見出し画像

【夢の中】AIが書いた小説(2022.03.05スタート) 第56話

夢の中


<第1話> <第2話> <第3話> <第4話> <第5話>
第6話> <第7話> <第8話> <第9話> <第10話>
<第11話> <第12話> <第13話> <第14話> <第15話>
<第16話> <第17話> <第18話> <第19話> <第20話>
<第21話> <第22話> <第23話> <第24話> <第25話>
<第26話> <第27話> <第28話> <第29話> <第30話>
<第31話> <第32話> <第33話> <第34話> <第35話>
<第36話> <第37話> <第38話> <第39話> <第40話>
<第41話> <第42話> <第43話> <第44話> <第45話>
<第46話> <第47話> <第48話> <第49話> <第50話>
<第51話> <第52話> <第53話> <第54話> <第55話>


<第56話>

■アイキャッチ ■
 
 入江の診察 私は今朝一番の患者さんを迎えた。……と言ってもそれはいつものことだった。私が診療を始めると必ず誰かが来てくれる。……これは、つまり、今日もまた私の患者が来てしまうということの表れだったのかもしれない……。

<先生、こんにちはです。ごめんくださいませ~。>

 魅ぃちゃんが玄関先で元気いっぱいの挨拶をする。私はその姿を見て微笑ましい気持ちになった。……魅音はとてもいい娘だと思う……。私なんかのために毎日病院へ来てくれているのだから……。私は彼女に、……申し訳なさすら感じていた……。だから……。……私は意地悪な気持ちになり、つい、彼女を追い払う言葉を言ってみたくなった……。……少しだけ……本当にほんの少しだけ意地悪を。……私は、彼女が一番聞きたくない言葉を知っているのだから。

 でも彼女は……笑顔を浮かべたままで、私がどんな酷いことを言うかもわかっているかのように、じっと動かなかった。……彼女の顔を見ていて、自分が言ったことが馬鹿らしくなってきた。私が一番聞きたくなかったことを聞くよりも今の彼女はもっとずっと嫌だろうことに思い当たったのだ。……私なんかより遥かに深く傷ついているに違いない……!……ごめんね……もう言わないから。

<……い、いえ! 謝らないで下さい!! 私、ここに来るだけでもすごく嬉しいんですから! >
 
 ……そっか。うん、……ありがとう……。

<あのぅ! それで今日の検査なんですけど。>
 
 ……私は思わず、ふっと噴き出しそうになるのを必死に堪えなければならなかった。
 彼女はいつまで経っても変わらなくて……。そんなところが大好きで大嫌いなのだけれど。そんな彼女なら、……私を救ってくれると期待できるから。

<そうだねぇ。……よし、じゃあ始めようか。>
 
 今日はどうしたのかな。……えぇと……魅ぃちゃん? 私のことをそう呼ぶ人なんてほとんどいないものだから違和感を感じながら、その呼びかけに応えた。すると、突然魅音が慌て始める。
 
<わわっ! ちっちがう、ちがいますよ!! 私はただの付き添いで……。>

 付き添いなの?……あぁ、そういえばそうでしたね。

<……もう忘れてました? そりゃひどすぎませんかね先生?……まぁいいですよ……。とにかく今日は何しに来たんです? >
 
 …………あのですね。そのぉ、ちょっとお話がありましてね。

<ほほう。それって大石さんのことですよね? >
 
 あー、やっぱりわかります?
 
<わかるとも。何年友達やってると思ってるんだいまったく。>

 ……実は、……あの、私って、その、大石さんの……恋人、とかじゃないですかぁ……
 
<……えーーー!?…………あ、あぁ、……そういうことか。>
 
はい?
 
<なるほど、……それでは検査結果もだいぶ違ってくるかもしれませんからねぇ。ちょっと確認してみましょう。大石さんのことは信用できないから……。>
 
 あ、やっぱり先生にもバレてたか……。ってわけで検査お願いしますよ~


 
 ……了解です(笑)
 さすがは魅ぃちゃん。大石さんとは付き合いが長いだけあります。彼は……確かに悪い男ではありませんが……。
 
 しかしそれは表面的なところだけであって、裏には黒い部分もある。彼の本性を魅ぃちゃんが見抜けないとは思えない。なのにどうして彼に近付くのか。

 そして私は、それを私に相談してくる理由がわからない。…………私が大石さんのことを悪く言うと、魅ぃちゃんの顔に影ができるような気さえした。

<魅ぃちゃんは、どうしてその人と一緒にいたいんですか? >
 
 ……どうしてなんでしょうね……。自分から好きになったわけじゃないんですよ? むしろ、どちらかというと迷惑してるという感じで。……だったら別れれば? というとまた違う返事をされる。
 
<んもぅ、だからそれができたらとっくにしてますよぉ。私はあいつといるしかないっていうか……。あいつと一緒だったら安心なのよね。……だから先生からも何か言ってくださいな!…>
 
 私が言ったところで大石さんの考えが変わるかどうか……
 
 うーん。私はあまり気にしないタイプなので……よくわかりません。それに、私なんかが何言っても聞く耳持たないと思います。
 
<そんなぁ~。先生、なんとかなりませんか?>
 
 ……そうは言っても私も医者だ。患者さんの願いを無碍にすることはできなかった。……そして結局、大石さんのことについては何も言えないのだった。でも私は思った。この子のためを考えるなら。……早く彼と縁を切るのが一番だと。……そしてそれは私のためでもあるのだ。

 …………私は魅音の言葉に曖昧に応えるだけだった。でもきっとこれでよかったのだと思った。
 私が今朝最初に見たのはとても不思議な人だった。……彼女は私の名札をじっと見つめていて、しばらく私と目を合わせようとしなかったのだけれど、ついに意を決したように口を開いた。



<編集後記>

またまた新たな話が加わりました。登場人物の関係性を明らかにしていくためでしょうか?

何か腐れ縁のような雰囲気を醸し出しています。

医師に医療問題以外で相談するというのは、かなり人間的に信頼できるからなのでしょうね。
 
その医師も相談されて悪い気がしないということは、相談者に悪感情は抱いていないのでしょう。




使用したAI

AIのべりすと



サポートしていただけると嬉しいです。 サポートしていただいたお金は、投稿のための資料購入代金に充てさせていただきます。