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神武天皇の3つの出自⑦ ~ヘブライと秦氏~
はるか昔、日本やってきた秦氏。秦氏の出自は3つの説があります。その中で最も謎に満ちているのが、中近東からやってきた秦氏。彼らはヘブライ王国の末裔であり、失われた10支(部)族と呼ばれた人々でした。
日本では時代が大きく動く時、必ずといっていいほど、秦氏系の人物が出現し、動乱期に突入します。秦氏は縄文の封印とも関わっていました。
約2000年から日本のフィクサー(黒幕)として活躍した秦氏たち。
今
月読尊と大山津見命はヤタガラスだった?! ~富士山王朝番外編~
以前、寒川神社のご祭神は月読尊だった!という記事を書きましたが、さらに調べたところ、月読尊と大山津見(オオヤマズミ)命、事代主は八咫烏だった!?という伝承が出てきました。
大山津見命は、日本総鎮守の神さま。八咫烏(ヤタガラス)は神武天皇が熊野を軍略した際、道案内した氏族。
月読尊は月神で、満月・三日月など・・、月の数の分、子孫がたくさんいるそうです。全国に、八王子という地名がありますが、これは月
秘された神・月読尊の役割⑥ ~月に託した縄文の願い~
月読尊は天照大神・スサノオ尊といった縄文期の3貴神の一人。しかし天照神や、スサノオに比べ、月読尊は神話の世界でもほとんど登場しません。
天照大神、スサノオ尊をご祭神とする神社は全国にそれぞれ1万以上ありますが、月読命をご祭神とする神社はたった85社しかないそうです。
月読尊は縄文の高度な文明を伝える存在でした。今回は『月神』である月読尊が担っていた役割がテーマです。
【神聖なお月さま・月読尊の役
秘された神・月読尊⑤ ~12人の后と暦(こよみ)~
先日の続きです。太古の昔、富士山麓に存在したとされる富士山王朝。富士王朝の王は、月読尊の直系と伝えられ、歴代の王は代々『月夜見(つきよみ)』の姓を名乗りました。月読尊は天照大神・スサノオ尊といった縄文期の3貴神の一人ですが、神話の世界でも、ほとんど登場しない謎の神。
「月読」という名前から、「月を読む」=「月(や太陽)など、星の運行に精通」した天文学の神さまだったようで、月を司る、または夜を統べ
月読尊の子孫は秦氏!?④ ~秦氏の3つの出自~
先日の続きです。寒川神社のご祭神とされる月読尊。
縄文期の神々の中で、天照大神、月読尊、スサノオ尊の3兄弟は有名です。天照は「太陽」を、月読は「月」を、そしてスサノオを「海」を担当したと伝えられます。古事記や日本書記でも、天照大神やスサノオはたくさん登場しますが、月読尊はほとんと登場しない謎の神。
「月読」という名前から、「月を読む」=「月(や太陽)など、星の運行に精通」した天文学の神さまだった
寒川神社は富士王朝の封印だった?!③ ~太陽国の皇子と月王国の姫の婚姻~
前回の続きです。全国唯一の八方除の守護神である寒川神社の前身は、数千年前に富士山麓にあった、富士王朝の神社。ですが平安初期、富士山噴火で損壊し、神社の存続が危ぶまれます。そこで噴火の被害が少なかった神奈川県高座郡に移り、寒川神社として姿を変え、現代に受け継がれました。
・坂上田村将軍による富士王朝の封印と寒川神社
富士山麓の伝承では、平安初期、坂上田村麻呂将軍が、関東と東北地方を、ヤマト王権の
パワースポット・寒川神社と、謎多きご祭神② ~富士山王朝序編~
先日の続きです。富士山王朝と寒川神社は密接な関わりがあります。
寒川神社は、神奈川県にある全国で唯一と称される八方除の神社。その霊験は素晴らしく、引っ越しや転職、開業など人生の節目にぜひ訪れたいパワースポット。転居先でトラブルが相次いだ際のご開運!神社として、(方位に起因する悪事災難を除くために)寒川神社でお祓いを受ける人も多く、寒川神社のご祈祷数は年間約30万件に及び、その数は日本一。
明治時代
古代、神奈川県の大山にやってきた徐福・秦氏① ~富士山王朝序章~
・神奈川県の丹沢山系は秦族・徐福ゆかりの地
最近、超古代、富士山のふもとにあったという、富士山文明について調べています。富士山のふもとに高天原(たかまがはら)という王国があり、今から約2300年前、秦(中国)からやってきた方士・徐福(じょふく)が、富士山麓にたどり着き、富士山王朝の一員となったという逸話があります。
徐福は秦の始皇帝から、不老長寿の薬を探し出すよう命令され、見つからなければ(秦に
古事記が隠した縄文の女神② ~白山姫とセオリツ姫、そしてワカ姫~
先日の続きです。古事記を調べていくと、いろんな縄文の女神が封印されていることに気づきます。その一つが前回書いた白山姫。
・清冽さと異界を結ぶ女神、白山姫
白山姫は全国約三千社にのぼる白山信仰の祭神。石川県の白山比咩(はくさんひめ)神社のご祭神であり、「菊理媛(ククリヒメ)」という名前で、『日本書紀』に登場します。「くくり」は「括る」にもつながり、白山姫は「和合の神」「縁結びの神」として信仰され
すり替えられた縄文の歴史 ~古事記は縄文の封印のためにつくられた?!~
Ⅰ.古代の文献が焼かれてしまったのは、平安時代の戦乱が原因?
縄文を調べていると、古い記録があまり残っていないことに気づきます。その原因の一つは、平安後期に起こった、保元の乱、平治の乱。
「保元の乱」は、崇徳上皇と後白河法皇が皇位継承をめぐる争いに、源氏と平氏の武力を利用した政変。のちに争うことになる源義朝と平清盛は、この時点では味方として後白河天皇方に付き勝利。その結果、武士が力を持つように
古事記が封印した女神の謎① ~シャーマニズムのルーツ?白山姫~
・古事記が隠した出雲王国と女神の謎
奈良時代の712年、太安万侶によってつくられた古事記は、日本で一番古い歴史書。しかし当時の権力者・藤原不比等により古事記の作成において、いろんな制限が課せられ、安万侶は日本の真の古代史を書くことができず、ジレンマに陥っていたとされます。
古事記作成では、不比等により、神武朝以前に存在した「出雲王国」について書くことを禁じられます。ですが、かろうじて「出雲王国
日本をつくった国津神と天津神 ~封印された出雲王国の謎~
・出雲族と飛騨族の同盟の決裂
縄文の歴史を紐解くと、必ず現れてくる飛騨族。
飛騨口碑によると、古代、飛騨と出雲は同族で婚姻関係にありました。当時、大国主(おおくにぬし)の正妻は、飛騨族出身のお姫様。しかし大国主は他の女性の心を移し、その女性と正式な婚姻を結びます。そのため大国主は、飛騨出身の正妻をないがしろにしてしまい、飛騨と出雲の同盟にヒビが入ります。
時代は下って奈良時代、日本最古の歴史書
神道の源流は飛騨の乗鞍信仰?② ~縄文シャーマニズム~
・飛騨大陸は日本列島発祥の地?
昨日の続きです。
飛騨口碑では、飛騨が日本人発祥の地です。まだ日本列島が無く、海に覆われていた時、一番最初に地表に現れたのが、乗鞍岳・・。そして乗鞍のふもとにあった飛騨が、日本人発祥の地である、というもの。
地質学的にも、アジア大陸から分離した日本列島が、5億年前頃に隆起して初めて海上に頭を出したところが飛騨大陸で、実際、飛騨のシンボルである乗鞍岳麓の福地温泉か
太古の昔、飛騨は太陽王国だった?!① ~世界最古の宗教は太陽信仰~
・古事記は飛騨から ~稗田阿礼(ひえだあれい)と太安万侶~
最近、飛騨の古代史に興味を持ち、いろいろ調べています。
奈良時代につくられた古事記は、正史では、日本で一番古い歴史書。古事記は、稗田阿礼(ひえだあれい)が語った伝承をもとに、太安万侶(おお の やすまろもと)が作成しました。
太安万侶が古事記にたずさわったのは、安万侶が漢文に精通していたから。
奈良時代、中国は「唐」という国名で、巨大な
縄文系王族!ナガスネヒコの血脈を誇りにする秋田氏 ~世界最古の縄文文明~
昨日の続きです。
今から約2000年前、初代・神武天皇は九州で兵を挙げ、その後、近畿地方にやってきます。しかし近畿地方にはすでに一帯を治めていた王族がいました。それがナガスネヒコと、ニギハヤヒ。
・ナガスネヒコと神武天皇が激突した、生駒山 ~生駒神話~
熊野口伝では、ナガスネヒコは和歌山県の紀の川下流にいた土着の種族で、一説には、出雲系で、コトシロヌシの血を引いているとも?
そしてニギハ