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【夢の中】AIが書いた小説(2022.03.05スタート) 第62話

夢の中


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<第62話>

 お待ちしてますですわよ。

 沙都子は少し楽観的な意見を口にして、私の相談事を適当に流そうとする。だがそれがかえって彼女の動揺をよく示していて痛々しいくらいであった。そして沙都子が口を開くたび、電話口から聞こえる音が大きくなるのだ。

 受話器を耳に押し当てていても、沙都子の呼吸や心臓の鼓動が聞こえるほどに……!!……もう沙都子がどんな生活を送っているのか、想像がつくような気がしてきた……。沙都子は今、きっと息を殺して隠れているんだ。沙都子がこうして無事で生きていることが、私たちへの最後の抵抗なんだ……!!!! そう確信した途端に胸の奥が激しく痛み出し、吐き気すら催すようになった……。……そうだ……!
 
<あの……今更こんなことを言い出して本当にすみません。……そのぅ、お葬式の時以来会っていないのが申し訳なくて、それで、もしよろしかったら……今度の日曜日にお茶だけでも一緒にできればなぁ、なんて思いまして。その日って……沙都子ちゃんも空いているかしら……って……えぇッ!?……沙都子ちゃんがそこにいますかッ!!!>
 
 あ、あなた、誰です……? 沙都子を騙る偽者じゃありませんかッ!!……ふーん。そういうことですの。ええ、結構ですわ。それで結構でございますですわよ。えぇ。ええ。えぇえ。それではまた明日というわけで……。

<プツリ!…………電話を切られた瞬間には、頭が真っ白になっていた。
今の今まで……確かに私は誰かと電話で話し続けていたのだった!なのにその相手がいつの間にかいなくなっている!一体どこへ行った!?どこに消えたんだ……! 電話の音がして振り向くとすぐ側に、受話器を置いた状態で立っていた。……それは……それは紛れもなく、北条沙都子の姿に間違いなかった! >
 
 ……レナ?……電話終わったのです?
 
<……あ。……うん。えっと……。……ごめんなさい、待たせちゃったよね……。>

 電話の向こうにいたはずの私との会話などまるで存在しないかのような態度を取り、平然と振舞う少女に寒々しさを感じながら返事をする。

<あら、まだ圭一さんから電話は来てないんですのね。よかった……。これで間に合いそうですわね! そう言うと私の前を横切り玄関に向かって行く。>

 あ、沙都子ちゃん。待ってよ! さっきの話だけど……どういうことなのか、説明してくれるかな……!?

<慌てて追いかけて肩に手をかけようとしてみると、それを嫌がり身を翻しながら私に振り返る沙都子の顔には、あの満面の笑顔を浮かべていた。……私はそこで悟ってしまう。あぁ、この子はきっと圭一くんから何か頼まれているんだろう。だから彼は、沙都子に私に電話させろと言っていたに違いない。…………でも何のつもりで、圭一くんは私に連絡させようとしていたんだ? いやそれより、なぜ沙都子がそれに承諾してしまったんだ?? >
 
 ……あのね、今からお姉と一緒に買いに行く物があるんだけど……一人で出かけたら怒られるからついて来て欲しいのですよ~。……何を買うつもりなの? と聞く間もなく、手を引かれて連れ出される。そしてその道中にも色々と話しかけてくれるのだが、その話題のほとんどが、今日一日の雛見沢の様子や最近面白かったTVの話ばかりであり、とても買い物に行きたがっている様子とは思えなかった。むしろその足取りの重さを見る限り、行きたくなくてしょうがないといったところだろう。だが私が質問するたびにぎくりとするしぐさをし、答えに詰まるようなことを聞かれれば誤魔化そうとしてしまうため、それ以上何も聞き出せなかった。結局そのまま、お店の中まで連れて行かれてしまう。



<編集後記>

今回も固定電話での会話と推定できますね。

時代背景を推測すると、スマホが登場する前の話らしいことが窺えます。

『夢の中』は「それは夢で見た光景だった。」というたった1行を私が書き、その後はAIに書いてもらっています。

こんなにストーリーが長く続くとは想像できませんでしたし、キャラクターがこんなに多く登場するとは、思いませんでした。

いくつものストーリーが重層的に配置(?)され、複雑化が増幅し、頭の中を整理しようとしてもなかなかまとまらないのが実態です。

本来、そのような状況は避けるべきことかもしれません。
しかし、私にとって初めてのAIによる「実験小説」という設定であれば、許していただけると考えるのは身勝手でしょうか?



使用したAI

AIのべりすと



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