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論破。

論破やマウントという言葉を使う人は、議論そもそもの目的を全く理解していない。議論は皆の衆知を集め新たな知見を得たり、今よりも物事を良い方向に向かわせるためにおこなうもの。誰の意見が正しい、誰が勝った等という話は本来どうでも良い(裁判は除く)。

これを理解せずに、勝ち負けを目的に議論を始めても時間を浪費するだけ。子供のケンカと変わらない。少なくとも議論を束ねるリーダーがこのことを理解しておく必要はある。

論破がスキルは勘違いで、人生80年と生きていく上で大事なスキルはコミュニケーション能力。仕事でも私生活でも活かせる。論破は法廷内の弁護士や、明らかに身を守る時にしか役には立たない。弁護士でさえ一歩法廷の外に出れば、論破よりも生活に必要なコミュニケーション能力が大切となる。

論破。相手がこの人とは話し合う価値がないと判断してしまったこと。エビデンスを示して言葉を尽くしても、多くの人は相手が全く聞く耳を持たないいことがわかってしまうと、議論さえする気が失せる。当の本人は、相手から見限られたことすら知らずに、子供のように論破、論破と喜んで雄叫びをあげている。本当は痛々しい姿であるのに、あまりの喜びように、まるで子供が欲しがっていた、おもちゃを手にしたようにも見える。不思議な現象である。

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