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意味の図画と言葉の工作、このふたつで僕は文章をつくる

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図画とはクリエイティブであり、工作とはエンジニアリングである。実用に資する公的に正しい文章は、伝達と行動を企図した徹底的な他者志向から生まれる。 文化人や知識人は世の言葉の乱れ… もっと読む
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2022年5月の記事一覧

コピーライティングをしながらデザインする

コピーライティングをしながらデザインする

デザイナーにとって、コピーライティングは必須スキルではないものの、いざという時に文章を書けることはアドバンテージになります。

株式会社Mobility Technologiesが運営するタクシーデリバリーアプリ「GO Dine」では、お料理お届けの際のトラブルを防ぐために、マニュアルが記載されたカードを活用しています。お料理を提供する店舗様が、お料理を運ぶタクシー乗務員が、迷うことなくスムーズに

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noteやTwitterに最適な文章術のコツを、編集者の竹村さんに聞くイベントを、5月20日に開催します。 #noteとTwitter

noteやTwitterに最適な文章術のコツを、編集者の竹村さんに聞くイベントを、5月20日に開催します。 #noteとTwitter

5月20日に、編集者としても有名な竹村さんにご協力いただき、noteとTwitterでつくる新しい企業コミュニケーションの実践編を開催します。

こちらはいつも開催しているパネルディスカッション形式のイベントとは変えて、公開インタビュー的にその道の専門家に私がノウハウを聞いていく形式にしてみる予定です。

まずはnoteとTwitterでこの企画をやるなら何と言っても竹村さんだろうと言うことで、お

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発信の内容は、毎回[1つ]にしぼる

発信の内容は、毎回[1つ]にしぼる

発信をする際、あれこれ書きたくなってしまうことがあります

1つの発信に、あれもこれもと詰め込んだ結果

何が言いたいかわからなくなってしまうことも…

基本は「毎回1つにしぼる」でいいんじゃないでしょうか

言いたいことは1つだけにSNSでも、ブログやnoteでは「1更新1テーマ」が基本

1回の更新にたくさんの内容を詰め込むと「何が言いたいか」がぼやけたり、わかりにくくなったりしてしまいます

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ライターへの愛とエールが詰まった書籍 #書く仕事がしたい はバイブルの1冊

ライターへの愛とエールが詰まった書籍 #書く仕事がしたい はバイブルの1冊

ライター関連の本はもうお腹いっぱい。

そう思いながら、この本は読まなければ。いや読んでみたい。最初は興味本位から自分を突き動かす何かがあって、この書籍を手に取った。

何気なく読み始めた「書く仕事がしたい」は、ヘアライターでもある佐藤友美さんの著書。読み進めていくうちに、本にかぶりつくように「早く続きが読みたい」が加速する。なんだろう?この不思議な感覚は。吸い込まれるように一気に読み、あっという

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松下哲也さんに「炎上した理由」と「批評というものの本当の価値」を教えてあげたい

松下哲也さんに「炎上した理由」と「批評というものの本当の価値」を教えてあげたい

批評家の松下哲也さんが、Twitterで『シン・ウルトラマン』を批評したところ、炎上してしまった。それでTwitterが嫌になった松下さんは、アカ消しをした。いわゆる「松下シンウルTwitterアカ消し事件」である。

では、なぜ松下さんは炎上したのか?
それは、彼が「批評というものの本当の価値」について、よく分かっていなかったからだと思う。しかも、彼はそのことすら分かっていない。自分が炎上した本

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一文の長さはなぜ「40~60文字」が読みやすいとされているのか?心理学者が提唱

一文の長さはなぜ「40~60文字」が読みやすいとされているのか?心理学者が提唱

多くの書籍やWebページで読みやすい文の長さは「一文40~60文字」であると述べられています。
もちろん、違う主張の書籍やWebページもあります。

なぜ「40~60文字」なのか根拠を調べてみました。

■ この記事を書いている人
Webコンサルタントで、大学の非常勤講師。
大学ではWebライティングの講義を受け持っています。

プロフィール(2023年2月更新)>

心理学者が導き出した数字「一

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語彙力を増やすには?〜読書ノートのすすめ〜

語彙力を増やすには?〜読書ノートのすすめ〜

こんばんわ。先日、スタエフのレターでこんなご質問をいただきました。

きもちは言葉を探してる
「きもちは、言葉をさがしている」という水野スウさんの本があるのですが・・・

これ、本当にそうだなぁってしみじみ思うのです。

気持ちにしっくり来る言葉が見つかると、それだけで心が軽くなる。

ただ、その言葉を見つけるまでの旅が長いんですよね。

語彙力がない=当てはまる言葉が見つからないことなので
つい

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第377段「文章を書かない理由」

第377段「文章を書かない理由」

このnoteのマガジン『世界はすべてバラエティになる』に文章を書くの久しぶり。書くのは3月7日以来だからちょうど二ヶ月ぶりになる。

書かなかった理由はあるようで、無くて。
でも、なんにしても文章を毎日書くというのは、2008年の2月から人知れずブログを始めて淡々とやって来たのでありました。当初は何もアーカイブに残さない自分への戒めとして、というか子供の頃から日記を書いても進研ゼミやってもZ会をや

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誰でも文を書けるようになる2つのヒント

誰でも文を書けるようになる2つのヒント

今や年中ブログを書いていますが、私は書くのが嫌いでした。小学校の夏の作文、親から言われて書かされていた日々の読書感想文、大人になってからは修士を取りたいと考えましたが、論文を書くのも全然ダメ。結局世に出ている論文は学者である父に手伝ってもらっています。まあ、もう時効ですね(笑)

まとまった文章を書くのが苦手...そもそもなぜまとまった文を書くのが苦手な人が多いのでしょうか。一つは学校教育の違い

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最近の衝撃

最近の衝撃

本日、メディアパル様より先日書いたトピックを再びご紹介して頂きました。
他の方の作品も含めて、「教科書での作品との出会い」に思いを馳せていただければ、幸いです。

ところで、その関連で衝撃的な記事を見つけてしまいました。
いえ、筆者の方に文句があるわけではありません。むしろ、筆者が現在の教科書の在り方に危惧を覚えるのが、よく分かる。

昨年、教育関係の記事をとある商業メディアで書いていたことから、

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モノの「名前」にこだわる【文章術027】

モノの「名前」にこだわる【文章術027】

僕のnoteでは、これからライターを目指す人や、新たなスキルを身につけたいビジネスパーソンに向けて、文章力を培うためのポイントを解説し、練習課題を出していく。

今回は、モノの名前への意識について考えていきたい。

「電池」の書き方5月も中旬に差し掛かり、我が家の2階では、既に“夏”の空気が感じられる。夕方には、ぬるめのサウナにでもいるような、じっとりした重い空気に変わる。窓を全開にするかエアコン

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