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映画覚書

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記事一覧

チャールズ・シャイア『ノエルの日記』

チャールズ・シャイア『ノエルの日記』を観る。何というか、「タメ」がない映画だなと思った。…

踊る猫
1年前
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サリー・エル・ホサイニ『スイマーズ:希望を託して』

サリー・エル・ホサイニ『スイマーズ:希望を託して』を観る。昨今、「スポーツに政治を持ち込…

踊る猫
1年前
1

ビル・ポーラッド『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』

ビル・ポーラッド『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』を観る。人生においてつらいことがあ…

踊る猫
1年前
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ジョージ・クルーニー『僕を育ててくれたテンダー・バー』

ジョージ・クルーニー『僕を育ててくれたテンダー・バー』を観る。ネットスラングの一種で「親…

踊る猫
1年前
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ジュリアナ・ヴィセンチ『Racionais MC's:サンパウロのストリートから』

ジュリアナ・ヴィセンチ『Racionais MC's:サンパウロのストリートから』を観る。実を言うとこ…

踊る猫
1年前
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リチャード・カーティス『ラブ・アクチュアリー』

リチャード・カーティス『ラブ・アクチュアリー』を観る。ありがちな日本(人)批判として「日…

踊る猫
1年前
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マイケル・エプスタイン『ジョン・レノン、ニューヨーク』

マイケル・エプスタイン『ジョン・レノン、ニューヨーク』を観る。いったいジョン・レノンとは何者だったのだろう。いや、伝説/レジェンドと化したミュージシャンに対してこのようなことを言い出すのも変だが、私は昔から「ソロになってからのジョン・レノン」がわからないまま来てしまった。ビートルズ時代からもジョンの曲は「どこを切ってもジョン印」と呼べるほど尖った要素が含まれていたが、それがソロになってさらに剥き出しになっているのに触れるとなかなかとっつきにくい印象を感じてしまう。もちろん名曲

岩井俊二『Love Letter』

岩井俊二『Love Letter』を観る。岩井俊二は「ノスタルジーの魔術師」なのだな、と思う。彼の…

踊る猫
1年前
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ウォン・カーウァイ『欲望の翼』

ウォン・カーウァイ『欲望の翼』を観る。ジャン=リュック・ゴダールの映画は車と女と拳銃でで…

踊る猫
1年前
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クリント・イーストウッド『アメリカン・スナイパー』

クリント・イーストウッド『アメリカン・スナイパー』を観る。恥を忍んで言えば、私はこれまで…

踊る猫
1年前
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スチュアート・マードック『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』

スチュアート・マードック『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』を観る。実にみずみずしい映画だな、…

踊る猫
1年前
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ウェイン・ワン『スモーク』

ウェイン・ワン『スモーク』を観る。出会いの持つ力について考えさせられる映画であると思った…

踊る猫
1年前
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ネイサン・グロスマン『グレタ ひとりぼっちの挑戦』

ネイサン・グロスマン『グレタ ひとりぼっちの挑戦』を観る。昨今注目を(いい意味でも悪い意…

踊る猫
1年前
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ドゥニ・ヴィルヌーヴ『DUNE/デューン 砂の惑星』

ドゥニ・ヴィルヌーヴ『DUNE/デューン 砂の惑星』を観る。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の映画は好きなのだけれど、ただ「でも……」と留保をつけてしまうのが私の軟弱なところなのだった。観るのにそれなりに骨が折れるから、というのが理由として挙げられる。長尺の映画だからというのもあるし、同時に確かにエンターテイメントとして優れた達成を示しているとは言えその作品は同時に「渋すぎないか」とも思ってしまうのだった。私は紛れもない「知的スノッブ」だと自分自身を自覚しているのだけれど、それでもヴ