一人で座り込んで誰かのことを考える、そしてより一人になっていく。相手のこときちんと忖度して、考慮して、熟考して、深慮を巡らせる。独りになっていく。もう自分でさえなくなっていく。
生に足を向けて、静けさを枕に、そして、厭世観を抱きしめて眠っていたい。
一瞬で出来上がった物は一瞬で崩れ、長い時を費やした物はなかなか崩れない。良くも悪くもだ。慣習を逆張りせねば、本来的な惰性に飲まれて行く。そして酔狂し、生殺しに会う。崩れるなら美しくそして呆気なく。
無意味な明日より、陰鬱な今日の方がいいんだ。死にたくない明日より死にたい今日なんだ。
聞きたいのは、心からどうやっても溢れちゃった溜め息だ。感情とはそこにある。 あなたの本質あなたはそこに居る。
諦めるチカラが要る。限界のない、例外のない。諦めるチカラが要る。命を徒労し続けることを正当化し続ける、そして愉しむこと。関心深く、信心深く、志高く、生きるとは酸化することでない。ただ諦めるチカラが要る。