読書感想文 ハーメルンの笛吹き男 伝説とその世界

この記事はノートから書き起こされたものです。詳しい事情は→この8か月間に起きたこと。

 『ハーメルンの笛吹き男』の物語はみんな聞いたことがあるだろう。あれは実話である。ただ問題なのは――何が起きたかわからない、ということだ。

 繰り返すが『ハーメルンの笛吹き男』の物語は実話に基づいた話だ。ハーメルン市参事会堂には次のような文字が書き残されている。

 キリスト生誕の1284年に
 ハーメルンの

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ありがとうございます。あなたにもはきっと良いことが起こります。
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マスク売り屋〔童話〕

むかし、むかし、ある村におじいさんとおばあさんがおりました。
おじいさんはマスクを売りに町にでかけると、帽子を深くかぶった一人の男がやってきて、
「そのマスクを私に全部売ってください」といいました。
おじいさんはたいへん喜び
「もちろんですとも。どうぞ」といってマスクを売ってあげました。

 家に帰ると、おじいさんはおばあさんに
「今日はマスクが全部売れた。うれしいことだ」といいました。
「すごい

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いただいた思い、確かに受け取りました🌸
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読書日記2『グリム童話』池内紀訳

読書日記第2冊は『グリム童話』(ちくま文庫)です。少し前に、『本当は恐ろしいグリム童話』が話題になりましたが、実際にゾッとする描写が多く含まれています。当noteの筆者も、先週のうら寒い時期にゾッとするものを読んでしまい、少し後悔しています。

子供向け絵本との相違
「赤ずきん」「ラプンツェル」「ヘンゼルとグレーテル」というと、子どもの頃に読んだおとぎ話の世界を思い浮かべるでしょう。話の大筋はそれ

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お読みいただき深謝申し上げます。
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4月2日 アンデルセンの誕生日

4月2日は“国際子どもの本の日”。デンマークの童話作家、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの誕生日です。

アンデルセン童話と聞いて、パッと思い浮かぶ作品はたくさんありますね。中には「あら!これもアンデルセンだったの!?」と驚く作品もあるかもしれません。

たとえばこちら。『にんぎょひめ』。

ディズニー映画『リトル・マーメイド』の原作にもなっているこのお話。

人間の王子様を好きになった人魚姫は

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嬉しいです(*^-^)♪ありがとうございます!
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読むたびに、揺れる心がいつも本心に還るありがたいお経✨🙏

『こぞうさんのおきょう』
 新美南吉

 やまでらの おしょうさんが びょうきに なりましたので、
かわりに こぞうさんが だんかへ おきょうを よみに いきました。
 おきょうを わすれないように、
こぞうさんは みちみち よんで いきました。

キミョ
ムリョ
ジュノ
ライ

 すると なたねばたけの なかに うさぎが いて、

「こぼうず あおぼうず。」

と よびました。

「なんだい。」

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ありがとうございます✨🌈
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小鳥とバラ<童話>#2.最終回

春の日差しが雪を溶かし、小川の水となり、森の奥の山の谷から流れてきました。乾いた木の枝にも淡い緑色の若葉が生まれて茶色の森は緑色に変わりました。

そして、枯れたヨシの畑の土の中でも新しい命が生まれようとしていました。
その芽は土を掻き分け、陽の光を浴びてぐんぐん伸びて、ついに美しい赤いつぼみをつけ、やがてバラの花を咲かせました。ピンクの花びらはまるで恥らう乙女の頬のようで見るものに喜びと幸せをも

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スキありがとうございます。\(^_^)/
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わたしの教科書

童話が好きでした。

おかあさんに何度も何度も読んでもらったきおくがあります。

A4くらいの大きさでカバーもついてて、一冊に幾つかの童話が入っていて、それが何十冊かのセットで購入したらしいです。

要らないならもらおうと親にきいてみたらもう処分してしまったみたい。

お母さんはよく金太郎の話を持ってきて読み聞かせてくれたのですが、わたしはたしか白鳥の湖?もう忘れてしまったけれど、

綺麗なおひめ

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みっことさかみち団地⑤

「みっことヒカルくん」

みっこの家のちかくで、赤ちゃんがうまれた。
団地にはたくさんのちいちゃいこどもがいるから、みっこはおねえさんになったきぶんだ。

「ヒカルって名前なの。仲良くしてね。」
道ばたで出会ったヒカルくんのお母さんは、そう言ってにっこり笑った。

ヒカルくん、ヒカルくん…
からだがピカピカひかっているのかもしれない。

みっこはまだ顔を見たことのないヒカルくんのことをたくさん

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北欧の絵本から生まれた、小さな陶板たち(北欧カタログ08)

CDサイズの
かわいい陶板です

 草やぶから顔を出した白うさぎ。
 そんなところで何をしているの?

 フィンランドの国民的な陶芸家であり絵本作家でもあるヘルヤ・リウッコ=スンドストロムが作った小さな陶板です。サイズは縦横約12cm。背面に壁掛け用の金具が付いています。
 この陶板、じつはヘルヤさんが書いた絵本『地平線のかなたまで』の一場面なのです。

 小道を横切って向こうの森へ行きたい白う

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『はにケンさん』第4話予告
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