マガジンのカバー画像

新しい社会

30
運営しているクリエイター

#ライフスタイル

適性のオーバーフロー

適性のオーバーフロー

適性の適正「ファイナンス(金融)専攻です」と言うと少し驚かれる。確かに典型的なタイプではないのかもしれない。女性だし、背が低いし、アジア人だし、メイク薄すぎるし。驚かれて当然な気がする。

ファイナンスを専攻しているが故に、クラスメイトとの話も、投資やマクロ経済、将来のビッグファームの給料やネットワーキング等 " The Businessman" と言う感じである。そもそもよほど数学が好きか、リス

もっとみる
金融市場を脅かすグリーンスワンの存在 (環境金融)

金融市場を脅かすグリーンスワンの存在 (環境金融)

最近米ハイテク株の上下乱が「クジラ(後にソフトバンクや追随した個人投資家と判明)」によっもたらされたとの話が話題になっているが、金融市場には他の動物も時々現れる。その中でも近い将来いつか、金融市場に「グリーンスワン(緑色の白鳥)」が現れるのではと囁かれている。

グリーンスワンとはグリーンスワンとは、地球温暖化等の気候変動が将来、私たちの生活を大きな悪影響を及ぼし、金融市場を大きく乱す金融リスクの

もっとみる
気候変動リスクと新しいGDP

気候変動リスクと新しいGDP

「今年のGDP予想は...」等のニュースがすでに出回っている。GDPは私たちが経済状況を鑑みる上で外せない重要な経済指標の一つである。

GDPといっても実際は色々なバリエーションがある。しかし、近年それらの従来のGDPを大きく変える「環境インパクトを考慮したGDP」がOECDより提唱されている。そこで今回は、OECD等のデータを基に少し「環境インパクトを考慮したGDP」の日本の現状について調べて

もっとみる
SDGsとイスラム金融

SDGsとイスラム金融

3行要約:イスラム金融とは、シャリア(イスラム教における規範や法)に基づいた金融システムである。イスラム金融は、その概念自体が倫理的ビジネスを重視した金融のあり方を説いている。そのため、SDGs(持続可能な開発)との相性が良く、持続可能な開発のための有効なファイナンス手段として近年、期待されている。

ダラム大学イスラム経済金融研究所 (Durham Centre for Islamic Econ

もっとみる
Withコロナ 私たちはどこに住んでいるのか

Withコロナ 私たちはどこに住んでいるのか

「経済活動の空間と帰属意識」の関係性について少し考えていきたい。

最近、コロナのおかげで1日の大変を家で過ごしている中でふと

住む(Live) = 「その空間に生きる」だとして、これまではどこか市街なり地域に住んでいるという感覚があったが、それが失われていることに気づいた。

実際、外に出る機会がほとんどない状況において近隣地域の空間を共有する経済、社会活動(地元スーパーでの買い物、公園への散

もっとみる
食べて感情を昇華できるお金

食べて感情を昇華できるお金

日々の生活における、資本主義中心の現代社会への行き場のない憤りを「お金」に投影して「消化」したい

日経未来面×COMEMO お題「20年後、どんな『延長線上にない変化』が起きる?」に関連し、「食べるお金」のコンセプトを考えてみる。

「お金」は今日の資本主義のシンボルだとして、アイロニカルに、お金を食べることで、資本主義を競争社会の辛い経験や記憶を昇華し、消化することは可能だろうか。

「昇華」

もっとみる
今年の景気は何度なのか?

今年の景気は何度なのか?

今年の夏も暑くなってきていますが、景気の方はどうでしょうか。「コロナのお陰で今年は景気が悪化している」と繰り返し報道されていますが一体、私たちはどの程度「景気」たるものを理解し、影響を受けてるのでしょうか

そもそも「景気」とは日本において「景気」を感じる手段としては、月例経済報告(景気についての政府の公式見解)や景気ウォッチャー、日本銀行による短観、景気動向指数等があります。

「景気」のはかり

もっとみる
なぜ私たちは、給付金10万円を受け取る前に使ったのか

なぜ私たちは、給付金10万円を受け取る前に使ったのか

「特別定額給付金」10万円が話題になっておりますが、今回は「臨時収入」について経済学的な視点から考えていきたいと思います。

「10万円」を振り返る
問1: 受け取った皆さんはいつ使ったでしょうか?

1.「特別定額給付金」10万円の給付が話題になった時

2. 「特別定額給付金」10万円の給付が決定した時

3.「特別定額給付金」10万円が実際に手元に届いた時

問2: 受け取った皆さんはどれく

もっとみる
お金は「記憶」を持ちたいのか

お金は「記憶」を持ちたいのか

先ほど私が使った100円玉は「どんな経路を経て私の元に届き」そして「どこに向かっていくのか」

私たちにとって、(1) 今、私たちのお財布に入っているお金達の「記憶」を辿ることは可能か (2) もし可能ならば、私たちはその「記憶」を辿るべきかの二点を考えていきたいと思う。

1. 「お金」と私たちの「記憶」「お金」は常に私たちと日常を共にしている。だからこそ私たちの生活は、時たま「お金」と引づけら

もっとみる
なぜ私たちはスタバフラペチーノにコミットするのか

なぜ私たちはスタバフラペチーノにコミットするのか

スタバに関して三回にわたって書いており、この記事は最終章です。前々回、前回の記事はこちらからご確認お願いします

今回も引き続き、「若者は何を犠牲にしてスタバを飲むのか」について考えていきたい。

最終章の今回を迎えるにあたり、かなり悩んだ。どうやってこの不毛な議論に落とし前をつけようかと。しかしながら、私は気づいたんだよ。鼻っから、この「若者は何を犠牲にしてスタバを飲むのか」という問題提起自体が

もっとみる
Try out: お金は水だとこじ付ける

Try out: お金は水だとこじ付ける

水の性質とお金の特徴を勝手にこじ付けて「お金は水のようなもののようだ」という結論を導いてみる

*データ分析なしです。ごめんなさい…つまり、エビデンスなしの戯言だと思って頂きたい。

位置:水は均等には流れない
お金はこの社会において均等に分配されているのだろうか。(1) 発展途上国が南半球に多く、先進国が北半球に多いことから南北問題と称されよう国家間での経済格差は多大である。(2) 国家内におけ

もっとみる

人間を一旦辞める方法

ファッションから始める物理的に「人間を一旦辞める方法」

「もう人間なんてやってられない」と誰しもが一度は思ったことがあると思う

でもその度に、所詮私たちは「人間として」生きていかなければならない。なんて現実を突きつけられてとてもイヤになる

そこで、今日は視点を変えて、物理的に一旦人間を辞めて気分転換する方法を模索していく!(捌いていくうううう🐟)

*下記に使用させていただいている写真には

もっとみる
フラペチーノから溢れ出ているものはなに

フラペチーノから溢れ出ているものはなに

昨日に引き続き 「若者は何を犠牲にして、スタバを飲んでいるのか」考えていきたいと思う

前回の記事はこちらから

前回は「若者は何を”犠牲”にして、スタバを飲んでいるのか」という問いの設定で答えにたどり着けなかった よって今回はアプローチを変え 

俗に言うCost ⇆ Price ( /= Value)というコストと価値の表裏一体性に沿った考えの元、

 「若者は何を”確保”する為に、スタバを飲

もっとみる
若者は何を犠牲にして、スタバを飲んでいるのか

若者は何を犠牲にして、スタバを飲んでいるのか

Twitter Instagramに溢れるスターバックスの飲みもの写真を眺めながらふと疑問に思った。

私たち若者は何を犠牲にしてスタバを飲んでいるのか

言い換えるならば、もしフラペチーノを注文していなかったとしたら代わりに何にお金を使っていたのか。

見切り発車:事実の整理What: スタバを飲むとは それいかに

そもそもスターバックスとは、「1971年にアメリカ合衆国で開業した、世界規模で

もっとみる