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#小説

決意 (詩)

決意 (詩)

ありきたりな言葉だけど
潮どき、かもね
この恋、そろそろ終わりにするわ
一時の幸せより、未来の幸せを望んでるの
だから、私を探さないでね

私より大事な人
大事なものがあること
分かってるわ
それでも構わない
そう思ってた

だけどこれ以上あがいても、もう前には進めない
あなたを独り占めにできない
ここから去っていくしかないみたい

大丈夫よ
寂しさには慣れてるから
私には1人が似合う

だから

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健康と元気を保つための食事法とは?食生活の改善で明日からの日常に活力を!

健康と元気を保つための食事法とは?食生活の改善で明日からの日常に活力を!

健康な体と同様に、心の健康を保つためにも食事は非常に重要です。食事によって、メンタルの状態や精神的なエネルギーをサポートすることができますが、健康的な食事を毎日摂取するのは大変です。

今日は、毎日の食事で意識して取るべき食べ物を紹介し、毎日健康生活していきましょう。

大豆製品の効果大豆製品は、メンタルヘルスをサポートする重要な栄養素を含んでいます。

大豆には、トリプトファンやフェニルアラニン

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ハッピーエンド

ハッピーエンド

とても器用で
全てにおいてぬかりない
そんなバカバカしい
繊細さが
綺麗でした

あの日
人もまばらな地下道
今でも鮮やかなのは
ほんの僅かだけ

あなたと私の間に
冷たく
空を切る様な
突風が吹いて

私は引力には
抗えず
その場に
しゃがみ込んだ

そして
あなたを
見失った

1ミリも太ることがダメな理由

1ミリも太ることがダメな理由

まさか、この私が人前でダンスを踊ることになるとは、想像することすらできなかった。

5年前、ベリーダンスのお試し体験講座に行こうか
どうしようか、ちょっと悩んだ。
元々、スポーツは全て苦手。ダンスと名のつくものも全て経験ゼロ。

(こんな私がダンスなんて踊れるんだろうか?
でも、やってみないと分からない。自分に合わなかったら、もうやらなければいいんだし。
あっ、そうだ。ベリーダンスは皆、女性だけ?

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ENDEAVOUR PROJECT 詩的履歴書

ENDEAVOUR PROJECT 詩的履歴書

「詩人」でありたいのであれば、つべこべ言わずに「詩集」の一冊でも編まねばならない。

「詩人」とはなにか、といった話をしていけば、「詩集」なんか出さなくてもいいのだという話になるのかもしれませんが、それではなにも前に進まない。

どんな理由があろうと「詩集」をつくりあげるというのがいまの僕の目標です。

※この記事はプロフィール記事としてアップします。

詩を書きはじめたのはいまから10年以上もま

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「本を書きたい人」が読むブログ 更新いたしました~!(^O^)/Vol.265

「本を書きたい人」が読むブログ 更新いたしました~!(^O^)/Vol.265

文芸社ホームページの人気コンテンツ「本を書きたい人」が読むブログ 更新いたしました

「本を書きたい」人が読むブログ:“愛の詩人”ハイネの本質とは何か | 書き方や出版を知る | 文芸社 (bungeisha.co.jp)

執筆の合間に
コーヒーブレイク中に
お時間ある時に

ぜひぜひお立ちより下さい

夜の図書館 (掌編小説)

夜の図書館 (掌編小説)

#オールカテゴリ部門

もし、本に意識というものがあったとしたら?
午後7時、出入り口の施錠を終えた職員達が、
次々と出て行く。
その後、責任者の職員が館内の最終チェックを終えて出て行くと、図書館は無人状態となる。
時折、幹線道路を通り過ぎる車の音が聞こえるくらいで、館内はしんとした静けさに満ちている。

不意にどこからか、ぼそぼそと話し声が聞こえてきた。
「連日、猛暑なのに毎日ぎゅうぎゅう詰めに

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雪中に果つ 4 (小説)

雪中に果つ 4 (小説)

#オールカテゴリ部門

(やっと見つけたわ)

真紀は、ジリジリと裕二に近づいて行った。

(まるで、獲物に近寄る猛獣みたいだわ)

自嘲気味に、そう思った。
真紀の姿を見た裕二は雪の上にうつ伏せになったまま、あからさまに驚きを露わにした。
まるで、幽霊でも見たかのような表情だ。事実、幽霊だと思ったのかもしれない。真紀はとっくに死んだ、と思っていたのだろうから。

「真紀、生きてたのか?」
「残念

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雪中に果つ 3(小説)

雪中に果つ 3(小説)

#オールカテゴリ部門

酷く寒気がした。
体の芯が冷え切っているようだ。
そして、何だかムカムカする。気持ち悪い。
理由は分からない。
すると、今度は頭部に鈍い痛みを感じた。
この具合の悪さは何が原因なのか?
寒さに耐えきれず目蓋を開けようとするが、意思に反してなかなか開けない。
でも体が、本能が、覚醒を促している。
そして重い目蓋を、やっとの思いで開けた。
視界は、真っ白だった。
顔に、何やら冷

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雪中に果つ 2(小説)

雪中に果つ 2(小説)

#オールカテゴリ部門

昨夜から降り続いた雪のせいで、道路の除雪が追いついていないようだ。
裕二は慎重に運転しているが、所々道路がでこぼこになっているため、何度かハンドルを取られそうになった。
その度に、真紀はハッとする。雪道で車が制御不能となり、ガードレールや木に激突して命を失うのは
避けたい。そんな死に方は嫌だ。理想の死とかけ離れている。

やがて、前方に通行止めのフェンスが見えてきた。
ここ

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雪中に果つ (小説)

雪中に果つ (小説)

#オールカテゴリ部門
真紀は幸福だった。
これほどの幸福を実感できたのは、生まれて初めてかもしれない。
この幸福は今までの人生で、最初で最後だろう。
今日が、その最後の日でも構わない。
事実、今日が人生最後の日になるのだから。

真紀は隣の裕二に目を向ける。
裕二もまた、真紀を見つめ微笑む。
裕二と一緒に死ねる。真紀にとって、これ以上の幸せなどありえない。ずっと、この日を待ち望んでいた。
「私、今

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