見出し画像

【夢の中】AIが書いた小説(2022.03.05スタート) 第30話

夢の中


<第1話> <第2話> <第3話> <第4話> <第5話>
第6話> <第7話> <第8話> <第9話> <第10話>
<第11話> <第12話> <第13話> <第14話> <第15話>
<第16話> <第17話> <第18話> <第19話> <第20話>
<第21話> <第22話> <第23話> <第24話> <第25話>
<第26話> <第27話> <第28話> <第29話>


<第30話>

 ……だな。さあみんなで一緒に寝ようね!あは、あは、あは!! ほーらー! もっと奥に詰めてくださいまし!!圭ちゃんが寝返る余地がないですよ!

 ……ちぇ、じゃあいいだろ別にぃ!おぉ?!ちょっち待った圭ちゃん!!!!あんまり暴れると布団落ちるってのー!!

  お??!おおおおおいッ!!みっ、みみみみなみん!!どいてぇええ!!!ひぎゃわわ!!レナさん落ち着いて!……お姉、レナを止めろって!!

  うっさいわねっ!私はね、こいつと一緒になんか眠らないって決めたの!おやすみ!

  そうして俺たちはそのまま、何ごともなく眠りにつくはずだった。……みんなと過ごす時間は楽しくていつまでも続いてほしい、それは俺の本当の気持ちだったはずなのだ。

 なのに、どうして今になって涙が出るんだろう。
 なぜ俺は、こんなにも寂しさを覚えているんだろうか……? 俺はみんなと一緒なら大丈夫だと思っていた。俺には仲間がいる。俺に優しくしてくれた、頼りになる友人たち。……そして何より俺を好きになってくれた女の子たちがここにいる。……だから俺はもう大丈夫、一人じゃない、……孤独なんか感じる必要も、どこにもなかったはずだ。

 だけどこうして、かつてない大ピンチを切り抜けられたというのにも関わらず、俺の心の中の深い部分はいまだに悲鳴をあげ続けていた。それは今まで必死に堪えていた感情が溢れ出したせいか。

 俺の目からは涙が止まらなかった。……あ、ごめんなさい。ちょっと、感動しちゃって。うん、すごく楽しかったもん。……えへへ。でもやっぱり……この楽しい時間が終わると思うと……淋しくて。……沙都子だってそうだよね?ねっ?!


■沙都子視点

 私たちは今更ながらに気付いたのです。自分たちがどれほど無防備な状況にいたかを。ここは敵の懐。……私たちにとっては死地にほかならないことをようやく思い出したのです。

 私達は一体どれだけ敵の手の内に飛び込んでしまったのかを考えます。…………ダム戦争中は確かに、私たちは圧倒的に有利でしたが、それは綿流しの日までの間だけだったと思います。ダム戦争の時は確かに敵を翻弄して圧倒していたのかもしれませんが、ダムが完成してしまったらもはや逆転は有り得ませんでした。

 なぜなら、……ダムが完成した時点で私達の敗北はすでに確定してしまっていたのでしたから。……それを思えば雛見沢の皆さんをダム工事現場に誘導すること自体は成功だったのでしょうけれど……。

 結局、あの時の私の策は最後の最後で失敗したのです。その点においてだけ見れば失敗なのですが、でもそれで全てが無駄だったとは思いたくありません。私を信頼してくれた入江所長は私に全てを託してくれたのです。……ならば私もそれに応えなければいけなかったのではありませんか。
雛見沢に来てから今日まで。

 ずっと味方だと思ってくれてきた人たち。
敵だと知らされてもまだ私達に心を開いてくれた人たち。……そして私にとって誰よりも特別な男の子、……圭一さん。その圭一さんを守る為なら、たとえ自分の身を犠牲にしてもいいと思ったことも事実です。……それが結果的に仇になってしまったことは、悔しくて堪りません。

 あの時私が死んでいれば圭一さんを危険に晒すことなく事態が解決したことでしょう。……ですがそんなのは意味のないことです。……圭一さんはきっと、自分を犠牲にするくらいで守れたなどと思わせてくれる人ではないのでした。……圭一さんは決して誰かを守って死んだなどということにはならないのでしょう。圭一さんの死はあくまで自分自身の問題です。

 ……圭一さんの問題は、圭一さん自身の力で決着をつけることなのですから。
それに……もしもあのまま戦い続ければ……圭一さんは必ず死ぬことになっていたと思います。


<編集後記>

少し古い本ですが、『AIの衝撃 人工知能は人類の敵か』(小林雅一 講談社現代新書 2015年3月20日第1刷発行 2017年2月9日第12刷発行)によれば、次の記述があります。


 
その(人工知能 藤巻隆)最大の特徴は、人間とコンピュータの強みを
足し合わせたところにあります。私たち人間の脳が持つ最大の強みは「何かを学んで成長する能力」です。脳科学の成果を取り入れた「ディープ・ニューラルネット」のような最新鋭のAIは、この学習能力を備えているのです。これは「機械学習」と呼ばれます。
(中略)
 そこにはプラスとマイナスの両面が考えられます。まずプラス面は、これまで想像もつかなかったような知的製品の登場です。
(中略)
 一方、マイナス面は、予測不能なAIの進化です。「自ら学んで進化するAI」は、それを作りだした人類が意図したのとは全く違う方向へと発達してしまう危険性も秘めています。最近、巷で囁かれる「異常は発達を遂げたAIが暴走して人類を破滅させる」といった懸念は、この点に起因しています。

『AIの衝撃 人工知能は人類の敵か』(小林雅一 講談社現代新書) PP.6-7  


新しい技術や製品は、プラス面とマイナス面という2つの相反する性質を併せ持っています。プラス面とマイナス面を比べ、プラス面が多いと判断されると採用されることになるでしょう。

それでも、マイナス面が完全になくなるということはありません。

1つの問題が解決すると新たな問題が出現するからです。


『夢の中』を生成しているAI(使用中の言語モデル: とりんさま6.8B beta V2)は、私の意思にお構いなく、次々に新しいストーリーを作り出しています。全く予測不能なストーリー展開です。

しかし、一概にマイナス面とは言えませんね。




使用したAI

AIのべりすと




サポートしていただけると嬉しいです。 サポートしていただいたお金は、投稿のための資料購入代金に充てさせていただきます。