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【夢の中】AIが書いた小説(2022.03.05スタート) 第52話

夢の中


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<第52話>

 <私がその話を待っていると、富久田は話し出してくれたのである……。>

 僕の圭一君に対する最初の印象というのはね……実に不思議なものだったんだ。……僕には弟が一人いたんだ。僕は末っ子で長男。兄貴とは仲が良かったんだが、次男はあんまり仲良くなくてね。特に上の方は病弱で、小学校にも満足に行っていないような感じでね。よく病気をして寝込んでいたんだよ。

 でね。僕は小さいころから病弱な次男坊の遊び相手をしていてね。お医者様ごっことかしたのを憶えている。そして……次男の友達も僕に懐いてくれてね。一緒になって外で駆け回って遊んだりした。だから兄弟の中でも特別親しい子という風に僕の中では位置づけられていた。その子の名前は……富竹だったよ。そして僕は彼にこう言ったことがあった。……将来大きくなったら俺の弟になるかもしれない子だから、富竹君とは呼ばないよ。……名前で呼ぶから、よろしく頼むよって。すると彼は……少し照れ臭そうに笑ってこう言ってくれたよ。……うん。わかったよ兄ちゃん。

 そんな思い出を今でもはっきりと覚えているくらいにね。彼は可愛くていい子だったなぁ……。……彼は僕よりもひとつ下だったが……彼もまた、とても頭のいい子供だったよ。そして何よりね……彼は、人の気持ちがわかる人だった。それは圭一君にだって負けてないんじゃないかなぁ。圭一君はまだ幼いしねぇ……。……とにかくそんなわけでさ。僕の圭一くんに対する最初の認識はね……。病弱だけど頭がよくて優しくて……それで、僕を好いてくれた……僕の大事な弟の富竹くん、だったんだよね。

<富竹が圭一のことを語る口調はとても穏やかだ。そして圭一の人格を高く評価していたのである。>
 
 ……そうか。そうなのか。圭一も……そうなのか。……圭一も。……そう思ってもいいのかな。そうだったんだな、圭一も……。

<そう思った途端、急に涙腺が崩壊しそうになる。私は必死になってそれを押さえ込んだ。>

 でも、その時の圭一君のことを思い出すと……今度ばかりは何とも言えなかったね……。本当に、彼は可哀想だったな……。圭一君は、僕を……自分の味方だと信頼しきっていたと思うんだよ。でも僕としては、……僕が犯人だということが知られてしまっている以上、圭一君に本当のことを言うべきかどうか迷ったんだ……。もし本当のことを知ったら圭一君はショックを受けるんじゃないかって。僕は……彼が好きだからさ。できれば……傷つけたくないと思ったんだよ。……だが結局……本当のことを話すことにした。……僕が、彼の両親を殺してしまったということを、だ。

 圭一君はショックを隠し切れないようだった。その圭一君の悲痛そうな顔を見ているだけで……僕は胸が潰れてしまいそうになった。……ごめん。……本当は圭一君もわかっているはずだよね。両親を殺したのは誰の仕業かということもさ。……そうだ。殺したのは叔父だよ。叔父さんが殺してしまった。圭一君のお母さんが狂ってしまい……お父さんも……壊れてしまわれた。もう二度と元に戻らないほどに……おかしくなってしまったんだ……。

 だから、僕は言ったんだよ。……あなたが……これから、どんな人生を歩むことになるのかわかりませんけど……僕と一緒に暮らしましょうって。そしたら……圭一君は泣きながら喜んでくれてねぇ……。ああよかったと思って安心したことは忘れられない。……僕はその時、誓ったのだった。必ず圭一を守ってあげよう。一生かけて守り抜こう。……その誓いを忘れたことは今までただの一度もなかったんだよ。

 だから……あの時の約束は忘れていない。絶対に守ってみせるよと……。……それがあんな悲劇になるとは全く想像できなかった。……僕の力が及ばなくて、彼を死なせてしまう結果になってしまうなんて……。
そして……鷹野の話が始まったのだ。…… 圭一君と別れたあと、私はまたあの病院へと戻ったよ。そして、そこで恐ろしいものを見付けたんだ……。



<編集後記>

登場人物が会話する場面より、独白のシーンが多くなってきたように感じています。

登場人物の関係性がおぼろげながら分かってきました。
ただ、殺人事件がどのような状況で発生したのかが、まだよくわかりません。

断片的な話が出てくるだけで、誰がその事件の全貌を知っているのか、
登場人物の中には全体像を把握している人は皆無なのか、そのような点が明確になっていないようです。

そのため、『夢の中』は当分の間、このような状況が続くと考えています。
とにかく、事件の核心に近づくと期待すると、離れていくということが繰り返されています。




使用したAI

AIのべりすと



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