りよう

もがいてるひと。奈落から観た月もまた綺麗/感受性が強すぎて時々浸食されるし、エンパス体…

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もがいてるひと。奈落から観た月もまた綺麗/感受性が強すぎて時々浸食されるし、エンパス体質だけど、それもまた個性だと捉えて自分にしか見えないものを探す

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フェアリーテイル

ノアールの夜から あなたとあなたに分かれた私たち 深い森の奥に閉じ込めたのは あなたのことが嫌いだったからじゃない あなたのことを守りたかったから あなたのことを愛しているから ノアールの夜から あなたとあなたに分かれた私たち 野を駆け、空を舞うようにして たくさんのことをあなたは教えてくれた いつも楽しそうに話してくれたけど いつも傷だらけだったのを知っている あなたのことを愛しているから ヴァルプルギスの夜 あなただけに伝える内緒話 外のせかいが変わるにつれて 私

    • そして、テオドールへ引き継がれた

      呼吸に合わせて上下する腹を見ることに ありたけの時間を使うべき だと思うことは 何と美しいわがままだろう 両手で抱えた頭の付け根 指に触れた背骨はいつも斜め前を向かう 今眠ったらもう目覚めることができない ような気がして眠りたくない と思うときほど よく眠れたりするのはどうしてだろうか 曖昧な感覚のまま時間を塗りつぶす 燃え木のひとつが崩れ落ちて旅立ちを知る 昨日との違いはきみがいないことだけだ 生死の決まりごとは願いの治外法権にある 戯れることはおろか 触れること

      • 生命の仕組みと生きる理由

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        • 慈雨に捧ぐ

          パンからこぼれる赤いジャム 易々と切り落とされた白い爪 眼に入ったはずの睫毛は 涙のなかにも見つけられなかった 祈り子は幼き日のまま 祈っているのだろうか 銀河から星が降るように 手のひらに何かを受け止め給う それと引き換えに手を伸ばしても 届かなくなるものができて それを見送ることすら 忘れてしまう 混ざりけのない休日 掻きむしられた右腕の赤みに 加害者だった左手をあてる 混ざりけのない笑い顔の 滲ませかたを忘れてしまった それがいつまでできていたのかも 忘れてしまった

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        フェアリーテイル

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        • 無意識にうたうはなうたのように_第4期
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        • ノマドは旅に出る
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        • 日々のエッセンスをあつめたエッセイ
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        • 無意識にうたうはなうたのように_第3期
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          まちあわせの、すりあわせ

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          おなかが空いて何を食べようかなと考えた瞬間は希望と少し似ている

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          大切なことは何ですか、と自分自身に問いかけて出てきたものに傾け続ける

          連続で恐縮ですが、昨日のつづきなので 今回もメンバーシップ限定となります。 お買い求めにならないようにお願い致します。

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          大切なことは何ですか、と自分自身に問いかけて出てきたものに傾け続ける

          大切なことは何ですか、と自分自身に問いかけてすんなり出てきたものに傾ける

          向き合うことに一生懸命になりすぎて 見えるものは現実ばかり 夢や理想を考えることが少なくなった 夢や理想があるから現実があるのに それらを見ずして向き合う現実が どこにあるというのか ということで、やりたいことを 考えてみることにする 発想のきっかけをくださった sarさんありがとうございます と言いつつも、相変わらず諸事情により メンバーシップ限定とさせて頂きます ごめんなさい お買い求めになられませんようにお願い致します (sarさんごめんなさい)

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          大切なことは何ですか、と自分自身に問いかけてすんなり出てきたものに傾ける

          履歴を紐解いて振り返る

          あまりにも息が詰まることばの羅列である とコメントでも頂いたし、自分自身でも 感じたので、閑話休題とばかりにライトな 内容で書いてみようと思います。 メンバーシップ限定となりますので、 お買い求めにならないようお願い致します。

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          あれはたしか

          あえかさ ひそかに ありかをさぐる よるのかぜに かよわくも なくねこの めはたしか あえかさ ひそかに ありかをさぐる よるのかぜに かそけき ノクターン ないても こらして みようとして みえた みえたように かんじたもの あれはたしか たしかにあれは あれはたしか

          あれはたしか

          ひと粒の思考ならば昼には枯れるだろう

          気にしないように と、気をつけて 考えすぎないように と、いつも意識する 忘れないように と、気に留めて 一方で早く忘れよう と、気をつけることもある 反対側に力点を置いて あべこべに力を入れる いったい何を気にしていたのだろう いったい何に気を取られているのだろう 忘れたくても忘れられないこと 忘れたくないのに忘れてしまうこと 選んでいるつもりでいても 忘れられてしまう側に立っていることもある 私たちは 次吹く風でどの葉が落ちるか を選ぶことなどできない とびぬ

          ひと粒の思考ならば昼には枯れるだろう

          ビューティフル

          ふれるとあなたが在ることを知って 私もそこに在ることに気がついた 或ることを思い出して また新しいことを考えて 無垢の机にコーヒーカップのかたちに 水滴がついてやがて乾くみたいに 繰り返しを繰り返す 繰り返すばかりだ この日のことはもう思い出すことのない 他愛のない一日だけれど 特別なことはいつもどこにでも そこに在ることを私は知っていたのだと いうことは覚えたままでいるのに違いない おとといとても哀しい夢を見たことは どしゃどしゃと雨が降る音から土砂降りになった なんて

          ビューティフル

          傘についた雫と一緒に連れ出して

          小さな小径を行き交う時に互いに傘を傾ける。 自分のためでもあり、他者のためでもある。 小さな出来事で当たり前に見えても 大きく気持ちが傾くことがある。 この先はメンバーシップ限定となります。 お買い求めにならないようにお願い致します。

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          傘についた雫と一緒に連れ出して

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          ヴァーティゴ

          六花は眼前にあるほど大きなまま 睫毛に乗っても心残りのように そのままで堕ちてゆく 意図して瞬きを繰り返して 視界を創り出した時 泣いているみたいに流れ落ちた 『今は休むべきだ』 木々は枯れたふりをして 畑は重くのしかかられるまま ずっしりと白を蓄える 根絶やしにされたであろう 村はまだ燃えている 意図せず瞬きを忘れてしまう 眼前は考えるよりも早く報せる 『魔女狩りだ』と 何者にもなれずに旅に出る者がいる 何者かを恐れて村を焼く者たちがいる 何者でもないものだけが残るか

          ヴァーティゴ

          テイルウィンドを追いかけて

          いつかの昨日を待ちつづけるから 夢は色濃くなる 読みかけた本の隙間にいれた指の 隙間から見えたことばは雨の色 羽化しない繭に横顔が映る 低い鼻頭は産毛を帯びており 発光して見える 読みかけた本に顔を伏せるように 記憶にすらならない 隙間も忘れてことばは今満ちる ポニーテイルが揺れる 雨を嫌がって束ねいて揺れて 雨を避けた、避けた 浮腫む無垢 見続けるほど色は濃くなり 濃くなるほど 重荷になってしまう ポニーテイルが揺れる 嬉しいときだけだったなら良かったのに とき

          テイルウィンドを追いかけて

          別れみち、のち、帰りみち

          ふたつの目で見ても 単焦点 let me see くらいの空白で 永遠のことを おもいだす ふたつの目で見ても 単焦点 let me see 暗い景色のなかで 永遠だけが 鈍色 どんなにか 世界で一番近くにいても well…I do 抗えないまま終わる 時がある 往くみちと思ってたのに いつの間にか これは帰りみちだったんだ だなんて気づいた 手を翳した西側の太陽 抱く意思によることなく 背を向けて well…I do 帰りみちは 自分だけの影が伸びている

          別れみち、のち、帰りみち

          空も 海も 深く深く蒼い 深く 深く 蒼を持っていると 何もかもを ゆるす 深さを 感じることが できるから 私は それをみて 時々 泣くことが 今でも できる ゆるしても ゆるされても 私の 何かが 変わるわけでは ないけれど ゆるしたり ゆるされたり 時々 泣いたり できると もう少し 孤独な 夜の静けさの なか 深く腰を下ろして いられる 重く閉じ込めて 私のまま 私でなくなる時に 蒼に委ねて 手をひろげる ゆるしたり ゆるされたり 時々 泣いたりして

          読みかけの本にいれた指の隙間から見えたことばは雨の色

          風は体で受けるよりも 耳で感じる方が好きだ 風が強い日は想いが遠くに飛んでゆく それに名前をつけることは もう難しい とても難しいことだからこそ なくさずに大切にしまっておく と決めている それだけは強い風にも負けない と思った ◇ 茶色がかっていた芝生が まるで蘇りのように少しずつ 緑を帯びてくる ひかりを受けたぶんだけ 自らひかりだすみたいだ それを見ているだけで少し嬉しくなる 風の通り道にいるから 音が啼いて 壁に何かがぶつかって 風とひかりと時々降る雨があるから

          読みかけの本にいれた指の隙間から見えたことばは雨の色

          空白容量の余白

          ほんとうを失って ないことをあるようにもせず ないことをないものともせず それをどうともしないように 生きることは逃亡劇に少しだけ似ている 粉末のように一斉に押し流れることはなく PTP包装シートにひと粒ずつに 隔てられた1日をできるだけ 単一に見えるように過ごすこと 日々、時間切れを待ちながら 起きることのない劇的な希望を 僅かながら目指している 嗚呼 と漏らした声が誰に向けているのかも 考えないようにする 考えてしまいたくないから 咳払いで消波して 吸い込んだ拍子に入

          空白容量の余白

          1/75ゆれ花弁

          風が幾分やわらいできた頃 白い馬の群れが横切るような感覚をおぼえた ゆっくりと煙のようであったけれど 明確な意思を持っているようであったから 風に流されるそれとは面構えが違っていた 泣いたことは数えきれないけれど 自分の泣き顔は見たことがなくて 自分の亡骸も見ることはないだろうから いつ終わりを振り返れば良いのか と不意に思ってそうして それが何の意味もないことだと唇をすぼめた 遺すことをそれに近いものとして 拘ってもみたけれど 撮り溜めた満開の桜を見返すことなく 次の桜を愛

          1/75ゆれ花弁

          チリヌルヲ

          車窓から見える 満開の桜は ラヴホテルの隣で 風に凪いて 愛とは何かの 例え話みたいだった 小さな綻びに 気づいてないふりをして 指でこよりをつくって 風を塞いで 何かと何かに 入ることばを探してる 改札から溢れ出る人 改札に急ぐ人 避けずに歩いて 肩がぶつかっても 互いに何事もなく歩くのが 生残の最適解と 例え話のように 突きつけられてるのなら 生まれるはずのなかった 命のひとつなのかもしれない 生まれる前からずっと せかせかと追われるように 生存競争 風波を見ている

          チリヌルヲ