りよう

もがいてるひと。奈落から観た月もまた綺麗/感受性が強すぎて時々浸食されるし、エンパス体…

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もがいてるひと。奈落から観た月もまた綺麗/感受性が強すぎて時々浸食されるし、エンパス体質だけど、それもまた個性だと捉えて自分にしか見えないものを探す

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フェアリーテイル

ノアールの夜から あなたとあなたに分かれた私たち 深い森の奥に閉じ込めたのは あなたのことが嫌いだったからじゃない あなたのことを守りたかったから あなたのことを愛しているから ノアールの夜から あなたとあなたに分かれた私たち 野を駆け、空を舞うようにして たくさんのことをあなたは教えてくれた いつも楽しそうに話してくれたけど いつも傷だらけだったのを知っている あなたのことを愛しているから ヴァルプルギスの夜 あなただけに伝える内緒話 外のせかいが変わるにつれて 私

    • きみといろ

      微熱を感じながら過ごす微睡は 滲んで広がった青色のようです あと少しで足が届かなくなる 遠浅の沖にいるような感じがしました 天気予報を気にしながらも お洗濯物を外に出してしまったから 深い眠りのなかにいるのは難しいだろう と、滲みが広がってしまうことを 指で止めたのですが 時折きこえる飛行機の音を感じる程度で 水のなかで漂いつづけることができたのでした 微熱を感じながら見た夢は 滲んで広がった橙色のようです あと少しで手が届くところで 一向にきみの姿は近くならないので

      • 小さな一花、大きな一果

        物陰から猫は見続けている 風に靡く髭はいつも見えないものを見ている 猫は人のせかいの中にいるのではない 人こそがかりそめの借り物の中で 生かされている わからないことばかりだけれど わからないことはわからないままでもいいし わからないことをわかろうとするのが 慈しみと思いたい 誰かのの自問自答なんて聞きたくない 大体おんなじことを 大体おんなじに少しちがうように 考えているだけのことさ 一花散れば他の花も散り 同じ一果がそこかしこで実る 台風一過のそのあとで 猫に追われた

        • 星空指数とジェリーフィッシュ

          雨は種子を目指して堕ちる 土のなかにまで届くように まっすぐでいることを いつも心がけている 海月は月を目指して浮かび上がる 空のはてにまで届くには あまりに遠いことを いつも心に留めている 雷で生き物たちを遠ざけて 土のなかにまっすぐ届くようにした翌日は ふた葉がいつもより多く 背伸びをしている それを私は知っている だから雷が鳴りだすまでの 数秒のあいだ ほんの少しだけ息をひそめている はじめて口づけをした時のような 不器用さで 胸に抱いた恋心のくぼみは今は 土の

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        フェアリーテイル

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          【業務連絡】まちあわせのみなさま

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          まちあわせの、すりあわせ

          メンバーシップ限定となります お買い求めにならないようにお願いします

          まちあわせの、すりあわせ

          おなかが空いて何を食べようかなと考えた瞬間は希望と少し似ている

          本日はメンバーシップ限定となります お買い求めにならないようにお願い致します もしご加入を検討されている方がいらっしゃるようでしたらお声掛けください(お金を頂くためのものではないので)

          おなかが空いて何を食べようかなと考えた瞬間は希望と少し似ている

          大切なことは何ですか、と自分自身に問いかけて出てきたものに傾け続ける

          連続で恐縮ですが、昨日のつづきなので 今回もメンバーシップ限定となります。 お買い求めにならないようにお願い致します。

          大切なことは何ですか、と自分自身に問いかけて出てきたものに傾け続ける

          大切なことは何ですか、と自分自身に問いかけてすんなり出てきたものに傾ける

          向き合うことに一生懸命になりすぎて 見えるものは現実ばかり 夢や理想を考えることが少なくなった 夢や理想があるから現実があるのに それらを見ずして向き合う現実が どこにあるというのか ということで、やりたいことを 考えてみることにする 発想のきっかけをくださった sarさんありがとうございます と言いつつも、相変わらず諸事情により メンバーシップ限定とさせて頂きます ごめんなさい お買い求めになられませんようにお願い致します (sarさんごめんなさい)

          大切なことは何ですか、と自分自身に問いかけてすんなり出てきたものに傾ける

          履歴を紐解いて振り返る

          あまりにも息が詰まることばの羅列である とコメントでも頂いたし、自分自身でも 感じたので、閑話休題とばかりにライトな 内容で書いてみようと思います。 メンバーシップ限定となりますので、 お買い求めにならないようお願い致します。

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        記事

          残響音によるユニゾン

          声だけがする夢をみて もうひとりの私はその主が誰かを 懸命に探したのでした やがてそれが誰の声なのか どうして声だけなのかを理解しました 日ごと青い穂を実らせる田圃がある一方で 同じ背丈でも真っ直ぐなままの それらが隣合わせており それはどうしてだろうか と考えを巡らせはしても 歩を止めることはありませんでした 雨戸を開けてみると、 明け方の空は数日前より幾分暗いままで 声だけがする夢を思い出すには 数日前より向いている気がしました 懐かしき声は思い通りに思い出すこと

          残響音によるユニゾン

          キルトの針穴

          暗闇に目が慣れたころに 絶望にも僅かながらひかりはある という思い込みを飲み込んだ 枯れてしまったかもしれない枝に せっせと霧吹きをかけて 眺めつづけるのと同じくらい 途方もなくそして 思い違いをしているかもしれなくても 絶望にも僅かなひかりはある ということはそういうことだと思うから 発光してるかのような天井を 見つめながら どうやって自分を動かそうかと 思案した 夜はどうやら長いというのに どうやら季節は短い 昼にみた昇天する蝉を思い返した

          キルトの針穴

          結露はリコリスの口づけ

          往く道は過ぎて尚遠く されど往く道は過ぎて命は短し あれよあれよと過ぎゆくなかで あれもこれもが過ぎてゆき 抱きすくめても残るは我が身の骨ばかり 誰も彼もがやがて果てゆきて 何もかもは手には入らねど あれかこれかともがきながら 手にするものはあったろう 何かとんでもなく思い違いをしていたかもしれない どこかで正対して得た正解と どこかで正対して得た不正解 どこかで逃げても得られた正解と どこかで逃げたから失わずにすんだ境界と どこまで逃げても守り切れなかった 正解でも不

          結露はリコリスの口づけ

          そして、テオドールへ引き継がれた

          呼吸に合わせて上下する腹を見ることに ありたけの時間を使うべき だと思うことは 何と美しいわがままだろう 両手で抱えた頭の付け根 指に触れた背骨はいつも斜め前を向かう 今眠ったらもう目覚めることができない ような気がして眠りたくない と思うときほど よく眠れたりするのはどうしてだろうか 曖昧な感覚のまま時間を塗りつぶす 燃え木のひとつが崩れ落ちて旅立ちを知る 昨日との違いはきみがいないことだけだ 生死の決まりごとは願いの治外法権にある 戯れることはおろか 触れること

          そして、テオドールへ引き継がれた

          生命の仕組みと生きる理由

          メンバーシップ限定となります。 お買い求めにならないようにお願いします。 お読みになれない記事にスキはつけずに 他の素敵な記事のためにお使いください。

          生命の仕組みと生きる理由

          慈雨に捧ぐ

          パンからこぼれる赤いジャム 易々と切り落とされた白い爪 眼に入ったはずの睫毛は 涙のなかにも見つけられなかった 祈り子は幼き日のまま 祈っているのだろうか 銀河から星が降るように 手のひらに何かを受け止め給う それと引き換えに手を伸ばしても 届かなくなるものができて それを見送ることすら 忘れてしまう 混ざりけのない休日 掻きむしられた右腕の赤みに 加害者だった左手をあてる 混ざりけのない笑い顔の 滲ませかたを忘れてしまった それがいつまでできていたのかも 忘れてしまった

          慈雨に捧ぐ

          あれはたしか

          あえかさ ひそかに ありかをさぐる よるのかぜに かよわくも なくねこの めはたしか あえかさ ひそかに ありかをさぐる よるのかぜに かそけき ノクターン ないても こらして みようとして みえた みえたように かんじたもの あれはたしか たしかにあれは あれはたしか

          あれはたしか

          ひと粒の思考ならば昼には枯れるだろう

          気にしないように と、気をつけて 考えすぎないように と、いつも意識する 忘れないように と、気に留めて 一方で早く忘れよう と、気をつけることもある 反対側に力点を置いて あべこべに力を入れる いったい何を気にしていたのだろう いったい何に気を取られているのだろう 忘れたくても忘れられないこと 忘れたくないのに忘れてしまうこと 選んでいるつもりでいても 忘れられてしまう側に立っていることもある 私たちは 次吹く風でどの葉が落ちるか を選ぶことなどできない とびぬ

          ひと粒の思考ならば昼には枯れるだろう

          ビューティフル

          ふれるとあなたが在ることを知って 私もそこに在ることに気がついた 或ることを思い出して また新しいことを考えて 無垢の机にコーヒーカップのかたちに 水滴がついてやがて乾くみたいに 繰り返しを繰り返す 繰り返すばかりだ この日のことはもう思い出すことのない 他愛のない一日だけれど 特別なことはいつもどこにでも そこに在ることを私は知っていたのだと いうことは覚えたままでいるのに違いない おとといとても哀しい夢を見たことは どしゃどしゃと雨が降る音から土砂降りになった なんて

          ビューティフル

          傘についた雫と一緒に連れ出して

          小さな小径を行き交う時に互いに傘を傾ける。 自分のためでもあり、他者のためでもある。 小さな出来事で当たり前に見えても 大きく気持ちが傾くことがある。 この先はメンバーシップ限定となります。 お買い求めにならないようにお願い致します。

          傘についた雫と一緒に連れ出して

          ヴァーティゴ

          六花は眼前にあるほど大きなまま 睫毛に乗っても心残りのように そのままで堕ちてゆく 意図して瞬きを繰り返して 視界を創り出した時 泣いているみたいに流れ落ちた 『今は休むべきだ』 木々は枯れたふりをして 畑は重くのしかかられるまま ずっしりと白を蓄える 根絶やしにされたであろう 村はまだ燃えている 意図せず瞬きを忘れてしまう 眼前は考えるよりも早く報せる 『魔女狩りだ』と 何者にもなれずに旅に出る者がいる 何者かを恐れて村を焼く者たちがいる 何者でもないものだけが残るか

          ヴァーティゴ

          テイルウィンドを追いかけて

          いつかの昨日を待ちつづけるから 夢は色濃くなる 読みかけた本の隙間にいれた指の 隙間から見えたことばは雨の色 羽化しない繭に横顔が映る 低い鼻頭は産毛を帯びており 発光して見える 読みかけた本に顔を伏せるように 記憶にすらならない 隙間も忘れてことばは今満ちる ポニーテイルが揺れる 雨を嫌がって束ねいて揺れて 雨を避けた、避けた 浮腫む無垢 見続けるほど色は濃くなり 濃くなるほど 重荷になってしまう ポニーテイルが揺れる 嬉しいときだけだったなら良かったのに とき

          テイルウィンドを追いかけて