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人と組織をつくる哲学 ―マネジメントと教育の「共通解」―

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マネジメント=管理とは「兵站(生産・物流・調達部門)を通じて限りある資源(ヒト・モノ・カネ・トキ)を把握・分配し、適時適切に適所で活かす」ことである。古来より兵站を軽んじ、人材や… もっと読む
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2022年12月の記事一覧

チーム仲は悪くないのに「何となく一体感がない」時に試してもらいたい3つのこと

チーム仲は悪くないのに「何となく一体感がない」時に試してもらいたい3つのこと

こんにちは。こがねんです。ファッションテック企業で「組織開発」をしています。

「組織開発」とは何でしょう。これにはいろいろな定義がありますが、僕は「人の集まりが同じ目的に向かって協働するチームになるためのあれやこれやの働きかけ」くらいに考えています。

会社全体・特定部門・特定チーム・特定個人と、人・組織の課題はあらゆるレベルで起こります。その課題発見や解決を自分や自分のチームがリードして行った

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#219 面談のあり方も変化する

#219 面談のあり方も変化する

 従業員との対話が大切だと言い続けていますが、対話をするための1対1の面談のあり方や頻度もかなり変わってきました。今回はその変化についてお話しします。

 2012年までのパプアニューギニア海産は普通の会社と同じようにシフトを組んでいたし、嫌いな仕事もやらせていたし、なんなら監視カメラまでつけたガチガチの管理体制でした。

トラブル対応にも使える『プロジェクトの火消し』に必要な7つのステップ

トラブル対応にも使える『プロジェクトの火消し』に必要な7つのステップ

サイバーコネクトツーの山岡です。
ゲーム開発会社で管理業務を行っています。

プロジェクトの炎上=悪ではないゲーム開発に携わって20年。
いつのころからか開発の終盤を渡り歩くことが多くなり、それなりに炎上プロジェクトを経験してきました。うまくいった事もいかなかった事もたくさん経験しました。

経緯や原因によりますが、プロジェクトの炎上自体は悪だとは思いません。最高のものを作ろうとして必死に頑張って

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#221 フリースケジュールの年末年始2022

#221 フリースケジュールの年末年始2022

 2022年の工場稼働は12月29日(木)で終了しました。毎年恒例になってきましたが、今年最後の投稿は年末年始の様子を報告します。

 まず大失敗の報告ですが、パートさんに年末年始の予定を知らせたのは12月28日(水)の午前9時。社員に早く伝えたことで、パートさんにも報告したと錯覚をおこしておりました。28日の朝にそれが発覚し、慌ててメールしたというわけです。これは本当に大反省すべきことで、フリー

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もし、会社のメンバー全員にコーチング的スキルがあったら何が起きるのか?

もし、会社のメンバー全員にコーチング的スキルがあったら何が起きるのか?

こんにちは、さいです。
株式会社コーチェットでデザイナー兼コーチとして働いてます。

また、業務委託で複数の企業に所属し、プレゼン資料の作成や講師業、デザイン学校の運営サポートなどをしていたり、個人でも図解の制作や講師業、コーチングを提供していたりします。

このnoteでは日々複数の企業と関わりながら働いている僕の目線から、「メンバー全員にコーチング的スキルがある株式会社コーチェットという組織が

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メッシやエムバペを育てられるかなんて選手に関係ない【世論が話題のニュースを綴る06/僕の仮説84】

メッシやエムバペを育てられるかなんて選手に関係ない【世論が話題のニュースを綴る06/僕の仮説84】

■個を誇張しずきる議論は不毛ワールドカップの決勝を「メッシ対エムバペ」と比喩し、一人の選手を誇張しすぎる報道や議論に辟易している。

勝負は彼らのおかげで勝ち、彼らのせいで負けたのだろうか。大きな影響力を持つことは間違いない。しかし、勝敗の全責任を負っているわけではない、一個人の固有名詞を取り上げる異常性に違和感を覚えている。

そう思うのは、サッカーが「11+α対11+α」で競い合うスポーツだか

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雇ってはいけない人の基準

雇ってはいけない人の基準

◉元Microsoft社員で、Stack OverFlowの創業者が、雇ってはいけない人の基準として「頭はいいが物事を成し遂げない人々」を挙げているそうです。なかなか、痛いところを突いてきますね~。思い当たるところがあるだけに、アイタタッタ。もちろん、企業が求める人材と、自営業に向いている人材と、研究職に向いている人材とは異なる、という部分は前提としても。本業が編集者であり、天才と呼ばれた作家にも

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事業と組織をつないで戦略を語るためのフレーム

事業と組織をつないで戦略を語るためのフレーム

経営をしていると、事業のこと、組織のこと、現在のこと、未来のこと、あれこれと考え続け、それを関係者に語っていかなくてはなりません。その際に、考えていることをわかりやすく伝えるためには整理が必要。

リクルートワークス研究所が2016年に発表していた経営戦略と人材・組織戦略を整理する 「シートX」がフレームワークとして非常にわかりやすかったので紹介。

シートX は7つのボックスに分かれており、経営

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フラット、心理的安全性、失敗に寛容といった企業文化に対しての誤解

フラット、心理的安全性、失敗に寛容といった企業文化に対しての誤解

この記事は「paiza Advent Calendar 2022」の最終日25日目の記事です。
最終日はpaiza株式会社で社長をやっている片山がお送りいたします。

ちなみに、paizaはITエンジニア向け国内最大の転職・就職・学習プラットフォームです。(paiza.jp)

記事概要先日、Twitterで流れてきて読んだ Harvard Business Review(以下HBR)の「イノベー

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コンラッド・ヒルトンの人材育成法

コンラッド・ヒルトンの人材育成法

今日のおすすめの一冊は、植西聰(あきら)氏の『「いいこと」がいっぱい起こる!鏡の法則』(王様文庫)です。本書の中から『「気遣い」や「感謝」を伝える』という題でブログを書きました。

本書の中に「コンラッド・ヒルトンの人材育成法」という心に響く文章がありました。

交流分析という心理学の中に、「無条件の肯定的ストローク」という言葉がある。 肯定的なストロークとは、相手の存在や価値を認める言動や働きか

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「期待」が不安→恐怖→嫌悪を招く・・・期待に代わる方法の提案

歌手の一青窈さんは最初のヒット曲の後、「癒やし系」と呼ばれ、「ぜひ次も癒やし系を」と期待されたとき、その期待に応えようとして潰れてしまったという。自分が何をしたいのかわからなくなって。

「前畑頑張れ」で有名な水泳の前畑選手は、「ぜひ次のオリンピックで金メダルを」と期待されたとき、その期待に応えようとして、そのプレッシャーに押しつぶされたという。

フィギュアスケートの真央選手は、オリンピックなど

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なぜあなたにメンバーはついてこないのか?

なぜあなたにメンバーはついてこないのか?

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
今回は「リーダーに求められる資質」について解説します。

リーダーに求められる要素皆さんはリーダーに求められる要素には何があると思いますか?

みんなを率いる統率力、みんなの心に火をつける情熱的な言葉など、他にも様々な要素があると思います。

しかし、真のリーダーは「リーダーシップ」だけ追及していてもなることができません。

それはなぜでしょうか?

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森保監督のマネジメント&コミュニケーションは、世界が求めるマネジメントになる

森保監督のマネジメント&コミュニケーションは、世界が求めるマネジメントになる

世界中のメディアから森保監督のマネジメントが注目されています。

日本の文化習慣からすれば、選手への気遣い、ファンへの気遣い、関係者への気遣いは当たり前でも、海外から見れば信じられないほどの礼儀正しさに映ったことだと思います。

世界からみれば羨望されるほどのジェントル マネジメントだったのではないでしょうか?

ひょっとしたら、これはニューカルチャーとして海外に模範を示せるチャンスかも知れません

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ダメ社員が劇的に変化した話

ダメ社員が劇的に変化した話

今の私を見て「優秀な人」というイメージを抱いている方も、中にはいらっしゃるかと思います。実際は、そんなことありません。

昔の私は典型的な「ダメ社員」でした。

今では起業して自分の会社を経営し、ありがたいことに一緒に働いてくれる社員もいて、楽しく充実した日々を過ごしていますが、私の人生は順風満帆なものではありませんでした。

ダメ社員だった私私は、2007年に人材教育のコンサルティング会社に新卒

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