志堂 洵

ASD(自閉症スペクトラム障害)の一当事者として、一個人として何を伝えられるかを模索し…

志堂 洵

ASD(自閉症スペクトラム障害)の一当事者として、一個人として何を伝えられるかを模索し、迷走しています。書き散らした習作、もとい拙作はこちらhttp://qq4q.biz/OT6Z どうぞよろしくお願いします。

マガジン

  • 生き死に・世の中・哲学・心理

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目次

 noteでどんなものを発信しているかについて、少しまとめてみます。  プロフィールも読んでくれると嬉しいです。 ◆エッセイについて 日々感じたこと、気づいたこと、思考していることを書いています。 ◆マガジンについて 自分で作ったマガジンは、基本的には自分がスキをしたnoteをまとめるためのものです。たまに自分のnoteも混ざっています。 ※1 マガジン「グッド・ドクター✕ブラック・ジャック」について タイトルの通り、2018年7〜9月にかけて放送されていたドラ

    • 私は私でない何かになりたいのかもしれない

       どれほど面倒くさかろうが何だろうが自分とは一生付き合っていかなくてはならない。それは以前の記事にも書いた通りだ。  しかしそれでも自分という存在を持て余してしまい、どうすればいいかわからなくなることがある。noteで知り合った方と実際に会ったりして交流を深め、友人になったという記事を見ると微笑ましい気持ちになると同時に、どうしようもなく羨ましくなる。もっと早くnoteというものがあることに気付けていたらとか、一歩踏み出してnote酒場などに参加していればとか、そんなことを考

      • あけましておめでとうございます。 まだまだ迷走は続くと思いますが、皆さんどうぞよろしくお願いします。 ……抱負らしい抱負もないですが、とりあえず過集中(シングルフォーカス)を少しでも改善したいと思っています。

        • 新年から やってもうたよ 過集中

        • 固定された記事
        • 私は私でない何かになりたいのかもしれない

        • あけましておめでとうございます。 まだまだ迷走は続くと思いますが、皆さんどうぞよろしくお願いします。 ……抱負らしい抱負もないですが、とりあえず過集中(シングルフォーカス)を少しでも改善したいと思っています。

        • 新年から やってもうたよ 過集中

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        • 生き死に・世の中・哲学・心理
          71本
        • 言葉・文章・書くこと
          87本
        • 人間関係・関係性・距離感
          49本
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          13本
        • サポート・有料note・投げ銭
          8本

        記事

          2018年の振り返り……のようなもの

           noteを始めて二ヶ月あまり。まだまだわかっていないことも多く、あちこちぶつかりながらやってきたような気もします。たぶんこれからも、そういうことは多々あるかと。  それでもひとつだけわかったことがあるとすれば、noteには色々な思考や物事を、多種多様なやり方で表現する人たちがたくさんいるということでしょうか。  読んでくれた皆さん、スキをくれた皆さん、アドバイスをくれた皆さん、ありがとうございます。よいお年を。私は無人島生活を見ながら新しい年を迎えます。  来年もどうぞよ

          2018年の振り返り……のようなもの

          じんわり沁み入る優しいnote

           整理整頓が苦手な私の枕元には本が何冊も積み上がっている。ベッドの物を置けるスペースにもだ。  母からは時折冗談で「いつか(地震などが起こったら)本に埋もれて死ぬよ」と言われるが、そのたびに私はこう返す。 「本に埋もれて死ねるなら本望だよ」  冗談か駄洒落か。実際は半分冗談、半分本気といったところだ。  物心ついた頃から、私は本が好きだ。喋り出すのは遅かったが、文字を覚えるのは早かった。保育園の先生に手紙を書いたこともあった。  好きなものに埋もれて死ぬのなら悪くないというの

          じんわり沁み入る優しいnote

          夢の中にいるのが楽しくて、愛用のガーゼ毛布からなかなか出られず……。 いや、現実にも楽しいことがないわけではないけど。 それでも夢の中にいる時ぐらい、マイナスな感情とは離れていたいと思う。

          夢の中にいるのが楽しくて、愛用のガーゼ毛布からなかなか出られず……。 いや、現実にも楽しいことがないわけではないけど。 それでも夢の中にいる時ぐらい、マイナスな感情とは離れていたいと思う。

          ままならない

           少しずつ築いていけばいい。これから繋がることができる可能性だって、あるかもしれないから。 だけど、時々不安になる。本当に繋がることができるのか。繋がりたいと思う人と、心を通わすことができるのか。  ……障害を言い訳にするつもりはない。「健常者」と呼ばれる人たちだって悩んだり、迷ったりすることがあるというのも、少しはわかっているはずだ。 だけど、自分の障害にもっと早く気付けていたら、こんな風に悩むことも少なくなっていたのではないか。そんな思いが未だに胸の片隅にぽつんと取り残

          ままならない

          たとえ気休めだとしても

          たとえ気休めだとしても

          透明人間になって空想の世界に入り込みたい

           ASD(自閉症スペクトラム障害)と診断される前――高校生の頃、心身の疲労がいよいよピークに達した。  中学の時とは比にならない学習の量。元から苦手な数学はもはや手がつけられず、得意だった英語でさえ、頭のキャパシティを超過してしまった。  数学同様、苦手な人間関係もさらにこじれた。眠れなくなり、聖歌隊(ミッション系の中高一貫校だった)の練習時にまぶたが重くなり、時には過呼吸のように息苦しくなった。教室の人間は教師以外は中学の時から一緒だった人たちしか記憶しておらず、高校から入

          透明人間になって空想の世界に入り込みたい

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          自分で決める

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          初めてのサポートという名のクリスマスプレゼントを頂きました! ものすごく嬉しいです。 表示された時に返信しようとしたけど言葉が思うように出なくて、お返しの際のメッセージも140文字じゃ足りなくて……もう何と言ったらいいのかわからないこの喜び……ひとまず、ありがとうございます!

          初めてのサポートという名のクリスマスプレゼントを頂きました! ものすごく嬉しいです。 表示された時に返信しようとしたけど言葉が思うように出なくて、お返しの際のメッセージも140文字じゃ足りなくて……もう何と言ったらいいのかわからないこの喜び……ひとまず、ありがとうございます!

          対話のキャッチボール

           距離感ってどう測ればいいんだろう。  どの距離から、どの角度でボールを投げれば相手はキャッチできるのだろう。どう手を伸ばせばうまくキャッチできるのだろう。  キャッチできずに落としても、拾って投げることはできるのか。何回までなら投げられるのか。何回までならキャッチできるのか。  うまく投げてるつもりでも、あらぬ方向に飛んでいたりする。ピンボールのようにどこかにぶつかりながら、やっと届いたりする。かと思えば明後日の方向に向かっていると思ったボールがキャッチされていたりする。

          対話のキャッチボール

          眼に見えない〝困っていること〟

           一見そう見えなくても障害があったり、困っていたり……そんな人は果たしてどれくらいるだろう。どれだけの人がSOSを出せずに困っているのだろう。苦しい思いをしているのだろう。声にならない声を抱えているのだろう。  そうしたことについて、とてもわかりやすく説明してある記事を見つけた。ぜひとも多くの人に読んでもらいたい。

          眼に見えない〝困っていること〟

          一章 傷跡 七月

          序章 マガジン:グッド・ドクター✕ブラック・ジャック【医者の資質】  夕暮れ時。定時に職場を出た湊は家路についていた。灰色のリュックを背負い、顎を引き、やや背中を丸めるようにして、まばらな雑踏の中をてくてく歩く。 「ちょっといいか」  人気のない場所に出たところで、声を掛けられる。振り向くと、黒いコートをマントのように羽織り、コートと同じ色のスーツの襟元にリボンタイをした男が立っていた。  濃い眉に鋭い眼光、顔の横半分を覆うほど長く、右のもみあげから半分が白髪になっている前

          一章 傷跡 七月

          序章 ハプニング

          マガジン:グッド・ドクター✕ブラック・ジャック 第一部【医者の資質】  白線の上を歩いていたその時、がしゃん、という音と共に、何かが倒れるような轟音が響いた。  一瞬、両の掌で耳を覆う。新堂湊がゆっくり後ろを振り返ると、悲鳴の中から女性と男の子が鉄材へ駆け寄るのが見えた。  鉄材がどけられ、その下から子どもが現れた。頭と首、腕から出血している姿に、女性と男の子が必死に呼びかける。が、返事はない。 「浩太! 浩太!」「お兄ちゃん……お兄ちゃん! お兄ちゃん!」  フラッシュ・

          序章 ハプニング