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恋文・ラブレター

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みんなのフォトギャラリーでイラスト・画像をご利用してくださった方の記事。 そして💬コメント欄には、書ききれない熱い想いをここに綴ろうと思います。ラブ❤️レター💌といっても、同性に対…
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2023年1月の記事一覧

算数の時間 | 分数を理解しよう!

算数の時間 | 分数を理解しよう!

(1)算数・数学嫌いの始まりは「分数」

 数学に苦手意識をもつ人は多い。いつ頃からスキ・嫌いがハッキリし始めるのか?、と考えてみると、小学生🎒で「分数」を習う頃かな、と思う。
 ジブリ映画の「おもひでぽろぽろ」の中でも「分数」の話が出てくる。

 算数・数学に苦手意識をもつのは、小学生・中学生に限ったことではない。以前にも「分数ができない大学生」という本が話題になったことがあった。

 大学入

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エッセイ | オタクと専門家の違い

エッセイ | オタクと専門家の違い

(1)「オタク」という言葉

 現在使われている意味での「オタク」という言葉は、私が生まれた頃にはなかった。

 私の記憶では、「元気が出るテレビ」に宅八郎氏が登場してから、「オタク」という言葉が急速に広まった。

 もともと「オタク」とは、「お宅のご主人は?」「お宅の奥様は?」というときに使われる、「二人称」的な意味を帯びる「お宅」に由来する言葉である。
 そして、この「オタク」という言葉が広ま

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恥ずかしい話 | 性的逸脱行為

恥ずかしい話 | 性的逸脱行為

2022年のある時期に主治医が変わった。偶然に主治医が休診することになり、その代診で来てくれた先生が今の主治医である。精神科あるあるだとは思うが、代診の先生は基本的に「いつものお薬出しておきますね」係だと思っていたのだが、彼は僕にSNRIの服用を促した。僕は精神科医ではないので代診の大体の流れや約束事を知っている訳ではない。ただ、しっかりと僕の話を聴いてくれている実感と患者を少しでも良くしようとい

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「この人」を愛する

「この人」を愛する

『カラマーゾフの兄弟 』の中でゾシマ長老が、ある人の言葉としてこんなことをいっている。
「自分は人類を愛しているけれど 、われながら自分に呆れている 。それというのも 、人類全体を愛するようになればなるほど 、個々の人間 、つまりひとりひとりの個人に対する愛情が薄れてゆくからだ 」 (ドストエフスキー『カラマ ーゾフの兄弟 』原卓也訳)
 人類のためなら十字架に架けられてもいいが、近くにいる人はち

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【誰も知らない卵の事実】

【誰も知らない卵の事実】

生産者にしかわからない本当のこと卵。
食べない日はないと言えるほど我々の食に欠かせない食材の一つですよね。
その種類もピンからキリまであって、買う時の基準も十人十色。
選べる自由があり、好きなスタイルで購入できる豊かな状況とは裏腹に
生産者しか知らない様々な事実や葛藤や分断が起きてるのはご存知ですか?
ちょっとネガティブなイントロに聞こえるかもしれませんがいつもより
もう一歩入り込んであなたの卵に

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仕事が日常に

仕事が日常に

最近、仕事をする、仕事に行くが日常になってきた気がする。

仕事に慣れてきた、ということだろうか。

じわじわ嬉しい。

就職してやっと1年半が過ぎた。

今までは、「仕事に行く」が憧れであり、「さあ、今日も何とかせねば! 頑張らねば!」と気負う日々。

「なんとかなるさ」と思える日が来るとは、思ってもなかった。

なんとかなると思えるのは、日常の一部になったからではないかと思った。

毎日お祭り

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2023/01/05 BGM: Momus - Trust Me, I'm a Doctor

2023/01/05 BGM: Momus - Trust Me, I'm a Doctor

英語で文章を組み立てることを日々こなしているせいか、時折脳の中に突然英語のフレーズが生まれることがある。今日、ダニエル・デネット『心はどこにあるのか』を読んでいてふと、「Do Machines Have Desire?(機械は欲望を持つのか?)」と考えてしまった。いつも書いていることだけれど、私は若い頃ずっと機械のようになりたかった。そうなれば自分は欲望という重力の軛と無縁に生きていられただろう、

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エッセイ | 好きな人がいなかった時はあるが、嫌いな人がいない時はなかった

エッセイ | 好きな人がいなかった時はあるが、嫌いな人がいない時はなかった

(1) 好きな人がいない時はあったが、嫌いな人がいない時はなかった。

 学校や職場に苦手な人はいますか?私には2、3人苦手な(というか嫌いな)人がいます。
 
 生まれてきてから、数えきれないほどの人を嫌いになってきました。今日ふと、嫌いな人を避けるのではなく、徹底的に嫌いな人について考えてみようと思いたちました。
 分析は難しいので、「枕草子」ふうに、私が今までに嫌いになった人の、何が嫌いだっ

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言語学を学ぶ⑧ | 齋藤秀三郎「熟語本位  英和中辭典」(idiomology)

言語学を学ぶ⑧ | 齋藤秀三郎「熟語本位 英和中辭典」(idiomology)

 シリーズ「言語学を学ぶ」。今回は8回目。英語の達人、齋藤秀三郎を取り上げる。

(1) トリビア的な話

 すべての人が言語学に興味があるとは限らないと思うので、今回はトリビア的なことから書こうと思います。
 世界的な指揮者、「小澤征爾」さんを知らない方はいないと思いますが、その小澤征爾さんが師事したのが、指揮者・チェロ奏者「齋藤秀雄」です。
 
 今回の記事で紹介したい「齋藤秀三郎」は「齋藤秀

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J-POPの特徴~魅力・曲・アーティストから探る~

J-POPの特徴~魅力・曲・アーティストから探る~

「J-POPの特徴って、なんだろう?」

「J-POPの魅力って、なんだろう?」

これらのようなことを考えている方たちに、おすすめの記事となっています。

J-POPをよく聴いている方は、多いかもしれませんね。

最近で言えば、クリスマスに流れていた曲も、あったかもしれません。

そんなJ-POPですが、特徴と言われてみると、いったいなんなのでしょう。

気になる人は、いるのではないでしょうか。

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哲学エッセイ | 悩み事を人に話すと楽になるのはなぜか?

哲学エッセイ | 悩み事を人に話すと楽になるのはなぜか?

 この前、noteに哲学者・國分功一郎先生の「哲学の先生と人生の話をしよう」の感想文を書いた。その本の中で「人に話すと楽になること」(pp.209-215)について言及されていた。
 悩み事があるとき、ただ人に自分の話を聞いてもらうだけで、気分が少し楽になる。國分先生は40歳を過ぎる頃にはじめてそのことを知ったとおっしゃっている。
 自分でよく考えれば解決できる場合が多い國分先生にとっては、新鮮な

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はじまる日

はじまる日

甚一が教室に入った時、前の学校の雰囲気は無かった。さっぱり洗い流されて、不穏と言えるような物も、ないと思えた。
こうしてリニューアルされていくのだ。なんとも言えずシンプルなものだった。細胞ってシンプルなものだなとまるで素朴に感じられたほどだった。
自分も特別な存在ではない。ここにこうして居るのは時間が運んでくれたのだ。なにを構成する部分なのか分からないが私も、はがれる日は来るのだろう。それがことさ

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...え?ちょっと、そんなの旦那もしないって

...え?ちょっと、そんなの旦那もしないって

車に乗り、夜の駐車場。

左肩に手を回して、髪を撫で、左耳を愛撫。

それだけ。