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不登校にお悩みの方へ

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不登校に関する記事をまとめています。不登校って悪いこと?いや、全然違います。まず、読んでみてくださいね♪
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#学校

アンガーマネージメント

アンガーマネージメント

 怒りっぽい性格だった。常に怒っていた。
今は年に数回怒りを感じるかどうか。
同じ人間なのに、どうしてこうも違うのかと自分で思うくらい。
その両極端を生きてきたから気付いたことを書いてみたいと思う。

 いつも怒っていた時、大体のことは人のせいだった。その当時自分自身も実際はわかっていた。自分が悪いことくらい。でもそれを認めると心が痛みそうで、自分が辛くない方法を選んだ。全部人のせい。失敗しても、

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誰だって甘えたい

誰だって甘えたい

 たまたま時間があったので、最寄りの大きな駅のたくさん電車が見える展望デッキの一角でパソコンを広げて仕事をしていた。土曜日ということもあってか、小さい子どもの手を引いた家族や親子が電車を眺めたり、そこに設置されている電車の模型などを眺めている。この人たち、みんな電車が好きなのかな…否、わざわざ土曜日に駅で電車の模型観るより家で寝ていたい大人なんていっぱいいると思う。敢えてよそ行きの服を来てわざわざ

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自分で自分を回していくしかない

自分で自分を回していくしかない

 時々とんでもなくヤル気が出ない。深掘りする癖があり自分でどんどん落ち込んでいく。仕事以外の人との関わりを最小限にしている。好奇心だけは旺盛。でも素で打ち砕かれるのは怖いから、仕事の仮面を被っている…

 そんな私が生きていくには、人を頼る訳にはいかないから、自分で自分を回していくしかない。思えば子どものころは「教室」っていう小さな箱の中に人がいっぱいギュウギュウ詰め。そこにずっといなさい、って言

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子どものことは子どもに聞け

子どものことは子どもに聞け

 英語教室で、私は下は0歳から上は一応中学生で送り出す様にしている。(その後ご要望があったら、その先もう少し続く…) だから、同じお子さんの成長の根っこの時期を十数年、かなり長い間一緒に見守らせていただくことになるのだ。

カオスの中の英語はリアル

 幼児でやってきて、教室の中を歩き回ったり突如ゴミ箱の上に立っていたり。トイレに行ったかと思ったら全然出てこない…水道がいつの間にか出しっぱなし…英

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先生だけど"勉強"嫌い!

先生だけど"勉強"嫌い!

 私は"勉強"が嫌い。英語の先生を20年していても、断言出来る。
「勉強キライ!」

 でもそれを言い続けてたら、考えることを忘れてた。
"勉強"ってなんやったっけ?

言葉って意外と大事

 20年の間にたくさんの子どもたちと出会って、観察して、我が子を育てて…その間に単純にみんなが唱える「勉強」って言葉ってなんやろ、って思い始めた。そういう言葉ってないですか。「思いやり」とか「仲間」とか「絆」

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「失敗させない」んじゃなくて、「した時どうするか」じゃない?

「失敗させない」んじゃなくて、「した時どうするか」じゃない?

子どもたちが小さい頃、時々「学校のプリントが無くなっちゃった〜!」と泣いていた。「ノープロブレーム、こうすれば大丈夫」と、元のプリントを真似て一緒にせっせとプリントに似た物を作っていた…

 …そして数年後。「あ〜!〜の申込書が無い〜!」と言う私に子どもたちが冷静に「作ればいいじゃんっ!」うむ、なるほど。ブーメランみたいに返ってくるもんだな。

 お茶碗割るのも、お味噌汁こぼすのも、仕方ない。でも

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子どもをコントロールしたら自分が自由でなくなる

子どもをコントロールしたら自分が自由でなくなる

 英語教室で子どもたちと一緒に過ごしている。気をつけるのは「対話」そしてその日の子どもたちの様子から感情を読み取ること。
あれ、今日はきっと学校で嫌なことあったんだね。来る時におうちの方に叱られたかな。明らかにいつもと違う雰囲気の時もあるし、上機嫌でどんどん英語を知りたい知りたいと吸い込んで帰ることもある。
 私が気をつけるのは、そういう子どもたちの波に任せるということ。元気がない時に元気を出せ、

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子育て最強説

子育て最強説

子どもだった
学生だった
フリーターだった
社員だった
旅人だった
家庭を作った
親になった
自分の教室を立ち上げた
学校や施設に仕事をしに行った
子どもが大きくなって巣立とうとしている←イマココ

 私の約半世紀の人生の経験をまとめると、ざっとこんな感じになる。
もっと分けると「海外で働いた」とか「日本で早朝から翌朝まで働いた」とかいろいろあるけれど、シンプルにまとめて上記の通り。

 さて。「

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生きる意味はそこら中

生きる意味はそこら中

 私は「問い」の多い人生を歩んできた。多分生まれた時から私は問い続けている。幼い頃から母や父に兄弟に、思いつくことは何でも尋ね続けていた。兄弟の会話の中では「もし〜だったらどうする?」という話が多かったし、食後にもずっと食卓に残って家族でそんな話をしていた。

 あの時間が大好きだった。

 学校や公の場では時間の流れや他の人の心ない言葉が怖くて、「問い」は心に押し込んだ。そして大人になって海外に

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映画「夢みる小学校」感想

映画「夢みる小学校」感想

 ずっと気になっていたオオタヴィンさん監督の「夢みる小学校」を観てきた。映画の広告にあったのは、「宿題がない、通知表もない学校」「大人も子どももこんな学校に通いたかった」という言葉。
 正直私はあまりにも教育や子育てに近いところにいるばかりに、こういった「特別な」ケースにあまり惹かれない。みんなが憧れること、みんなしたいこと、でも社会が変わらないから仕方ないじゃん、という子育て中の皆さんの声を日々

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これからの教育(私の仮説と確信)

これからの教育(私の仮説と確信)

 私の職業は英語講師だけれど、英語教育と同じくらい研究し続けているのは子どもを取り巻く環境。子育て。教育。
最近風呂場で娘に大発表した私の仮説は、「勉強が出来ない子どもはいない」というもの。誤解を恐れず言うならば、子どもには、否、人には"学びたい欲"がある。学ばなければいけない、のではなく「学びたい」欲。
どうやって食べ物を確保しようか、どうやって食べ物を腐らせずにずっと保存しようか…から始まって

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勉強アレルギー

勉強アレルギー

 私は結構な子どもの頃から、かれこれ40年以上酷い花粉症持ちだ。
そしてこの40年以上ずっと周りの人が私に「これ、食べてみたら」「あれ、いいらしいよ」「あそこの病院が効くらしい」…とアドバイスをくれた。若い内はそうかそうか、といろいろな食べ物や薬を試したり、遠くの病院に行ってみたりしていたけれど。ある日ふと気付いた。

誰かに合う方法が必ずしも自分に合うわけではない、と。

 それからはアドバイス

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たとえ話

たとえ話

 私はたとえ話が好きだ。
自分自身が考える時に、もっと噛み砕いて考えたいとたとえ話をよく作るから。だからかな。私はいつも自分の中に3歳児を抱えていて。
「どうして?」「なんで?」がいつも心の中を占領してる。
だからだろうね。

 それが自分が育児をする時、そして今の仕事に大いに役立つなんて、誰が想像したでしょう?
本当に役立ってる。そして相変わらず私の中にいる3歳児にも、もちろん。

 めちゃくち

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私の大事なペルソナ

私の大事なペルソナ

 学生時代の私は、どうやら楽しい人だったようだ。中学時代が窮屈だった、とか高校時代がしんどかった、という話をすると決まってかつての同級生に「めっちゃ楽しそうやったのに?」と言われる。私、楽しかったんかな。

 多分私は勝手に自分の学校での役割を「愉快な人」にしたかったんだと思う。実際の私はミステリアスな人に憧れていて、この人をもっと知りたいと思わせる様な人になりたかったけれど。私自身はそれから程遠

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