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言葉・文章・書くこと

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#言葉

最近の若者は本当に語彙力がないのか

最近の若者は本当に語彙力がないのか

「最近の若者は本を読まない」とは仕事で一緒になった年配の某経営者の言葉である。
これは間違いないだろう。
実際私もあまり読まない部類に入る。

これによる弊害を彼はこう語る。
「本を読まないから語彙力が無いんだよ。最近の子は。」
なんでもかんでも「ヤバい」だの「エモい」だの広く使える言葉を多用したり、「草生える」や「ぴえん」みたいなよく分からない造語を使う最近の若者が気に食わないらしい。

実際私

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じんわり沁み入る優しいnote

じんわり沁み入る優しいnote

 整理整頓が苦手な私の枕元には本が何冊も積み上がっている。ベッドの物を置けるスペースにもだ。
 母からは時折冗談で「いつか(地震などが起こったら)本に埋もれて死ぬよ」と言われるが、そのたびに私はこう返す。
「本に埋もれて死ねるなら本望だよ」
 冗談か駄洒落か。実際は半分冗談、半分本気といったところだ。
 物心ついた頃から、私は本が好きだ。喋り出すのは遅かったが、文字を覚えるのは早かった。保育園の先

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考えた事や気づいた事を言葉や文章にする

自分の心から生まれたその一欠片は

巡り巡ってまた自分の下へとやってくる

すると同じ言葉でもまるで違う意味が見える

見違えるほど深く、色合いも増して見えた頃

自分の心の成長を感じることができる

言葉たちはそのことも教えてくれる。

*1 「言葉と生きることを選んだ」

*1 「言葉と生きることを選んだ」

おはよう、こんにちは、こんばんは。
四藤 汐(よつふじ うしお)です。

初めて記事を書くときは緊張します。「初対面の人と話すとき」に緊張するのと同じ感じ。ノートとやらがよく分かっていないのですがあまり形式ばった感じではなく、一人ひとりに手紙を書くような気持ちで更新していこうと思います。

このnoteで自分が伝えたいことはものすごくシンプルです。

「平均から飛び出した個性を受け入れる」
「この

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言葉の意味にこだわる

言葉の意味にこだわる

小説家でもなく、哲学者でもなく、言語学者でも、俳人でもないサラリーマンのわたしだが、言葉の意味には注意を払っていきたい。

仕事中になんだか話が噛み合わないなというとき、実は相手と自分で同じ言葉についての理解がズレていたなんてことがある。

たとえば「急ぎでこの資料作っておいて」の「急ぎ」はあなたにとっての「30分以内」だとしても、相手にとっては「午前中まで」くらいに思ってるかもしれない。

ある

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「これくらい私にも書ける」文章なんてあってたまるか

「これくらい私にも書ける」文章なんてあってたまるか

「エッセイ」のはなし。
有料noteですが、無料で読めます。何言ってんのかわかんないね。
言葉には価値があるんだよ、って意味の有料noteです。最後まで読めます読んでください。笑

「この程度のエッセイ誰だって書ける」という類の書き込みを見た。
言ってる人も言われてる人も、面識はないけれど、悲しくなった。
エッセイって、そういうものじゃない。

つれづれ書き連ねるおもしろおかしい文章だったり、あり

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私は「エモい」文章が書けない。

私は「エモい」文章が書けない。

「エモい文章、きてるよね〜」

という話題を、SNSでよく見かける。

書くことが好きだし、書く仕事をしているので、ライティングに関するノウハウや流行はできるだけチェックするようにしているけれど、

「エモい」

とは……、いったい………なんじゃろか………?

★★★

もちろん、「エモい」という言葉自体は聞いたことがある。でも、それが一体何を差して語られているのか、まだよくわからない。ちなみに、

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私の言葉への責任。影響力を考える

Twitterのフォロワーが5000人を超えている。そんなユーザーはいくらでもいるけれど、私は顔も名前も出している分、発言への信頼度が高いらしい。自分の言葉の持つ影響力について考え、心に留めておきたい、これは備忘録だ。

最近、私の発言に対して指摘をくれる人が増えた。それが大抵、本題とは違う部分や文章の書き方へメスを入れていたりするものだから、はじめのうちは「意見になにも違いがないのに、この人はな

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相互支配。-言葉の力-

相互支配。-言葉の力-

僕たちは、当たり前のように言葉を習得できる人がほとんどです。

生まれた国で生活を続けていれば、苦労したり、努力したりする必要もなく、だいたいの人が身に付けられる。

また日常生活に必要な言葉ぐらいは、子どもでも充分使いこなせる。

大人になれば仕事で使うような専門用語、趣味における専門用語、年代によっては昔の言葉を用いたり、流行の言葉を使ったりする。

参考程度に記載しておくのですが、日本人の平

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「文章を書く」とは何か。

「文章を書く」とは何か。

最近の私は、本当によく文章を書いている。

日常生活を送っていても、仕事をしている間にも、突然どこからか言葉の海が溢れ出すような瞬間があり、外出時には常にメモ帳とペンの携帯を欠かすことがない。

ところがそれに反して、ネット上に文章を公開する機会はどんどん減っている。正確には「人に文章を読んでもらう機会」が減っている。最近ではツイッターもやめ、その他のSNSも積極的には使っていない。このマガジン「

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