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海外での仕事

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海外でのビジネスを行った際の実体験に基づき自分が感じた事、学んだ事を書いています。
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記事一覧

新サービス 『カリフォルニアおっさんず倶楽部』 プレローンチ

新サービス 『カリフォルニアおっさんず倶楽部』 プレローンチ

コロナの影響で様々なサービスがデジタル化していく中、我々カリフォルニア在住の利を生かした日本を元気にする新サービスを考えました。

(企画意図)
日本を離れカリフォルニアで生活しているオッサンたちが「日本人をもっと元気にしたい」という思いで始めました。
海外で生活をしていると日本では知らなかった苦労が沢山あり、それを乗り越えると人にやさしくなれます。
またみんなマイペースで個人を尊重する文化の中で

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ビジネスを捨てる勇気の大切さ

ビジネスを捨てる勇気の大切さ

僕はアメリカで2009年に独立してから広告制作やイベント、展示会のビジネスを主に行ってきました。
日本に居た時は米系広告代理店、アメリカに来た後はアジア系広告代理店に勤めていたので「広告・マーケティング」が主なビジネスです。

2020年の1月まではこれまでの日本、アメリカで培った広告・マーケティング・イベントのノウハウでフリーランスとしてビジネスが成り立っていました。

しかし2020年2月から

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日本の分厚い運営マニュアルは海外の現場で必要か?

日本の分厚い運営マニュアルは海外の現場で必要か?

日本で働いていた時、イベントの仕事ではプロダクションさんが懇切丁寧に運営マニュアルを書いてくれていました。
アメリカに渡ってから15年以上経ちますが、日本の代理店経由の仕事をすると今も同じ様に数十ページにおよぶ運営マニュアルが送られてきます。
アメリカ人のスタッフがいる時には英語バージョンも作られています。
恐らく海外の現場という事で色々な事を想定し、日本より更に詳しい情報が入っている場合が多いで

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自分の感性

自分の感性

先日Zoomでブレストをしている時にふと感じた事があります。

何かについてディスカッションをしている時、僕は本筋から15〜30度曲がった方向のアイデアを出していました。
昔から人と同じ事が嫌いで何か独自性を出したいという習性が根底にあると思います。

だからみんなが一つの考え方に「それそれ」と盛り上がっている時に僕の意見が入ると一瞬みんな固まってしまいます。

マーケティング戦略でも「わかるわか

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今考えているビジネス

今考えているビジネス

世の中が変わり、これまで自分が培ってきたノウハウでのビジネスは通用しない時代になってしまいました。

という事で今は新しいアイデアの開発に取り組んでいます。

今朝はカリフォルニア時間の朝6時(日本時間夜10時)から1時間半、あるアイデアについてZoomでMeetingを行いました。

これまで日本の人と一緒に仕事をするには、Emailでやり取りがベースだったので話しが進むには結構時間がかかってい

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アメリカでのステージ進行台本

アメリカでのステージ進行台本

ステージの進行には「Cue-sheet(進行台本)」は欠かせません。
このCue-sheetを使い、Stage Managerがディレクターや各オペレーターに指示を出してステージの全体進行を行います。
アメリカの現場でも日本の制作プロダクションがからんでいる場合は凄く詳細な日本的進行台本が送られてきます。
これらはアメリカのステージ進行現場ではどこまで必要かを検証してみたいと思います。

自分の役

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アメリカでのステージ仕事

アメリカでのステージ仕事

指示系統にしか従わないアメリカのスタッフアメリカのステージの仕事では指示系統がはっきりしていて、誰の指示で動くかを各スタッフはきちんと守り行動します。仮に横からクライアントが別の指示をスタッフに直接出したとしても、「誰が自分のBossか」に従いその現場の指示経由で依頼が無いと動いてくれません。

また、ひとつのプロジェクトを普段は全く違う現場で仕事をしているバラバラのスタッフを集めて創り上げる事が

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お金を払う方が礼を言う仕事のつくり方

お金を払う方が礼を言う仕事のつくり方

僕が仕事をする中でひとつこだわりがあります。
それは「お金を支払うクライアントに仕事に終わった後にありがとうとお礼を言ってもらえる事」です。

お礼を言われる職業例えば、弁護士さんやお医者さんに対してはこちらがお金を支払うのに終わったら「ありがとうございました」とお礼をいいますよね?
それは感謝と尊敬を表しているから言える事だと思います。
僕の仕事(代理店やプロダクション)は「●●先生」と呼ばれる

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海外 現地スタッフとうまく働く術

海外 現地スタッフとうまく働く術

国や各都市での働き方の違い僕はこれまで10ヵ国24都市で様々な展示会やイベントの仕事をしてきました。もちろん其々の国や都市で文化や考え方は異なり、働き方も違います。
アメリカ国内でも都市によって違いはありますが、南米やヨーロッパでは英語が通じない都市も複数あり、その都度色々と苦労がありました。
英語が通じない国でのトラブルは本当に大変です。

メキシコでは「今日の午後に納品する」と言われた機材が到

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『運』と『縁』の大切さ

『運』と『縁』の大切さ

アメリカに移住してから18年になりますが、その間に予期せぬ出来事やピンチ、事件や事故、等々色々な事がありました。
日本の常識が通じない海外で生活や仕事をするにあたり、そこには「成功のノウハウ」は無く、自分で解決策を見つける事が必要となります。
そういった自分の経験を通じ様々な学びがありました。
今回は自分が発見した「海外で成功する大切なキーワード」を紹介します。

海外で生き残る為に大切なキーワー

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アメリカで唯一の日本人?

アメリカで唯一の日本人?

数年前、日本で勤めていた会社の後輩がカリフォルニアに遊びにきました。
現地のライフスタイルを楽しみたいと言われたので、着いた日の夜は現地の異業種交流会、翌日は朝からNewport Beachで波乗りに連れて行きました。

海からの帰り道に「Kiyoshiさんの仕事ってなにをやっているんですか?」と聞かれました。

いつも何の仕事をしているかと聞かれたら「広告代理店」と答えており、自分でもそれが正し

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起業家マインド

起業家マインド

自分が起業をする前に出会って感銘を受けた文章です。
ちょっと長いけど、何か行動を起こせない方には考えさせるいい機会になると思いますので最後まで読んでみてください。

元気いっぱいの起業家たち

私はアメリカの起業家44人をインタビューする前には、「世界の実業家」という連載で、20カ国以上の起業家をインタビューした。起業家たちと話をするのは実に楽しく刺激になる。国にかかわらず、彼らに共通するのは、そ

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プロジェクトを進める中で大切人とは?

プロジェクトを進める中で大切人とは?

日本の広告業界では、ひとつのプロジェクトを数社で手がける時はクライアント(発注者)→代理店(受注者)→プロダクション(制作責任者)→ベンダー(施工会社や印刷会社)という順番で発言力を持っていて、実際に手を動かしたり汗をかいている人達が労力が多い割に利益が少ない気がしています。
僕は日本では代理店の立場で仕事をしていたのですが、この構造に関しては全く違和感を持っていませんでした。

アメリカで変わっ

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実戦したアイデア脳の鍛え方

実戦したアイデア脳の鍛え方

僕が2009年10月に独立した時はクライアントはゼロでした。
独立宣言したのはいいけど、仕事がありません。
そんな時に試みた事が「1000個ビジネスアイデアを考える」という自分自信へのチャレンジです。

1000個のアイデアを生み出す1000個のアイデアと言っても全てきっちりビジネスプランを考えるのでなく、とりあえず思いつくアイデアを1日10個、それを100日間連続で行いました。
一日に10個なの

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