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2023/09/25 BGM: U2 - The Fly

何か間違っているのだろうか……今日は休みだったのだけど、総合病院に行く必要があった。とは言え毎月恒例のぼく自身の発達障害に関する精神の定期的なメンテナンスが主なので、そんなに深刻なものではない。それでその「メンテナンス」が終わったあと、イオンに行きそこで考えごとをする。目当てはいつものように原稿用紙3枚分の書き物をすることだった。だけど、いざ書こうとするとそれまであれこれ頭の中でひしめいていたアイデアが急にシーンと静まり返ってしまい、何も書けなくなってしまった。それまでたくさ

    • 2023/09/24 BGM: 佐野元春 - バルセロナの夜

      今日は早番だった。昼休み、昨日と同じように原稿用紙きっかり3枚分自分の思いをしたためていく。おかしなもので、ここ最近ずっと英語でチャットしたりあれこれ書いたりしてきたからなのか日本語を書こうとするとなかなかスムーズに日本語が出てこない。原稿用紙に肉筆で書く、というまったく慣れない作業を始めたからというのもあるのかもしれない。ただ、書き始めると思いは湧いて出てくる。きれいな言い方をすれば、これは「母国語を外国語として使う」「母国語の中で『外人』になる」という話になるのかもしれな

      • 2023/09/23 BGM: Quruli - 水中モーター

        今日は早番だった。朝、仕事前に近所のイオンの文具コーナーで原稿用紙を買った。これは前に書いたグレゴリー・ケズナジャットの小説の登場人物の行動を真似てのことだ。昼休み、「満を持して」その原稿用紙にアイデアを書いてみたくなる。でも、いざ書こうとなるといったい何を書いていいかわからなくなってくる。「ぼくは」と戯れに書いてみて、その「ぼく」という言葉がこのぼくを指し示すということが不思議に思えてきて、そんな細かなことでつっかえるものだからぜんぜん書けない。「最近ぼくは」と書くべきか「

        • 2023/09/22 BGM: 山崎まさよし - セロリ

          今日は休みだった。今朝、いつものように図書館に行く。本を選んで借りる時というのはぼくにとって何だか「本能」が働くようで、たくさんある本の列を見ているとふとグレゴリー・ケズナジャットのデビュー作『鴨川ランナー』が目に入った。どうしてそんな本が目に入ることがあるのかわからないけれど、ともあれ借りることにする。その後小林秀雄『学生との対話』やデイヴィッド・ロッジ『考える…』も目に入ったのでこれも借りることにした。その後いつものようにイオンに行き、その『学生との対話』をパラパラと読む

        2023/09/25 BGM: U2 - The Fly

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          2023/09/21 BGM: The Blue Hearts - 情熱の薔薇

          いますぐ読めるというわけではないのだけれど、阿部和重の初期の作品を読み返したくなった。『アメリカの夜』や『インディヴィジュアル・プロジェクション』、『ニッポニアニッポン』などだ。というのは、そうした彼の作品はこの自分自身の持つ主観(ひらたく言えば「自分自身がこの世界をどう捉えているか」)と世界そのもののズレをテーマにしていると読んできたからだ。それで、今日は休みだったので図書館に行って阿部和重の本を探したのだけれど『インディヴィジュアル・プロジェクション』はもう所蔵されていな

          2023/09/21 BGM: The Blue Hearts - 情熱の薔薇

          2023/09/20 BGM: Fishmans - いかれたBaby

          今日は遅番だった。朝、いつもとは違う時間の過ごし方を試してみたいと思ったのでYouTubeのビデオで面白いものがないかどうか探してみたいと思い、たわむれにTEDをチェックする。そこで「Birds Aren't Real」という内容のビデオを見つけて、それが興味深かったので見てしまう。陰謀論について語られたものだが、1度しか観られていないので(日本語の字幕がなかったこともあって)十全に理解できたとは言いがたい。ただ、ぼくの理解によればこれは「違う世界に住む人(つまり、陰謀論に染

          2023/09/20 BGM: Fishmans - いかれたBaby

          2023/09/19 BGM: SPITZ - メモリーズ

          今日は早番だった。朝、とある方とLINEをする。共通の知人の方が再就職を目指して頑張っているという話になり、そこから「誰も自分の人生を代わりに生きてはくれない」「自分の道は自分で切り開く」という話になった。それを読んで、ぼく自身のことを(いつものように)考えた。過去、ずっとぼくは「この人生は何かの間違いだった」「もう死にたい」「生きていても何もいいことなんてない」と思い込んでいた……だから「自分の道は自分で切り開く」と言われても「それは強者だから言えることだ」「そんなにうまく

          2023/09/19 BGM: SPITZ - メモリーズ

          2023/09/18 BGM: Flipper's Guitar - Coffeemilk Crazy/コーヒーミルク・クレージー

          今日は遅番だった。朝、不安に囚われてしまう。それでグループホームの自分の部屋にいても落ち着かない。話し相手がいないので、それもあってその不安が自分の中で膨らんでしまう。本を読もうとするもそんな状態なのでぜんぜん頭に入らず、Discordでチャットをしようともしたのだけどこんな場合は「書く」ではなく「話す」「語る」ことを求めてしまう。勢い余っていのちの電話にかけようかとも思ったのだけれど、いのちの電話にかけてしまうとほんとうに困っている人がつながらなくなって苦しむことになる……

          2023/09/18 BGM: Flipper's Guitar - Coffeemilk Crazy/コーヒーミルク・クレージー

          2023/09/17 BGM: Scritti Politti - Boom! There She Was

          2023/09/17 BGM: Scritti Politti - Boom! There She Was 今日は休みだった。朝、毎月参加させてもらっている「発達障害を考えるミーティング」にZOOMで参加した。そこであれこれ話をする。ぼくが話したのはここ最近つけ始めた金銭出納帳(というかこづかい帳)と、あとは前にもお話ししたシナモロールのメモアプリについてだ。恥を晒すことになるが、ぼく自身は実にちゃらんぽらんな人間なのでお金の管理もいまのところぜんぜんうまく行っておらず困っ

          2023/09/17 BGM: Scritti Politti - Boom! There She Was

          2023/09/16 BGM: Sting - Englishman In New York

          今日は早番だった。朝、職場で出勤しておられた方に申し出て、ぼくがお世話になっているジョブコーチの方と彼女たちをつなげられないかという話をした。ここ最近、ぼく自身の発達障害が足を引っ張って職場で彼女たちの指示が理解できないところがあるので、それについてジョブコーチの方を交えて話し合えないかと思ったからである。ずいぶんそのことについて話し込んでしまって、結局最終的には「かしこまった面談ではなく、立ち話としてならいいよ」という話になった。ただそこで「そのジョブコーチの方を介して私た

          2023/09/16 BGM: Sting - Englishman In New York

          2023/09/15 BGM: Denki Groove - 密林の猛虎打線

          今日は遅番だった。朝、保坂和志『カフカ式練習帳』を少し読んでから前に買っていたデイヴィッド・チャーマーズ『リアリティ+』の原書も少し(数ページ程度だ)読む。そして今日の詩を書く。その後、またいつものように考えごとをする。Discordのとあるグループで「なぜ哲学を勉強するのですか」という問いが提起されており、その問いに興味を抱く。単純だけれど、奥が深い問いだと思う。ぼくなりにその問いに答えを出すなら、ぼくはかつて発達障害が嵩じていじめに遭ったりしていたので必然的にそんなクラス

          2023/09/15 BGM: Denki Groove - 密林の猛虎打線

          2023/09/14 BGM: 佐野元春 - 空よりも高く

          今日は早番だった。昼休みに弁当を食べて、そして近所のイオンのフードコートに行きそこでぼんやり考え事をする。この人生はいったい何だったのか、といったことを考える。まだまだ人生のまとめをするには早すぎると思うけれど、それでも1998年だったか、この仕事を始めてから実に25年になるのかと流れ去った時の厚みについて考え込んでしまった。今年でぼくは48になるのだけれど、漱石が晩年(彼は50歳で亡くなったはずだ)に残したエッセイ『硝子戸の中』をめくったりしながらふと「この人生というのはま

          2023/09/14 BGM: 佐野元春 - 空よりも高く

          2023/09/13 BGM: Fishmans - 忘れちゃうひととき

          ここ最近感じていることの1つとして、日本語を自分の中でどう位置づけるかというのがある。言うまでもなくぼくにとって日本語は母国語であり、こうやって日本語であれこれ書くことができる程度にはぼくは日本語に堪能である(と、思う)。そしてそれゆえに、後にも書くけれどこれまでぼくは「無理をして」いたのかもしれなかった……最近またDiscordでチャットで日本語を使うようになって、ぼく自身から出てくる日本語を眺めてそこにある種の「新鮮さ」を感じるようになった。ひと口で言えば「ぼくはこんな日

          2023/09/13 BGM: Fishmans - 忘れちゃうひととき

          2023/09/12 BGM: Tears For Fears - Mad World

          今日は早番だった。いつものように仕事をする。そして昼休みに詩を書く。Discordで岡田有希子の話題になり、そこからぼく自身の年齢について話が及ぶ。実は今年でぼくは48になる(1975年生まれ、つまり純然たるロスジェネなのである)。Discordを使っていて思うのは実に若い人が多いことで、そういう若い人にぼくはいったいどう映っているのか興味を持つ。そこから、ぼくは大人になれたのかについて考えた。過去にこの「大人になる」ということについてずいぶん悩んだっけ……ぼくが子どもの頃、

          2023/09/12 BGM: Tears For Fears - Mad World

          2023/09/11 BGM: Green Day - Wake Me Up When September Ends

          今日は遅番だった。朝、イオンに行きそこのフードコートで詩を書く。その後時間があったので、明日Discordのイタローさんのラジオの席で話させてもらう内容についてあれこれ考える。ひどく抽象的な、雲をつかむような話になるのだけど「どうやったら英語を披露する上で『自分自身に自信を持てる』ようになるか」について話させてもらおうか、と……もともとは英語について、ぼくの勉強法や英語にまつわる思い出話/よもやま話を話したかったのだけどだんだん考えが変わってきた。そうして英語を学ぶことのベー

          2023/09/11 BGM: Green Day - Wake Me Up When September Ends

          2023/09/10 BGM: Blur - Tender

          今日は休みだった。朝、いつも通り近所のイオンに行きそこのフードコートで柄谷行人『漱石論集成』を読む。前に書いたことをなぞるけれど、ぼくは夏目漱石は『吾輩は猫である』『坊っちゃん』『こころ』『夢十夜』くらいしか知らない。なので、今回の柄谷の本から刺激を受けてまだ読めていない漱石を読んでみたいと思った。これはぼくの欠点あるいは限界だとも思うのだけれど、ぼくは何を読むにしても自分が関心があることがらについて引き付ける読み方しかできないので柄谷の本を読んでもなかなかカントやフロイトを

          2023/09/10 BGM: Blur - Tender