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いきなり斬りつけるタイプのやつ #呑みながら書きました
①スリムクラブ文章をスリムにしましょう、というから、スリムにしたら圧を感じるって人もいて、兎角この世は難しい。「参加は任意です。以上」だと圧がかかるから「みんな忙しくて大変だよね。だから全然強制とかじゃなくて、もしよかったらなんだけど、うん、無理にとは言わないから、もし協力してくれたら嬉しいな⭐︎」ってする。
カタマリダマシイというゲームを知ってるか。雪だるまみたいに、ゴミの塊を転がしながら大き
怖い時、好きなものは絶対離さない、これが大事でしょう
「ポケットの中で静かにしている芋を握って、落ち着こう。怖い時、好きなものは絶対離さない、これが大事でしょう」(本書159ページ)
暗闇の中であてのない男に抱かれながら、背中にぎゅっとしがみつく。その時、広大な海に漂う難破船みたいな気持ちになる。だからだろうか。怖い。怖い。怖い時、好きなものは絶対離さない、これが大事だ。
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稲田万里著『全部を賭けない恋がはじまれば』を読んだ。
まず、行
春はみんなの中に眠っている #春野菜塗り絵コンテスト
久しぶりに、企画に参加することにしました。
文章ではなく、塗り絵の。
ん?塗り絵。そう、小学校の美術の成績は3、それ以降自分のセンスの悪さを呪いながら生きてきた、美術も絵もデザインもトーシロなわたしが、塗り絵だと。(知らんがな)
でもね、ちまちま作るのは好き。そして色を眺めるのが好き。植物の、建物の、空気の。
確か中学生の頃買った色鉛筆を残してあったはず、と机の引き出しを開けてみる。
わたし
月夜のスキップはピチカートのように(小説)
「もし告白されていたら、付き合ったんですか?」
小さな目眩を覚える。仄暗い迷路から出て、夢から覚めたようだった。長い一日の、長い会社員生活の終わり、ぼんやりとした静けさを破って放たれたその一言の驚き。
「そうねえ」
彼はわたしより少し年上で、微かに猫背で、痩せていて、神経質だった。指示も細かく、礼儀にも厳しかった。ただ、細かく厳しくはあるが、佇まいや言動に柔らかな繊細さがにじみ出ていて、あか
夢の灯火〜僕たちは月を見失った〜 #クリスマス金曜トワイライト
くねくねと曲がる道を、まるで先の見えない人生のようだと感じながら、走っていた。
波のざわめきが遠くに聞こえる。
僕は何かから逃げるように必死に走った。
家々の明かりだけがほのかに青白く道を照らす。夜の闇は一層深くなったようだった。
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あの二人きりの逃避行からほどなくして、あなたはこの街からいなくなった。転校したと、風の噂で聞いた。
世間はしばらく騒がしかったけれどやがてそれもなくなり
我は石を抱きて泣く #呑みながら書きました
我は石を抱きておうおう泣く。粉々に砕け散った石のかけらを抱いて、夜空の月を仰いで泣く。
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昔、昔、わたしのお父さんは、それはりっぱな、頑丈な橋をつくりました。わたしが大きくなって初めて一人で橋を渡ろうとした時、お父さんは、目を回して驚きました。
痩せ細って痛々しいほど目の大きくなったお父さんは、かわいい花を、大波が飲み込んでしまうのではないかって、喉を締め付けるような恐怖で夢中で橋を、叩き
「7月の 雨のち晴れの 誕生日」
「花が咲くまでは無理かなぁ」
君は子どものように笑いながら、庭の小さな花壇にひまわりの種を植えた。
一筋の光がさして、君を照らす。
初夏の日差しはまだ柔らかい。
澄み切った青い空から、爽やかな風が吹いた。
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君は。
一見、粋でさっぱりしている。
でも、時折なぜか自分を追い詰めて、悔し涙を流す。
たくさんのものを抱えているようで、何も持っていないかのようにすがすがしい。
指揮官のよ
もし一つしか言葉を交わせなかったら、人はどんな言葉を選ぶだろうか。〜コロナ禍中の一歳半健診〜
怖かった次男の1歳半健診がやってきた。
1歳半健診とはいうものの、このところの禍で延び延びになり、すでに次男は1歳半をだいぶん超えている。
言葉は、まだ出ていない。
長男の時は、たくさんではないけれど、言葉は出ていた。
それでも、「腕は?」「足は?」「耳は?」の問いに指さしはできなかったし、「犬は?」「車は?」の問いにも、答えられなかった。
「このぐらいには、できてて欲しいんですけどね」
1歳半健診の憂鬱②〜かつてはわたしも"そっち側"だった〜
「そんなに良くないですか?」
1歳半健診が、怖い。
言葉の遅い次男の1歳半健診が怖すぎて、何とかパニックにならないで受診したい。
このnoteは、わたしが心の整理をするためだけに書いている。
長男の時は行く部屋行く部屋でダメ出しをされ、気まずい空気だけが流れた。
わたしは世間知らずというか馬鹿正直というか、そういうところがある。「成長を一緒に喜び合いましょう」なんて書かれたものだから真に受