森うさぎ
私の書いた小説をまとめました。
何度も読み返したくなるような素敵記事をマガジンにしました。
この一日のために、毎年天気がいいことを願う。 曇りや雨だと、会えないって言うから。 織姫と彦星が川を挟んでに見つめ合うという天の川は、あちらに見えるんだっけと、首を傾げながら夜空を見上げた。 天の川の本当の事情は知らないけど、曇りだったら、雲の橋を作って渡ればいいし、雨だったら、下界を見下ろしながら、天空の海を小舟で漕ぎ渡ればいい。 まったく融通がきかない。 星になるくらいの力があるのだもの、曇りだろうと、雨だろうとなんてことないでしょ。会いたいなら、一年に一度のこ
冷やし麺。 今の時期は温より、絶対冷やし。 でも、うどん屋さんでもないところでは、冷やし麺の提供がいかに大変かということを、3年でよく知った。学んだ。 まず、冷凍麺をお湯で、茹でほぐす。 熱々の湯切りザルを流しっぱなしの水道水の中に入れて、麺を冷ましながら、手(もちろん手袋する)でもみほくし、ザルの中にある麺を、ザルに押し付けるようにして絞り、水切りをする。1食1食。 100食近くもそんなことをしていると、湯切りザルを支え持つ左腕の筋がねじれて痛くなってくる。 週
この間、本屋に行った。 私の見たい書籍コーナーは、児童書コーナーと隣接していた。 パパは私の隣でもくもくと選書。お子さんは、「パパー! これ買って! これ、役に立つよ!」とパパを必死に呼んでいる。 まだ幼稚園に行くか行かないかくらいのお年頃。 たぶんお家で「役に立つ」という言葉が、とても大事にされているのだろう。 と察せられるくらい、 お子さんは甲高い声で、「パパー! これ役に立つから!」と元気に買って買ってを猛アピール。「役に立つ」と。 パパはお子さんの
あるnoterさんの記事で、他人がどんなときに、自分を嫌うのかを考えているものがあった。 (そのnoterさんの記事と私の記事は、正確には趣旨が異なるので、引用も貼り付けもしません) 人から嫌われる……、そんなことばっかり考えていた時期もあったのに、最近忘れていたなと思って、改めて考えてみた。 私は、自己開示をあまりしないせい(今ならそう思う)で、人から距離をおかれがち。 それを =嫌われている と考える、感じる時期というのが、人生を通じてとても長かった。というか、
昨日、入社して3年を迎えた。 3年の間に、変わらないと思っていたことがたくさん変わった。 まず、自分が変わったと思う。 3年の間に、休職もしたけど、その後復帰して、こうして3年目を迎えることができた。 5時間からのスタートだった勤務も、6時間以上働けるようになった。体力! 最初は3年も働けないと思っていた。 きっとどこかで嫌になるか、無理になるかして、辞めるだろうと。 もちろん辞めたくはなかったけど。辞める気もなかったけど。 今までの私なら、きっと。 たくさ
フォームローラーで、脚のころころリリースを毎晩やっている。 股関節周りのローラーも、少し前に熱心にしていて、実はやりすぎていた。 柔軟体操の時、開脚が辛かったり、あぐらの姿勢が辛かったり。 筋を痛めたのだと思う。 今も若干痛いけど、だいぶ平気になってきた。 痛めると、1ヶ月くらいはだめだなあ。。。 ところで、筋トレというのは、不思議なものだと、最近とても思う。 しばらく前、毎晩1時間くらい筋トレを続けていた。このお腹のぷよ! と目の敵にして戦っていた頃と比べ、
某ファンタジー小説の実写映画を、アマプラで見た。 魔法が使えたり、髪の毛の色が銀髪(っぽい?)だったり。 残念なことに、私は最近の俳優さんも知らないし、そもそも格好いい、かわいいと出演俳優さんにときめいたりもしない。 どうやら、主演は元ジャニーズ事務所のタレントさんだったらしい(それも知らなかった)(最後のクレジットで知る)。 ただ、しばらく前に有名になった映画化だったなと思い出し、アマプラで見えると知り視聴。 魔法がなんかしょうもなくて、残念な感じ。何十年も前のハ
冬布団は芋虫である。 いつか蝶になるとかいうファンタジーな話でもなく。 布団を干す。 カバーを洗う。 そうして、もう一度布団にカバーをかけ直す。 まるで、脱皮した芋虫を、もう1回戻すような作業ではないかといつも思う。 ふかふかに膨らみ、手に負えなくなった巨大な芋虫(布団)を、元入っていた皮(カバー)に押し込む。 無謀だ! 脱皮し一回り大きくなった芋虫も、こんな気分で脱皮した元自分(の皮)を見つめるのだろうか(見やせんて)。 悪戦苦闘しながら、布団をカバーに入
塗り絵を公開しているSNSの公開を、非公開に切り替えた。 塗り絵はしたいけど、中々色鉛筆を持つ時間がとれない。 前に塗ったものは公開したままになっている。noteと同じく、私は自分が過去に投稿したものを消すということをしない。 外国の方から「この絵は売り物ですか?」とか、突然の愛の告白(外国語)とか、わけの分からない人からの変態系なDMの申請とか、放っておくとろくなことがない。触らなさすぎて、そのSNS内のツールも増えすぎ、使い方も浦島太郎状態。 本当は(面倒くさいか
先輩パートさんが数日お休みの週を、何とか乗りきった! 私、偉い! すごい! 立派になった! 職場の皆さん、助けてくれてありがとう! そうか、これが、あれが足りないんだなと、毎日気付くことがあって、疲れたけど、学びの多い日々だった。 後輩パートさんとも、すこし打ち解けた空気になれた。嬉し。 やってみて分かること、やらなきゃ分からないこと、まだまだある。 たった数日だったから、決して上手く働けたとは思えないけど、頑張った。 朝から提供まで、ずっと「わあああー!」と特
山根あきらさんがしているのを拝見し、私もやってみました。 Q.1 筆名(ペンネーム)を教えてください。 森うさぎ 前は別名で活動していました Q.2 筆名の由来は? 森うさぎは、note用に考えた名前 某有名漫画の主人公に肖っています 別名もまた、とある小説の主人公から漢字だけ、借りてきていました Q.3 主にどんな小説を書いていますか?(長編・短編・掌編など) noteでは、短編しか書いたことがないです 別名のときは長編も書いていました Q.4 主にどんなジ
最近noteでチャレンジしていることがある。 それは、冗長な文章をできる限りやめること。 私は文章を書く時、同じことを何度も言いかえたり、繰り返したりする癖がある。 1から100まで事細かに言いたいらしい。 誤解のないように、漏れのないように。 そんなことまず不可能なのに、やりたくなってしまう。 よって、くどくどしい文章がいつもできあがる。 同じことを書いてるなと思った部分を、ひとつの文章にまとめられないか考えて、できてもできなくても、重複している部分は削る。
西加奈子『白いしるし』を読んだ。 暴走する電車に、どうにかこうにか必死につかまって読了した、という感じがした。 主人公の女性は、猛烈ガール。 恋をして、恋に破れて、また恋をする、らしいのだが、それがもう大型台風のような激しさ。本人も体力の消耗が激しすぎるので、「もう恋はしない」と言って、物語は始まる。 その1回1回が、濃いらしい。 濃すぎるようだ。 でもまた、この物語で主人公は1人のひとに恋をする。 なんだかもう、命懸け。 全身全霊をかけて恋をする。 恋愛小
この間、約半年ぶりにピアノを弾きに行った。 全然指が動かないだろうな。 せっかく半年前には弾けたところが、さっばりだろうなと思いながら。 なんのミラクルか分からないけど、こんなに長いブランクがあったのに、思った以上に弾けた。 転びまくるハノンに、目は追えても指がついてゆかないもどかしいバッハ。 と思っていたのに、そうでもなかった。 バッハはインヴェンションの二曲目の両手を始めることができたし、「Let It Go」も時間の関係で最後まで弾けなかったけど、前よりずっ
職場で、調理師実務を弟子入りと称して取り組み始めて数週間。 週に一日、二日だから、まだまだお試し状態だけど、学ぶこと、学ぶべきことが毎回たくさんある。 職場の包丁は大きくて重たい。 ザクザク切ればいい白菜はともかく、きゅうりの薄切りは、ペティナイフで切る? とペティナイフを調理師さんが出してきてくださった。 でも、ペティナイフ自体を使い慣れず、結局大きくて重たい包丁を選んだ。 大きいのも辛いけど、小さくて軽すぎるのも扱い難い。包丁選びって難しい。 もちろんきゅうり
前に、試験勉強の仕方について、アプリを使う学び方も知り、紙に書くだけじゃなくて、アプリの勉強もありだなあ、と感想程度のつもりでnoteの記事を書いたことがある。 いつだったか覚えていない。 その記事を、たくさんの方に読んでいただけたらしいと、こういうことは普段忘れっぽいのに、不意に思い出した。 そのたくさんの方たちは、勉強に対して熱心だったり、自分磨きがお好きだったり、そんな方が多かったように記憶している。 (一応、スキをいただいた時、どんな方なのかなと、気が向くとア