青い鳥

鳥は何故美しい声をすてなかったのだろう 鳥は何故美しい羽根をすてなかったのだろう 飛ぶために 何故それらを犠牲にしなかったのだろう 飛ぶために 寧ろ逆なんだろうか ある一つのあり得ないような夢を追求し続け追い求めた結果 要らないもの余計なものを捨て去り削ぎ落し 本当に必用なものだ…

キツネボーイ2

AB どうも、キツネボーイです! B ありがとうございます!ただいま偕楽園駅の乗車駅証明書をもらいました!こんなんいくらあってもいいですからね! A 実はな、聞いてほしいことあるんやけど。こないだオカンがテレビで気になるAKB48のメンバー見つけたらしいけど名前わからんらしいねん。 B またか…

御聖体

   「あなたは厭世家ですね、K。」 ある研究員の一人に言われた言葉が忘れられない。厭世家の私が、四ヶ月の息子を授かっている。それは最大のパラドクスに思われた。  私は、複製人間である。私と全く同じ姿形をしたオリジナルの素体が、この地球のどこかに住んでいる。そのことだけを教えられて、…

オマージュ

あー誰だったっけかなあ。 こないだなんかのアスリートが言ってたんだよな。 「私にとってこの競技は瞑想に近い」って。 意識が研ぎ澄まされる感じなんだろうな。 今日は登山してきたけど、木々の緑の中、ホント何にも考えなくなるんだ。 それで「瞑想に近い」を思い出したんだ。 山歩きも、なんか…

詩【丸サのgigolo】

丸サのgigolo進行に乗せて OTK各位、準備はいいかい。 私は自由で孤独なメス猫だって 生きてりゃしんどいこともあるでしょ。 でも、罠張ってK2掘って 青噛んで逝ったって関係ない。 三分あれば、何でもできるよ。 嗚呼、麗しき人生の応援歌。 私の生き様を示してくれるよ。 嗚呼、愉しそうね天晴だ…

敬愛、ロータスクラブオマージュ

読切小説/僕と孤高の美女とあの金閣寺の話_20210609

雷が僕を撃ち抜き、僕は孤高の存在として生きようと決心した。 僕に電光石火の一撃を与えた彼女もまた孤高のひとだった。僕は彼女を「孤高の美女」と呼んでいた。彼女とは朝、トラムの中で会う。彼女はいつも瞳を一心に文庫本へと落としている。トラムの中で紙の本を開いているのは彼女しかおらず、そ…

セルロイド製ピーター・パン③

後 彼ら その② 帰り道、みどりちゃんは、図書館に寄ると、詩杏ちゃんと都南くんに、弟たちを家まで送ってくれるように頼みました。そうして、図書館に置いてある本の検索機で、あの図鑑、美しい少年たちの図録を探しました。なかなか見つからないから、司書に尋ねようかとも思えたのですが、淫らな…

セルロイド製ピーター・パン②

後 彼ら その①  白詰草の花冠を、おつむりに被せてあげると、弟の環は笑いました。花のような笑顔です。その笑顔を見ていると、少年は少女なのかしらと思うのです。美しい青年に育つ前、男の子は間違いなく女の子で、きれいな顔をしています。それなら女の子は?みどりちゃんには謎でしたが、そう…

映画「1984」が現実になる日

昨日の記事で、月山の標高が1984メートルであると書いたとき、私の頭の中で、この数字からの連想が自然に起こった。 ジョージ・オーウェルが1948年に書いた「1984年」という小説は、未来の監視社会を予言したかのような内容である。 スマホの位置情報がビッグデータ化され、どういった世…