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食エッセイー即席茶として抹茶を常飲してみよう。

作法やマナーは大事だがそれに縛られすぎると文化が狭くなってしまう。
それだけじゃないけど、抹茶を気軽に飲もう。美味しいし。
感覚的にはココアを練って作るのとかコーヒーを落とすのと同レベル。


そりゃね、茶道において作法は大事だ。
けど茶道じゃ無い即席茶としての抹茶なら作法もいいべさ。
作り方は簡単。

お椀に抹茶とお湯いれてチャカチャカするだけ。

いきなり1枚目に抹茶ラテをだすような気軽さで。

・作法について

一応ね、軽くだけど習ったんです。
茶室で丁寧に茶を点てて、作法もなんとなく教わった。
だからこそ作法を守らないといけないと思ってた。

もちろん作法は大事だけど、直接的に味に関わらない物も多い。
座り方とか、音を立てないとか、拭き方とか、それはそれで文化なんだけど、それがハードルをあげる要員になっているのかもしれない。

そういうのを取っ払った俺の、、、

・丁寧とは言い難い抹茶レシピ

お椀は温めないでそのままスプーン1杯の抹茶をいれる。
沸かしたお湯と少しの水をいれてチャカチャカ。

それだけ。

更に美味しくするには抹茶を漉したり、茶筅とお椀を温めたり、しっかり沸かしてから80℃くらいにさましたお湯を使ったりするけどね。

自慢じゃ無いがテキトーな俺は少なめの熱い湯で茶を点て、水で薄めて量を増やす事だってある。
温度は高い方が点てやすいし、濃度が濃い方が点てやすい。
雑で良いのだ。だって即席茶だもの。

濃いめで熱めにして氷をかますのもいい。
暑い時期はこれがけっこう良い感じ。

そうそう、普通の抹茶は1杯が少ないので、俺はいつもたっぷりいれる。
器的には限界の量だけど、半分で点ててあとからお湯を追加してもいいじゃない。

・苦くて軽ろやかな抹茶ラテ

なんなら牛乳を追加してラテにするのもいい。
オススメは抹茶粉スプーン1杯、熱めの湯100ccで点てて、氷を2,3個(大体60cc分)で冷えたら牛乳を30ccほど。
分量はあくまで目分量なんでなんでもOK

味としては甘くない抹茶ラテで、牛乳少なめなんでたっぷり飲んでも重たくない。
感覚的にはコーヒーに牛乳入れる感じ。

抹茶ラテの濃度はこのくらい。

最近、二日にいっぺんは抹茶を飲んでいる。
夜ごはんのあとにチャカチャカ点てるだけ、暑い日は氷をいれたり、洋菓子と合わせるときは牛乳いれたりしてね。

インスタントコーヒーよりは面倒だけど、一杯ずつ落とすコーヒーよりは手軽。
そのくらいの立ち位置。

・茶道具について

抹茶椀はなんでもいいけど、点てやすいのと点てにくいのがある。
写真のお椀は沖縄芸大の芸大祭で買ったものだけどめっちゃ点てやすい。
ヘリが良い具合に反ってて、大きめサイズだから雑に点てるのに向いてる。

こっちはひいばあちゃんの遺品の抹茶椀。
普段はごはん茶碗として使ってるけどね。

これもそれなりに点てやすい。
やはり大きめのがいいですな。
上手な人は小さめでもシャカシャカ点てれるけど、俺みたいに雑な人は大きめでジャカジャカしたほうがいい。

お茶碗でも、味噌汁椀でも、小鉢でも好きな器で点ててみてくださいよ。
欲しくなったら専用のを買えば良いさ、点てやすいのは高さがあって大きめのやつ。
こぼれにくいのでいきましょ~

茶筅置き場であり形をキープしてくれる茶筅直し。

茶筅は必須。
コレばっかりはね。。。

まぁ泡立て器とかミキサーでも出来るかもだけどさ、頻繁に点てるならあったほうが良い。

長く使うなら茶筅直し(くせ直しとも言う)もあるといい、コレを使わずに何年もやってたけど、使うと茶の点ちが違いすぎますわ。

最近は樹脂とか金属とかの茶筅もあるみたいだし、良い感じに使いましょ。

・「抹茶でいい?」って聞きてえな

餡子類とはやっぱし合う。

抹茶、おけいこ用のとかならそんな高くないし、一杯での満足感もあるし、普通にコーヒーのポジションに代わると思うんだよね。
友人が遊びに来た時とかの
「コーヒーでいい?」みたいな感じで「抹茶でいい?」ってしてえな~~~

ごはん会で食後に抹茶ふるまいてえ~~
ま、そういうときはしっかり作法をしたいけど、別にそんな気にせんでもいいか。

だってさ、コーヒーでいい?って言ってコーヒーの淹れ方に難癖はあんまつけないでしょ?
なら抹茶もいいじゃないか!!ねえ!!

そんな事を思いながら今日も抹茶を飲む。
暑いし氷をかましていこ~~



こんなノリで抹茶飲んでもいいべさ~
久し振りに聴いたけど元気のでる曲です。


おわり。

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