的よねと思わせてくれる。 津村さんの生活や感覚に共感し、愛しさを感じながら読んだ。 1〜2ページの短いエッセイが大半で、息抜きにちまちまと読める。なんの気合いも気負いもいらない。二度寝のこと、ご飯のこと、おやつのこと、メガネのこと、編み物のこと、仕

三者面談が二者面談になった話

中一息子がまたやらかした。 やらかしたことはネタにして笑うしかないので、ネタにする。 読書感想文の宿題は、当日の朝6時まで書いてなんとか間に合わせた息子、 今日は三者面談である。 初めての三者面談。 私は担任の先生とお話しするのも初めて。 成績も可もなく不可もなく、いや少し不可寄りだけど、まあ怒られるほどではなかろう。 色々考えながら、それなりにドキドキして教室に向かった。 来ない。息子が時間になっても来ない。 廊下でしばらくウロウロして、先生に「あの、息子が来てな