文脈くん

このnote及びマガジン「文脈ノート」では、コンテンツの「文脈」について書いていきます…

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このnote及びマガジン「文脈ノート」では、コンテンツの「文脈」について書いていきます。文脈は、コンテンツの価値を高める最大の武器。これからのコンテンツは、文脈の強弱によって価値が決まってきます。文脈でコンテンツ力を高めたい、そんなクリエイターのためのnote及びマガジンです。

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  • 文脈ノート

    文脈は、アートであれエンタメであれ、コンテンツを商品として成り立たせるためにはきわめて重要な役割を担います。アートビジネス、コンテンツビジネスが成立するか否かは、ほとんど文脈にかかっているのです。ぼくはこれまで、その文脈についてさまざまな研究をしてきました。それをご紹介していくのが、このマガジンのコンセプトです。また、その文脈についての論考をビジネスとも結びつけ、仮説を展開していきます。このビジネススキームの仮説が、みなさんの役に立つことを目指します。記事は月10本ほど、つまりだいたい週2のペースで五月雨式に発表していく予定です。

最近の記事

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文脈とは何か?

文脈とは何か? それは、価値が生成される過程の物語のことだ。人は、物語を必要としている。なぜなら、物語の真贋なら鑑定しやすいからだ。それゆえ、ものごとを見極めるとき、文脈を必要とする。 文脈に則った作品は、価値を認めやすい。例えば、モナ・リザという作品がある。モナ・リザは、イタリアを追われたレオナルド・ダ・ヴィンチがフランス王に招かれ、その地で亡くなったため、フランスの所有物としてルーブル美術館に所蔵されることになった。つまり、ダ・ヴィンチやモナ・リザの価値をイタリア人は

    • 健康に生きる方法

      人生において最も重要なのは間違いなく健康であろう。これはなかなか否定しようがない。健康は命よりも重要で、他にもっと重要なものはなかなか見つからない。だから、より良い人生を生きるには、ありきたりではあるが「健康第一」をモットーにするのがいいだろう。 では、健康に生きるにはどうすればいいか? それにはまず、生活を整える必要がある。生活が健康であれば、心身も健康になってくる。 そして、生活のうちで最も重要なのは食だから、食を整えることが健康でいることの第一の秘訣となるだろう。

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      • なぜ中年男性は若い女性との恋愛に夢を見出すのか?

        この事件が話題になっている。 この事件は、50代の中年男性が20代の若い女性を刺殺したというものだが、男性は女性に2000万ほど貢いで、結婚できると思っていた。しかも、その貢いだお金はポケットマネーなどではなく、虎の子のだいじなだいじなものだった。男性はそれほど大金持ちというわけではなかったが、価値の高い高い車とバイクを趣味で持っていたので、それを売って貢ぐ金にしたのだ。そうしたところから、世間の同情が集まってもいる。 一昔前だったら、若い女性に恋をした挙句に殺してしまう

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        • 競争の激化はタスクのマルチ化という形で現れる

          世知辛い競争の時代になった今、人々のタスクは自然とマルチ化してきた。なぜかというと、競争に勝つにはタスクをマルチ化するのが最も手っ取り早いからだ。これは自然の摂理である。 その象徴が大谷翔平選手だろう。二刀流はタスクのマルチ化そのもので、昔なら考えられなかったが、これからは増えると予想する。それ以前のイチロー選手も、そもそも走攻守のいずれも得意なマルチタスクの選手だった。 なぜ競争が激化するとマルチタスク化するのか? そもそも最近までは、「不得意を伸ばすより、得意を伸ばせ

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        記事

          プロジェクトマネジメントの仕事はAIに奪われるだろう

          こんな記事がはてなでバズっていた。 これを読んで気づいたことがある。それは、プロジェクトマネジメントは、これからの時代に「必要なくなる」ということだ。なぜなら、AIに奪われるからだ。 では、なぜAIに奪われるのか? それはこの記事を読めば分かる。

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          プロジェクトマネジメントの仕事はAIに奪われるだろう

          道を誤らないためには審美眼がだいじだがそれをほとんどの人が持っていない問題

          こんな記事がバズっていた。 植物工場で美味しいいちごを作り、それがニューヨークで大人気——というものだ。 それに対し、はてなでこんなコメントがついていた。 このコメントに最もたくさんの「いいね」がついていて、なるほどなと思わされた。

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          任天堂のSwitch後継機の発表の仕方について

          任天堂がSwitch後継機についてXでコメントをアナウンスした。ただしそれは、「アナウンスのアナウンス」だった。つまり、まだ発表はしないが、だいたいこの時期に発表しますよ、という発表の予告だ。予告の予告なのである。 なぜこういうまどろっこしいことをするか?

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          任天堂のSwitch後継機の発表の仕方について

          今一番面白いのが土について学び続けること

          ぼくは生まれたときから面白いことが好きだった。だから面白いものやことを探し続け、またし続けてきた。 そんなぼくにとって3年前くらいから一番面白いのが「土」である。「土」の何が面白いのか? 理由を考えてみた。 それは大きく3つある。

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          今一番面白いのが土について学び続けること

          なぜ「有効性」の定義をはっきりさせないで平気でいられるのか?

          「デモに有効性はない」という発言が炎上しているらしい。 これを見て気になったのは「有効性の定義は何か?」ということだ。それを誰も述べていない。これでは、議論のしようがないだろう。

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          『オッペンハイマー』の極私的な感想

          今さらながら『オッペンハイマー』を見た。新鮮なうちに感想を書こうと思う。 ぼくは昔からそうなのだが、クリストファー・ノーラン監督とは今一つ相性が悪い。理由ははっきりしていて「分かりやすすぎる」からだ。しかも、その「分かりやすすぎる」ということが誰とも共有できない。これは深刻な問題である。 ノーラン監督作品は、一般には「複雑で難解」とされる。しかし、それはあくまで一般レベルの話で、ぼくではない。ぼくにとって、一般レベルで「複雑で難解」は、ちょうど気持ち悪いくらいの「分かりや

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          『オッペンハイマー』の極私的な感想

          現代の地雷原

          最近、街中に地雷が落ちていると思った。そのことを書きたい。

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          現代の地雷原

          人生が上手くいくたった一つの方法もしくは人生が上手くいかない人のたった一つの欠点

          人生が上手くいったりいかなかったりは、究極的に一つのスキルによるのではないかと思う。それは「価値判断」だ。「審美眼」といってもい。「目利き」ともいう。とにかく、価値が分かるか分からないかである。 例えば、ブランドもののバッグを見て、何円か分かる人と、「え、そんなにするの? その価値が全く分からない」という人がいる。「その価値が全く分からない」という人は、むしろ自慢げにそのことを言うが、その人の人生が上手くいっているとは限らない。むしろ上手くいっていないことの方が多い。

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          1ヶ月前がまるで10年前のようだ

          株をしていると1ヶ月前がまるで10年前のように思える。1ヶ月前、1ドルは150円前後だったが、160円が現実化してきた今、「そんな時代があったのか」と懐かしい気持ちさえ抱くくらいだ。 先日、日銀の介入があったのか、1ドル160円だったのが155円まで戻った。さらに今朝、157円くらいだったのが、再介入で153円になった。

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          なぜ天才は子供の頃に分解をするのか?

          天才の子供の頃のエピソードで多いのは「なんでもかんでも分解する」だ。 なぜ天才は子供の頃に分解をするのか? これの最も身も蓋もない答えは、「元々天才だからなんでもかんでも分解したがる」というものである。天才は知的好奇心が高く、なんでも知りたがる。知るには分解が一番なので、結果それをするというわけだ。 一方で、なんでもかんでも分解すると、大人になったときにその天才性がより開花するという循環もあるだろう。では、なんでもかんでも分解すると、なぜ天才性がより開花するのか?

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          なぜ天才は子供の頃に分解をするのか?

          できる人とできない人の差

          できる人とできない人がいて、昔はその差は何かということをずっと考えていた。あるとき、そこにはほとんど気づかれない盲点のような隠された差があるということに気づいた。その差は一般のイメージとは真逆であり、なかなか気づかれないものだ。 どういうことかというと、できる人は「考えない力」を持っている。できない人はこれを持っていないのだ。

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          できる人とできない人の差

          明日を開く

          人間は、明日への展望が開けていると幸福を感じ、明日への展望が閉じていると不幸を感じる。 聞いてなるほどと感心した話しが合って、事故で足や手を失った人に、直後に「幸せか不幸せか」を聞くとほとんどの人が「不幸せ」と答えたそうだが、3年後に同じ質問をすると「幸せ」と答えた人の方が多かったという。 なぜかというと、慣れたというのもあるが、未来への展望が「閉じ」なくなったからだ。

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