木之下潤(Kinoshita Jun)

普段はデジタルマーケティング企業に勤務 | 10歳以下のサッカー大会『No Angry…

木之下潤(Kinoshita Jun)

普段はデジタルマーケティング企業に勤務 | 10歳以下のサッカー大会『No Angry,Free Play〜怒鳴るな! プレーをあそぼう』を仕掛ける人| 2019.7〜2022.1 JCY女子U-18大会SNSの発信人

マガジン

  • 僕の仮説「ジュニアサッカークラブの作り方」

    地域に根づいた経営ができる街クラブを増やしたい。これがジュニアサッカー専門のWEBマガジンを始めた理由です。「コーチ育成」を目的とする記事と「地域との関係づくりによる街クラブ経営」を目的とする記事を、月4本書き綴ります。

  • ジュニアサッカーカンファレンス2020 WEBマガジン

    新型コロナウイルスの影響により全国各地でスポーツ活動の自粛が行われ、Jクラブをはじめ、地域の街クラブも大きな被害を受けています。この時代の変化に、私たちはどう適合していけばいいのでしょうか、どう行動を起こしていけばいいのでしょうか? 今後、コーチはこれまでと同じ指導をしていてもいいのでしょうか? 現状を打開し、多くのジュニアコーチの方々がたくさんのヒントを得られる機会になれば幸いです。【写真提供】佐藤博之

  • 毎朝のつぶやき「僕のネタ帳」

    毎朝ルーティーンとして頭の中を整理をするためにTwitterを活用。そのつぶやいたネタをまとめたコンテンツ集、単なる「アイデア帳」です。テーマは「ジュニアサッカー」「本質のあぶり出し」「デジタル化」とざっくばらん。記事として書いたものではないため、このマガジンの内容に関する問い合わせは一切受け付けません。あくまで個人的なネタ帳としてストックすることを目的にしているため、「参考」くらいにご覧くださいませ!

最近の記事

地域クラブが持つ『共通認識』とは何か?【Weekly Column】

ジュニア指導は生きる術に通ず2024年度の指導要項を作成しました。 目的はクラブが基準を持つこと、何が価値観かを共有することです。属人化からの脱却を訴え続けて5年が経過し、ようやくスタートラインに立つことができました。 ここにたどり着けた理由は、代表の理解と経験が伴ったこと、価値観を共にできるスタッフが集まったことです。時間がかかりましたが、「雨降って地固まった」感じです。 5年かかって実感したことは、子どもの育成とサッカー選手の育成とを区分することです。当然、区別しな

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    • 他者の幸せを考える人は自分が幸せに生きられる人【Weekly Column】

      幸せの優先順位を考えるジュニアサッカーのコーチは選手に多くの時間を捧げています。 一般的には週2〜3日の練習に加え、週末に1日は試合が組まれます。練習は夕方から、試合は丸一日ですが、練習メニューや試合に出場選手を考えるため、準備にもかなり時間を割いています。 クラブの代表であれば、生計を立てている人もいれば、兼業として企業に勤めている人もいます。コーチであればボランティアの場合もありますが、アルバイトの場合がほとんどです。 たとえば、代表が生計を立てる場合、会員が何名ほ

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      • 子どもに身につけてほしいのは「仮説検証する力」【Weekly Column】

        まずやってみる習慣子どもがサッカーをしていると「これを身につけてほしい」と思うことが多くあります。 身につけてほしい内容を分類わけすると、主に4つ存在するのではないでしょうか。 ・身体的な表現 ・頭脳的な表現 ・メンタル的な表現 ・社会的な表現 身体的な表現はインサイドキックやポジショニングなどプレーに直接関わる部分です。次に、頭脳的な表現は考える力や課題を解決する力などプレーに間接的に関わる部分です。 また、メンタルに関わる表現は粘り強さや継続性などプレーとは直接関

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        • 誰を対象に指導しているのか。クラブが認識すること【Weekly Column】

          ●プロの使い方を深く考える時に、上を目指すことは大切です。 今の自分より上手にプレーができるようになることは選択肢が増え、幅が広がって楽しみが増えるからです。ただ、同時に難しいことに挑戦する機会も増えます。 それは難解な課題に挑戦することを意味し、そうすると悩みが大きく広がります。 このように「上を目指すと、選手がどのような状態になるのか」を、スポーツクラブは認識する必要があります。なぜなら選手がどうしようもなくなった場合に手を差し伸べ、助けなければならないからです。

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        記事

          地域に選んでもらうにはクラブの立ち位置を決める【Weekly Column】

          ●地域にビジョンを示すこれから地域のスポーツクラブは選ばれるための深掘りが求められます。 それは運動部活動の地域スポーツクラブへの移行が進み、新規クラブの増加が予想されるからです。 スポーツクラブは誰のため、何のために存在するのでしょうか。 クラブが存続するためには、「誰のため」「何のため」は重要です。活動拠点に暮らす地域の人たちが所属するため、クラブの哲学、考えに共感しなければ、接点を持つことは叶いません。 現代の情報化社会において、多くの人はスマートフォンを通して

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          地域クラブの存続には「価値観」の共有が欠かせない【Weekly Column】

          ●部活からの移行に必要なことスポーツ庁による取り組みの一環として、運動部活動の地域スポーツクラブへの移行が進みつつあります。 ※参考 「運動部活動の地域連携や地域スポーツクラブ活動移行に向けた環境の一体的な整備」(スポーツ庁) 部活動に入れば、どのような選手もスポーツを楽しめていた時代から、選手が選択して活動する時代へと変化していきます。 どのような違いがあるのでしょうか。 大きな違いは経済的な負担です。部活動の場合、保険や活動費が中体連などの学校管轄になれば、登録費

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          組織の鍵は『ビジョン』。採用や教育では変えられない壁【Weekly Column】

          ●組織が変えられないものビジネスでも、スポーツでも、新しい人材を獲する場合、何を重視するかが課題になります。 ・企業における新しい人材の獲得 ・チームにおける新しい人材の獲得 ・地域クラブにおける指導者の獲得…etc 一般的には『採用』と呼びます。 少子高齢化が進む日本では、大きな課題の一つです。新社会人の数が減り続けるなか、即戦力として中途採用も増えており、人材の流動性が高まっている傾向にあります。 どちらにもメリットデメリットがありますが、採用直後からすぐに活躍で

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          トラップミスをどう読む?認知の分析が指導につながる【Weekly Column】

          ●指導の認知に対する追及不足どうしてフリーなのにボールを止めることができないんでしょうか? 毎回クラブの練習をサポートしてくれるお父さんに相談されました。サッカーをプレーしている選手にとっては永遠の課題です。大部分のコーチが「技術が原因」だといいます。 もちろん正解ですが、技術だけを原因にしてしまうと次のプレーにつなげる場合にうまく進められない状態が多発するため、原因の追及不足だと捉えるべきです。 何が足らないのでしょうか? 答えは「認知力」です。 基本、トレーニング

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          組織を変えたいとき、誰から教育するかは『自分』【Weekly Column】

          ●一番身近な人とは自分自身「チームが全然成長しない」 「会社がまったく変わらない」 「クラブが本当に変化しない」 組織に所属していると、周囲に対して一度は思ったことがあるのではないでしょうか。 組織力を高めるには、それぞれ個人が力を上げることが基本です。そして、各自の力をうまく機能させるために、目的や方向性、ルールなどを定めます。 組織が変わらない場合、この原則が守られているかどうかを見極める必要があります。 「ある人の仕事はすばらしいが、次の人にバトンを渡すとうまく

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          人が気になるのは『社会をめぐる資源』のことばかり【Weekly Column】

          ●悩みが目につく仕組み◯◯界には、新しい人材が入って来ない…。 ニュースを見ていると、最近よく目に入ってくる話題です。テレビでも、ネットでも、ユーザーとしてニュースを読むと、気になる話題がいろいろ目にとまるはずです。 ニュースとは、世の中で起こった出来事を情報として取り扱い、報道することです。 ・ネガティブな情報 ・新しい情報 ・流行の情報 ・ポジティブな情報 ・+αとする専門家の意見…etc 新聞社やニュースメディアも、主にこれらの情報を集めて記事として発信します。

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          みんなが幸せなクラブとは?【地域クラブの幸せ経営01】

          ▼暴言暴力の元凶とは何か?「全国大会出場経験もある静岡市の常葉大付属橘中学・高校の高校男子サッカー部で、部員らに体罰や暴言を加えたとして20歳代男性コーチが無期限の指導停止処分を受けていた」 先日こんなニュースが流れてきました。サッカーをはじめ、スポーツ全体で選手に対する暴言暴力がなくなりません。スポーツ界では、どうしてコーチの暴言暴力がなくならないのでしょうか? 「なぜ言ってることがわからない」 「言うとおりにすればうまくなる」 「練習は参加するのが当たり前」…etc

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          みんなが幸せなクラブとは?【地域クラブの幸せ経営01】

          運動量をどう評価するか【試合観戦コラム01】

          ▼Jの下位争いで気づいた2点7月半ば、「湘南ベルマーレ×アビスパ福岡」の試合を平塚のスタジアムで観戦しました。 数年ぶりに目の前でガチンコ勝負を見て「生観戦」の良さを再確認しました。と同時に、文字として残すべきことが2つあると感じ、コラムを書くことにしました。 ・チーム維持とは、個々の配置に寄与する ・個人の運動量をどのように評価するか 今回戦った2チームはJ1で下位争いを行っていました。湘南ベルマーレは得点源の移籍により勝ちから遠さがかり、一方のアビスパ福岡は公式戦3

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          運動量をどう評価するか【試合観戦コラム01】

          挨拶と人とのつながり【週一ジュニアコラム06】

          ▼挨拶は何のためにするか育成年代では、頻繁に「人間力を養おう」とうたわれます。 そのとき、コーチが選手に対して真っ先に求めるのが挨拶です。 ・おはよう ・こんにちは ・こんばんは ・さよなら ・ありがとう ・ごめん 「人と人とが生きる」上での基本作法なので、すばらしい指導だと思います。 選手がグラウンドに黙って入ってくると、多くのコーチが「挨拶は?」「何もいわないの?」と声をかけます。すると、子どもが「こんにちは」と恥ずかしそうに挨拶をします。これはどこにでもある日

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          挨拶と人とのつながり【週一ジュニアコラム06】

          近頃はメンタルファットが多い。【特別寄稿/僕の意見③】

          ■状況を変えたいなら行動ゴールデンウィーク明けから、マスクの着用が個人の判断にゆだねられることになりました。 私はほとんどを外して過ごしています。もともとマスクの着用は法律で定められた義務ではありません。個人の判断で決めることでした。もちろん正体不明のウイルスのため、議会での着用ルールなど時と場所によって暗黙知が存在していました。 現在、日常を見渡すと、例えば電車では半々でマスクを着けたり着けなかったりする状況です。マスクの着用については少しの間議論が交わされることになる

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          近頃はメンタルファットが多い。【特別寄稿/僕の意見③】

          歩く道を決めつけない。【週一ジュニアコラム05】

          ▼指導で思う3つのおかしい自由な発想を持つ子が育つには、大人はどうしたらいいでしょうか? ・創造性を持つ選手 ・局面を自力で打ち破る選手 ・課題を見つけて解決できる選手…etc. 言い方はさまざまですが、指導者もお母さんお父さんも、子どもには小さい頃に培ってほしいと願うことです。もう少し将来的な観点でいうと「一人で生きていく力を身につけてほしい」と思っています。 ものすごいスピードでAIが発展する現代社会では、人間の居場所そのものが失われているように錯覚してしまいます。

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          歩く道を決めつけない。【週一ジュニアコラム05】

          信頼関係とは、心に理由があること。【特別寄稿/僕の意見②】

          ■大人は都合よく人の話を聞く言うことを聞けない。 選手を指導していると、そう思うことがある人も多いと思います。 「どうして人の話を聞けないのだろうか? 君のためを思って言っているのに……」 数多くの指導者がこのような悩みを持っているでしょう。子どもを指導する限り、永遠に続く悩みです。ただ、人の話を聞けないことは子どもに限った課題ではありません。 大人も同じです。 私はライターという職業柄、たくさんの人と対話します。比較的にバリエーション豊かな経験をしているので、そう

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          信頼関係とは、心に理由があること。【特別寄稿/僕の意見…