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滋味飯のすゝめ

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地味で滋味深い料理の作り方、考え方のマガジンです。 無料 有料混ざってます。
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#食

白菜賛歌。シンプルな鍋、歴史を巻く寿司ロール。

白菜賛歌。シンプルな鍋、歴史を巻く寿司ロール。

『白菜を称えたまえ。』
そんな気持ちになるほど白菜に惚れはじめた。

料理をする上で大切な事のひとつに”食材と仲良くする”ことがある。
その言い方は様々だろうけど、要するに食材のことを理解して相手の素敵な所を褒めるように引き出す(というか出てきて頂く)的な?
友人関係にも似た所あるような無いような。

兎にも角にも白菜と仲良くなってきた今日この頃の記録。

※今回は鍋編は無料、寿司編は有料です、よ

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食エッセイー即席茶として抹茶を常飲してみよう。

食エッセイー即席茶として抹茶を常飲してみよう。

作法やマナーは大事だがそれに縛られすぎると文化が狭くなってしまう。
それだけじゃないけど、抹茶を気軽に飲もう。美味しいし。
感覚的にはココアを練って作るのとかコーヒーを落とすのと同レベル。

そりゃね、茶道において作法は大事だ。
けど茶道じゃ無い即席茶としての抹茶なら作法もいいべさ。
作り方は簡単。

お椀に抹茶とお湯いれてチャカチャカするだけ。

・作法について一応ね、軽くだけど習ったんです。

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お稲荷さんが好きで堪らないんです。

お稲荷さんが好きで堪らないんです。

突然食べたくなる物、それがお稲荷さん。
祖母がよく作ってくれて、それには紅ショウガがはいってて『けんけんさん』と呼んでいた(気がする)
次に会えたら作り方を教えて貰おう。そうしよう。

俺は数ヶ月にいっぺん、油揚げをまとめて炊く。
その日の夜飯はもちろん稲荷寿司。
そんで残ったのを数枚ずつ冷凍して、うどんや蕎麦に乗せるのだ。

これがいいのよ。あると嬉しい、食生活向上委員会。

・材料とコクについ

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未完成の美味しさ。

未完成の美味しさ。

noteが書けない。
こないだのイベントの事も書きたいし、家庭的な魚料理についても書きたいし、茶碗蒸しについても書きたいし、美術館と盛り付けについても書きたい…
いくつものnoteが数千字の所で途絶えている。
丁寧に書くと途中で違う!ってなるし、勢いで書いたのを見直すとどこへ向かってるのか分からんし、、、

そんな中、この餃子のタネの写真が目についた。

未完成でも(未完成だからこそ!)食欲をそそ

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自家製ポン酢と絞りかす。

自家製ポン酢と絞りかす。

久しぶりにポン酢を作った。

柑橘の果汁に醤油やみりん、鰹節と昆布を合わせて漬け込めばできる手作りしやすい調味料のひとつだ。

市販の味ぽんでも充分に美味いし、我が家ほど味ぽんを使う家はそうそう無いと思うくらい愛用しているのだが(我が家では醤油並みにポン酢を使う)
クエを捌いて食べる機会があったので、せっかくなら良い物を作ろうと思い立ったのだ。

今回は自家製ポン酢についてと、その絞りかすについて

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夢にまでみた頭料理!-クエをまるごと食べた会-

夢にまでみた頭料理!-クエをまるごと食べた会-

何を隠そう、俺が食品ロス問題に興味を持ったキッカケはこの『頭料理』だ。
高校生の頃にこの料理を知り
「知らないで捨ててる食材を使った料理ってたくさんあるのでは??」
と思い、今ではそれが生業になっている。

・頭料理とはこの料理を知っている人はごく少数だと思うので説明しますと
大分県竹田市に伝わる郷土料理で、ハタやクエなど大型の白身魚の内臓や皮やアラ、エラなど捨てられがちな部位をメインにした料理で

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『ラジオ聴いてくれるかい?』

『ラジオ聴いてくれるかい?』

村上春樹の最初の小説”風の歌を聴け”のひと文だ。

・ラジオの魅力ラジオを聴く習慣は無かったのだが、radikoという便利なアプリを使い始めてからはかなりの頻度で聴いている。
ここ数ヶ月ほぼ毎日、夜にラジオを聴きながら走っている。

ラジオには独特な魅力がある。
目立たない場所にある隠れ家バーとか、一部の地元民しか知らない町寿司とか、そういう独特な魅力だ。

言葉にするのは難しいが、新聞より近く、

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ちょこっと菜食はじめました。

ちょこっと菜食はじめました。

食品ロス削減に関わって数年、よりよい食についてや、食の未来について話すことが増えた。
その活動によって関わる人が増えたのもあるし、世間の風潮もあって、菜食主義の人と会うことが増えた。

久しぶりのnote、書きたいことが多すぎて困る…
変な文(いつもだけど)でも許してね、お手柔らかに。
それでは。

・菜食とは。最近はベジタリアンやビーガンと呼ばれるが、日本的には菜食主義者かな。
厳密には色々な呼

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寝込む日と作り置き。

寝込む日と作り置き。

【行きつけの飲み屋はあっても、かかりつけの病院は無い】
そんな健康優良児の若者にとってワックチンの予約は大変な物だ。

色んな情報を集めて、ケータイで連打合戦をし、なんとか漕ぎつけたのが先月半ば。
そして先日、2度目の接種を終えた。
これでも同世代では早いほうだろう。

1度目の副反応的に、2度目の副反応がキツいことは予測できたので、打つ前に色々と用意ができた。
スポドリやアイスを買ったり、掃除を

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ドーナツ慕情。

ドーナツ慕情。

ドーナツが好きだ。
どれくらい好きかと言うと、朝から晩までドーナツ屋巡りをしたくらいには好きだ。

”なんたってドーナツ”というエッセイ集を読みはじめ、俺の中のドーナツ熱がまたフツフツと湧き出した。
(読むとドーナツ買っちゃうから、まだ半分しか読めてない)

・僕の好きなドーナツ

昔ながらの揚げたリングドーナツが好きだ。
焼いたドーナツ好きだ。
蒸したのも良いが、あれは別ジャンルだと思っている。

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マイベスト常備菜!! サラダ感覚で食べる青大豆と野菜の浅漬け。

マイベスト常備菜!! サラダ感覚で食べる青大豆と野菜の浅漬け。

ワックチンを打った。
1回目だけど、副反応けっこうキツいって聞くし、ある程度は飯の用意をしておくかと、前日にいくつか仕込んだ。

きんぴらごぼう、キャロットラペ、夏野菜の焼き浸し、刻みネギ、茹で鶏、
それと青大豆と野菜の浅漬けだ。

・作り置きって色々あるよね。打って数時間後に腕が少し重たくなり、なんとなくダルくなった。
米を炊いて、肉を焼いて、味噌汁をこさえて、あとはある物で食事にする。

次の

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念願の酸豆角炒肉末!!(ササゲの漬物と挽き肉炒め)の備忘録。

念願の酸豆角炒肉末!!(ササゲの漬物と挽き肉炒め)の備忘録。

※自家発酵についての記事です。
衛生や管理に細心の注意をし、自己責任で行って下さい。

3週間ほど前、農家の友人から野菜を買った。
ナスを中心におまかせで送って貰った。

そしたら三尺豆が入っていた。

左手前の緑の細長い野菜が三尺豆。

・そもそも三尺豆って?三尺豆は十六大角豆(ジュウロクササゲ)とも言われる野菜。
熟すと豆が赤くなり、赤飯に使われる見慣れたあのササゲになる。

日本では若く

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うまいシウマイあぁウマい。

うまいシウマイあぁウマい。

自分のソウルフードというか、地元グルメ代表はシウマイだ。
シュウマイじゃない” シ ウ マ イ ”なのだ。
あとはハングリータイガー、鳩サブレー、岩井のゴマ油もかな。

電車で遠出するときはあの弁当をよく買ったのだが、例の流行り病の影響でそんな機会がしばらく無い。
それに家にいる時間もあるし「ちゃんと作ってみるか!」と思い作り始めた。

最初はなんだか納得いかなかったけど、何度も作っていくうちに方

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夏の副菜:ズッキーニのアンチョビレモン和え🍋

夏の副菜:ズッキーニのアンチョビレモン和え🍋

夏だ、ズッキーニが美味い季節だ。
祖父がはじめて作ったズッキーニは大根並のデカさだった記憶。
多分普通のサイズを知らなかったんだろうなぁ。

甘くてみずみずしくて、独特の食感なのが良いよね。
焼いて食べるのが好き。

今日は副菜にピッタリの簡単レシピ。
焼いて和えるだけで気の利いた一品になります。

・材料ズッキーニ(中):1本
オリーブオイル(焼き用、和え用):各小さじ1
レモン汁:大さじ1

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