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【夢の中】AIが書いた小説(2022.03.05スタート) 第123話

夢の中


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<第123話>

■圭一視点 ■
病室の廊下 俺がそいつを見たのは全くの偶然だった。
俺はひとり、病院の中を歩いていたのだ。……目的は売店。見舞い客用のお菓子を買うために、わざわざひとりきりになっていた。

だから誰も気付かないはずだと思ったのだが、意外なことにそいつもひとりだった。

それは見慣れぬ少女で歳は中学生くらいだろうか、とても綺麗な子だったが、同時にどこか暗い影を背負った女の子でもあった……。だが、それよりも何よりも、彼女が俺を見て驚きの目をした方が意外だった。
 
……どうしてこんなところで会うんだ?とでも言いたいような感じだ……。そしてすぐに目を伏せ、そそくさとその場を離れようとする素振りを見せた。
 
……一瞬見えた瞳には、何かを諦めるような光が見えたのは気のせいだろうか。

彼女を追って声を掛けようとしたが。……なぜかそれが躊躇われてしまった。彼女はまるで逃げるように早足で歩き去ろうとするからだ。そしてその先にある部屋からは楽しげな笑い声が漏れ聞こえていた。

扉には、"園崎魅音"の文字がある。そして中から聞こえるのが聞き間違えでなければ。……彼女の妹の、詩音の話し声でないことは間違いないようなのだ。

(………………)……詩音? そう、あれは確かに妹の声だ。しかもこの前見た時より随分と明るくなったじゃないか? まるで別人のようにさえ見えるぞ?

……あいつにあんな明るい表情ができるなんて知らなかったな…………。
……まぁ何にせよいいことだとは思うが……。
 
……でも、あの子が笑っているなら。……それならそれでもう何も言うことはないよな。…………そう思いながらその横を通り過ぎようとした時。

……その病室からひときわ大きな詩音の大きな笑い声が聞こえてきたんだ……。

その大笑いを聞いて、何がそんなに楽しいのか、何やらいやにムカムカして来た。

別にあいつらが仲良しごっこをやろうと構わないが。でも何だってあんなに仲良くしてんだ?……いや、もちろん。……それはそれで結構なことだとも思っているさ。……けど、この前の件もあって、……どうにも心が落ち着かないんだ……。

そういえば今日はまだ、レナと沙都子に会ってない。……いや、会ったのかもしれないけど、俺が知らないだけだ。……もしかしたらふたりと一緒に来ているかも?……そんな風に考えるだけでも胸がざわつく。……俺ってヤツは何て心の狭い人間なんだろう。
 
……自分じゃそうは思わないけれど、きっと他人から見るとそうなんだと思う。……だってさっきまで、あんなに元気いっぱいに騒いでいた奴らの笑顔を見ていても全然気にならなかったんだぜ?……それが、……ちょっと病室に目を向けた途端これだよ。
 
……情けない。こんなんじゃ駄目だと何度も言い聞かせてるんだけど。……なかなか直りゃしないんだよ……。

俺の心の中の葛藤とは裏腹に、扉の奥の詩音が、甲高い声でこう叫ぶ。

オハナシヲシテタラ、モットホメテモラッタコトガアリマシタノデスヨ!!(←ここ重要)
 
……何を言ってるかはよくわからなかったが、とにかく詩音は嬉しくてしょうがないといった感じだ。そしてその声を聞くだけで、もうひとりの妹である沙都子は顔を赤くしていた。

詩音の大げさで浮かれた様子がまた、一層むかっ腹を立てるのだった……。

……詩音の喜びは理解できる。……理解できたが……。だからといって……あそこまではしゃいでやるこたぁねぇだろ!!!!
 
……俺は詩音の喜ぶ様を見るたび無性に苛立ちを募らせていく……。……。
……そして気付く。……あぁ……、そういうことなんだ……。……どうして、……詩音はあんなに喜んでるんだろう。

その理由を考えるうちに。……ようやく納得がいったのだ。……詩音はこの病院の誰よりも年下で経験も知識もない。……だからこそ、一番下でありながらみんなから慕われるという構図が成立できるのだ……。
 
……でももし俺だったら?……俺みたいな年齢の人間が、……突然仲間に加わったとしたら。……一体どういう風に見られるだろう。……それはつまり。……詩音という妹はお姉さんという立場にいることで成り立っている人間関係の全てにヒビを入れることになるんじゃないか? それを自覚しているのか、していないのかわからない。

少なくとも詩音に悪意があってやったわけじゃないのだけはわかるんだ。
……ただ。

自分のことを特別だと思い込みたい年頃の少女が、……自分を特別な存在として認めてくれた大人たちの輪に入りたいと願い、その想いを叶えるために必死になった結果、その願いは叶ったが。

その代わりに。……今度は自分が"子供"であることのコンプレックスを抱えることになったのだ。

それは俺の目にすら明らかだったのに、……誰も詩音を救えなかったのだ。そして今もまた。……救われなかった子供たちの集団の中にひとりだけ飛び込んできた小さな子供が、新たな"居場所作り"の苦労に喘いでいるのだ……。
 
……そしてその苦しみが生み出したのがこの笑顔なのだと、俺は悟ってしまった。……詩音には、こんな笑い方が似合うのだろうか?……俺の知る彼女はこんな風に笑う子ではなかったはずだ。
 
……なのになぜ今になって、……こんなに明るく振る舞えるようになったんだ……?! その時になってようやく、……俺は気付いたのだ。あの詩音の明るさには裏があり。……あの子の心の闇こそが、……彼女の本当の姿なのではなかったのかと…………。

……だがそれも、もはや後の祭りに過ぎないことだった…………。

魅音たちが帰った後。病室に戻ると、詩音だけがまだベッドの上にいた。
……俺が入ってきたのを確認すると、いつも通りの笑顔を向けてくるのだが、……それが俺にとってはもはや苦痛にしか思えない。詩音は笑顔で俺を迎えたあとすぐに目を伏せると、申し訳なさそうに口を開いた。

圭ちゃんは本当に私に会いにきてくれてたんですよね?……私は、……ずっとそう思ってたんです。……そう思いたかったからです。
本当は……わかってましたよ……。でも……それでも……。
そうやって信じようと思っていましたけど。……あの人たちの言葉を聞くにつけ。……どうにも……無理みたいですね……。

ごめんなさい……。……私のワガママのせいですよね……?……私がこの病院でこうして暮らしているのも、あの人たちの好意に甘えているのも。全部、圭ちゃんのためだったなんて……。…………いいの。……いいのですよ。……別に。そんなことしなくても。……圭ちゃんはいつでも会いに来てくれてもいいのですから。
そう、言ってはくれるけれど。……もう俺は。
そうして、……詩音との会話を打ち切るように、その場を後にした……。……俺にできるのは、……もう、……祈ることしか、ない……。
 
……俺がここにいる理由を話せないのと同じように。……お前もまた。……この病院では、誰にも知られてはならない過去があるんだよな。……そう、……思っているのなら……。…………何もかも打ち明けられる相手が俺しかいないとしたら。

……きっと。お前は……辛かったろうな……。……俺がどんな言葉をかけてあげればいいのか、全然わかんなくてさ……。

そんなに悲しい表情するな。……泣くんじゃないぞ……。お前の悲しみを分かち合えただけでも……、十分じゃないか……。……もう充分さ……。これ以上苦しまなくたって……。……大丈夫だからさ…………。


<編集後記>

今回は圭一君の自問自答の部分がかなりのスペースを割いていました。

今回判明したのは、入院しているのは圭一君だけではないということです。

この文脈において「私」は詩音さんであり、「……私がこの病院でこうして暮らしている」というあたりから、詩音さんも何かの事情で入院していることが推測できます。

多くの謎が未だに解明されることなく、ストーリーは続いていきます……。




「AIのべりすと」の設定について書きます。

「AIのべりすと」の言語モデルは下記のものです。

使用中の言語モデル: とりんさま6.8B beta V2

このモデルを使い、小説を生成してもらうのですが、3種類の設定のどれかを選ぶとあとは自動的に生成します。

1. デフォルト  AIに好きに書かせます
2. セリフ    台詞を優先
3. ナラティブ  地の文を優先

この3つの設定の中から一つを選び、AIに文章を生成させます。
設定を変更することは任意です。

いつでも変更はできますが、ストーリーがつながらなくなる恐れがあります。
その際には、修正が必要になります。

しばらくの間、3. ナラティブ  地の文を優先の設定を続けます。


⭐ 実際に出力された画面

使用中の言語モデル:とりんさま6.8B beta V2



使用したAI

AIのべりすと

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