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ひよっこ精神福祉職?のつぶやき

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18年間事務職一筋だったOLが、ひょんな事から精神疾患や発達障害を抱える方を対象とする就労支援施設で働き始めた事で、考えたこと、気づいたことを綴ったマガジンです
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#最近の学び

人と比べない生き方。Try&Errorで模索した一年を振り返って。

人と比べない生き方。Try&Errorで模索した一年を振り返って。

2021年。この一年はTry&Errorを繰り返した一年で、自分に合った生き方や幸せを模索する上での「必要な遠回り」の年だった気がする。

特に仕事に関しては、「ネタやろ!」とツッこまれそうな位、クレイジー体験満載、学びや気づきが盛りだくさんの一年だった。

採用され退職したのは2社。10月まで勤めて、いまだに給料未払いの精神障害者就労継続支援施設B社。

そして、声をかけてもらって転職して数日で

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地上1mの世界 -車椅子に乗って初めて見える世界-

地上1mの世界 -車椅子に乗って初めて見える世界-

先日、実習で車椅子の介助&目が見えない利用者の介助という事で、車椅子に乗る人&押す人、更にアイマスクをつけて、目が見えない人&介助する人を体験した。

車椅子に乗ったのは初めて!
そして地上1mの視点は子供の時ぶり(記憶無し)。
見慣れた駅もビルまでの道も視点が下がるだけで全然違って見える。
へぇー!こんなにも見えなくなるんだ💡驚き。

「なんか段々常盤貴子の気分になってきました♪😆(参考:ド

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机上と現場との間にあるもの

机上と現場との間にあるもの

もう10年位前かな?研究職の弟が「同じ学部卒で勤め先が大学病院であっても、研究職と臨床とでは全然違う」と言っているのを何度か聞いた。その時私は「ふうん、そうなんだぁ」という感じで聞いていた。

*某旧帝国大学のアンケート*それから月日が流れ、先日職場に某旧帝国大学の大学院より訪問があった。

要件は卒論の為のアンケート調査のため、調査票を精神疾患や発達障害を持つ本人と親御さんに記入して貰いたいとい

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コロナがもたらした、この過渡期をどう乗り越えていくか

コロナがもたらした、この過渡期をどう乗り越えていくか

この1年、友達と話したりする度、感じる事がある。

✳︎私にとっての2020年✳︎私自身は2020年、パワハラをきっかけに体調も崩して会社を辞めて、ずっと先送りにしていた人生の転機を迎えることになり、結果思いがけずこうして普通の人より長めに失業保険給付という人生の休憩時間であり、自分とじっくり向き合う時間、のんびりする時間、やりたい勉強をやる時間、興味のある仕事をバイトで気軽にチャレンジする時間、

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就労支援施設の仕事って、面白い。カウンセリング的要素・コーチング的要素・チームビルディング的要素・普通の会社としての利益追求の要素・教育機関的要素や、純粋に『居場所』としての要素もある。だからこそ、割り切れないとかやりきれないとか苛立ちや難しさもあるけど、面白さや温かさもある。

好き嫌いや先入観に基づき人を色眼鏡で見ていた自分に気づいた話

好き嫌いや先入観に基づき人を色眼鏡で見ていた自分に気づいた話

長くなるけど、職場の話。

職場である、就労支援施設にはスタッフが何人かいる。私がそこでバイトをし始めて、思うようになったことがある。

それは、無意識のうちに人は先入観に基づいて物事を見て、その先入観が正しいという方向に解釈しようとする、ということだ。

私はしばらく一緒に働くようになり、スタッフのうち責任者Aさんの人間観が独特なことに気が付いた。

極端に言うと「利用者は皆、信用できない」「利

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苦労が財産に変わる瞬間

苦労が財産に変わる瞬間

パワハラに耐えきれずに去年辞めた13年勤めた会社は、福利厚生こそ良かったものの、完全に組織が機能不全に陥っていて、マネジメントが全く機能していなかった。

✳︎会社員時代の「なんで?」との思いから学んだあれこれ✳︎当時の私自身は派遣社員さんにお願いをするくらいで実際に管理職になる事は無かったけど、私はマネジメントの機能不全でとても苦労したから、その間自分なりにマネジメントについて沢山考えたし、自社

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コンディションが整っていない状態で、人と関わる危うさ

コンディションが整っていない状態で、人と関わる危うさ

職場の就労支援施設のスタッフとして、3週間位前から新メンバーが加わった。

✳︎スーパールーキー登場?✳︎
年齢は60歳を超えていて昨年旦那さんを亡くしたと聞いていたけれど、生活を聞いてみるとバイクに乗ったり、外国語を習ったり、驚くほどアクティブ。これは期待できるかも!誰もがそう思い期待して迎えた。

けれど話してみると、出てくる言葉はその生活スタイルからは想像が出来ない位悲観的で、自己肯定感もめ

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