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人類の『未来』をつくる、「脳」と「心」と「精神」のメカニズム

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脳科学、心理学、精神医学――切り口は違うが、どれも「人の心のしくみを知る」学問だ。 精神活動や知的生産活動とは、突き詰めれば「約1000億個の生体回路とその100倍の数の接続点を…
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2020年2月の記事一覧

【脳科学】なぜ、堀江貴文さんと斎藤祐馬さんの話は噛み合わないのか

【脳科学】なぜ、堀江貴文さんと斎藤祐馬さんの話は噛み合わないのか

先日、知り合いからある動画を勧められました。

【ホリエモンVS斎藤祐馬】起業家にビジョンは必要か? 

起業家の堀江さんとDTVSの斎藤さんが、ビジョンについて議論している動画ですが、終始二人の意見が合いません。一見、単に二人のプロトコルが合わないだけに見えるかもしれませんが、実際は二人の脳の違いから、このような議論に発展しています。

脳の働きにより、行動が変わる
動画の中の話や今までの行動を

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APD(聴覚情報処理障害)について

APD(聴覚情報処理障害)について

◆重要※本記事は医師が書いたものでもなければ医療従事者が書いたものでもありません。
あくまで意見の一つとして聞いていただければ幸いです。
疑わしいと思った方は専門機関等への受診をオススメいたします。

追記:誠に勝手ながら諸事情により本記事を有料とさせていただきます。

申し訳ございません。

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なぜ現役時代に「笑う」ことを封印したのか

なぜ現役時代に「笑う」ことを封印したのか

私は高校から35歳まで「笑顔」を封印しました。
その結果、愛想が悪い記者泣かせの選手になってしまったんですが、それには理由があります。

(※写真は小5)

私は中学生までは楽しく走っていたのですが、駅伝強豪校の須磨女子(現須磨学園)に入ってから生活は一変します。

往復3時間の通学、厳しい練習メニュー、学業。とにかくこなすことに精一杯。強い高校に入っても、自分が1番強いわけではありません。だから

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捉え方や受け取り方で現実が大きく変わる

物事に対してポジティブに捉える人とネガティブに捉える人がいます。
何かが起こった時とか誰かが言った言葉に、人によって反応が別れるますが、これってわかりやすいんですけど、ポジティブに捉える人はポジティブな現実を体験することになり、ネガティブに捉える人はその逆を体験することになります。
それが宇宙の法則だからです。

宇宙っていうと大げさに聞こえるんですけど、全ては波動でできていますから、普段からどう

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悪口や罵倒で凹む事がなくなる!?最強のメンタル思考法とは?

悪口や罵倒で凹む事がなくなる!?最強のメンタル思考法とは?

皆さんは自分がメンタルが強い方だと思いますか?

もちろん何事にもめげない強い精神を持っていれば良いのですが、そうでない方はメンタル強くしたいですよね?

仕事や人間関係でも口うるさい上司や嫌味を言ってくる同僚などに悪口や罵倒され、嫌な思いをした経験は誰でもあると思います。

今回は批判や罵倒や悪口に凹む事がなくなる最強のメンタル思考法をご紹介します。

「お釈迦様と悪口男」という話しがありま

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「不安の正体」を突き止める方法

「不安の正体」を突き止める方法

日々の生活や仕事で正体不明の不安に襲われることってありませんか?

僕は残念ながら正体不明の不安という壁に日々直面しています。

原因が明確な不安であれば何とかなるのですが、その多くは”何となく”というあいまいな状態にとどまっているものです。

あいまいな状態が続くと被害妄想は膨れ上がり、ますます不安が加速してしまうから悩ましいものです。最終的には、頭の中のゴチャゴチャと心のモヤモヤにつながり、八

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なぜ人はあまり効果がないと言われてもマスクをしてしまうのか?

マスクが品切れになって転売屋が荒稼ぎしているようです。

感染者がマスクをすることでウイルスを拡散することを防げますが、健康な人間がマスクをしても予防の効果はあまりありません。しかし人々はマスクを探して奔走し、予防にあまり意味がないと思っていてもマスクをしてしまいます。一体なぜなのでしょうか?

現状、コロナウイルスの具体的な予防策は見つかっていません。一番の予防は手洗い・うがいという風邪の予防と

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「楽譜が読める」とはなにか。科学的メカニズムを調べてみた。

「楽譜が読める」とはなにか。科学的メカニズムを調べてみた。

楽譜が読めるようになるための情報は、ネット上にあふれかえっています。

でも、そもそも脳はどうやって楽譜の視覚情報を処理し、演奏につなげているのでしょうか?

近年、科学技術の進歩により、脳の働きが以前とは比べ物にならないほど細かなことまでわかるようになりました。楽譜が読めるとは、楽器が弾けるとは、いったい何なのか、脳の動きを進化したサイエンスで明らかにしていきます!

ハイライト・カロリンスカ研

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これを今の言葉でいうなら「心理学ハラスメント」略して「心ハラ」かな

これを今の言葉でいうなら「心理学ハラスメント」略して「心ハラ」かな

大学の専攻を聞かれて「心理学部です」と答えると、高確率で返される言葉がある。

「え、、、もしかして私がいま何考えてるかわかります、、?」

「 わかるわけがない。

おそらく、メンタリストDaiGoさんの登場により ”心理学=人のことを透視する能力” だと思ってる人が一定数いるようだが、DaiGoさんは心理学以外のあらゆるジャンルの論文や書物にも精通しており、それをテレビというエンタメに合わせて

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知能と限界

知能と限界

いまできることを前提に自分たちがやることを限界づけてしまう発想はキライだ。
そういう話を聞くと、気持ち悪くもなる。

何でもかんでも無謀なチャレンジをしろとも一切思わないけれど、やりたいと思うことがあるなら、いまできるかどうかで簡単に諦めたりしない方がよい。
どうやったらできるようになるかプランを検討してみたり、小さくチャレンジすることを積み重ねて目標に届くよう試してみた方がいいと思う。

結局、

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怒る指導者

怒る指導者

なぜスポーツの現場で指導者は怒るのか。人間がなぜ怒るのかを考えてみると、思うようにならないという能動的な怒り、攻撃されていることへの防御としての怒り、があるように思う。ここに先生と生徒という関係性が入り、スポーツ現場で怒る文化が生まれているのではないか。

まず日本のスポーツ現場の背景に三つの特殊性がある。一人で大人数の生徒を見ることが多いこと。技能向上と勝利が求められているということ。各セクショ

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憂うつな自己分析のまえに、やるべきこと。

憂うつな自己分析のまえに、やるべきこと。

自己分析、という言葉の、つめたさはなんだろう。

なんだか「自己分析をする」というと、まな板のうえにのせられて調理される鯉になった、みたいな印象を持ってしまうんですよね。(ピチピチ)

それはそうで、調べてみると「分」はもちろん、「析」という字も、「ばらばらに切りはなす」という意味があるみたい。だとすると、僕の「まな板の鯉感」もあながち的外れではなさそう。

「自己分析をする」とは、言葉によって自

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これからは
「9歳の壁」
という言葉は、ダブルミーニングになるのか。
発達心理学と犯罪心理学。
やべぇな。