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不登校にお悩みの方へ

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不登校に関する記事をまとめています。不登校って悪いこと?いや、全然違います。まず、読んでみてくださいね♪
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記事一覧

波に乗れる子を育てるには

波に乗れる子を育てるには

 なんだか、子どもたちが毎日呪文を浴びせられている気がしてならない。

「もっとできるはず」
「お前ならこの学校に行ける」
「一体どうしたの」
「すぐ楽な方ばかりいっちゃうから」
「ちゃんと本も読まないと」

 言葉だけ見ると当然のアドバイスの様にも捉えられるし、激励の様にも見える。でも比べられ、過度にけなされ励まされする中で子どもたちの思考はストップして自分の価値はこの程度、って決めてしまう。う

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小学校英語って

小学校英語って

 小学校英語、最後の授業が終わった。
病気療養のため、小学校英語一旦お休み。次に小学校に行く時、現場はどう変わっているのだろう。2011年から携わって、現場にいてもその環境が年々悪化していることを感じた。

 講師でありながら「英語をしている場合か?」と思うこともあれば、逆に「英語の時間が救いになることもある」と思うこともあった。

 2010年。小学校英語指導者の研修時に言われた「(何もジャッジ

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アンガーマネージメント

アンガーマネージメント

 怒りっぽい性格だった。常に怒っていた。
今は年に数回怒りを感じるかどうか。
同じ人間なのに、どうしてこうも違うのかと自分で思うくらい。
その両極端を生きてきたから気付いたことを書いてみたいと思う。

 いつも怒っていた時、大体のことは人のせいだった。その当時自分自身も実際はわかっていた。自分が悪いことくらい。でもそれを認めると心が痛みそうで、自分が辛くない方法を選んだ。全部人のせい。失敗しても、

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子どもに自分の人生を被せない

子どもに自分の人生を被せない

 受験シーズン。私が絶対になりたくない大人の像がある。
それは、子どもに自分の夢を被せる親。先生。

 例えば「うちの生徒が○○高校(この辺りで一番偏差値が高いと言われる高校)に、○人受かりました」とか「うちの子の大学は...」とかを自慢気に語る様にはなりたくない、ということ。
でも、その行為自体を否定もしないし軽蔑もしない。
 親として、先生として、その気持ちは十分理解出来るから。そんな子を少し

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昔話のお隣さん

昔話のお隣さん

 イチローさんも警鐘を鳴らす、という見出しで「大人に叱ってもらえない」Z世代を描いた記事があった。ハラスメントなどで周りの目が「厳しい指導」に対して厳しくなってしまったという話だった。一方で、この記事の関連に大谷翔平さんや藤井聡太さんのお母さんが否定的な言葉を使わない、という記事もあった。子育て中の読者がそこから得るものはなんだろう、と考えた。

 教育業界に20年近く携わる中で、私は1000人以

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誰だって甘えたい

誰だって甘えたい

 たまたま時間があったので、最寄りの大きな駅のたくさん電車が見える展望デッキの一角でパソコンを広げて仕事をしていた。土曜日ということもあってか、小さい子どもの手を引いた家族や親子が電車を眺めたり、そこに設置されている電車の模型などを眺めている。この人たち、みんな電車が好きなのかな…否、わざわざ土曜日に駅で電車の模型観るより家で寝ていたい大人なんていっぱいいると思う。敢えてよそ行きの服を来てわざわざ

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英語力を伸ばす秘訣

英語力を伸ばす秘訣

 私の英語教室に体験に来られたら必ず言うことがあります。それは「うちの教室のモットーは『英語を嫌いにさせないこと』です」
 
「は?」ですよね。○歳までに英検○級取らせます!とか小学校で必要な英単語○語をここでカバーします!とかじゃなくて、「嫌いにさせない」ってなんやねん?と。

 でもこれは私が15年(携わり始めてからは30年)いろんな現場で数千人単位の子どもを見てきて観察して、導き出した言葉。

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自分で自分を回していくしかない

自分で自分を回していくしかない

 時々とんでもなくヤル気が出ない。深掘りする癖があり自分でどんどん落ち込んでいく。仕事以外の人との関わりを最小限にしている。好奇心だけは旺盛。でも素で打ち砕かれるのは怖いから、仕事の仮面を被っている…

 そんな私が生きていくには、人を頼る訳にはいかないから、自分で自分を回していくしかない。思えば子どものころは「教室」っていう小さな箱の中に人がいっぱいギュウギュウ詰め。そこにずっといなさい、って言

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子どもは持つべきか

子どもは持つべきか

 ふと目に留まったインターネットの記事に「子どもがいない女性の幸福度が上がり、子どもがいる女性の幸福度が下がっている」旨の言葉があった。思わず「ふふっ」と笑ってしまった。私は3児の母。もう3人とも大人だけど。でも今子育て中の方の心労・ご苦労と思うと十分理解出来る言葉だな、って思う。社会が凄まじく悪くなってる。

 そもそも子どもを持つことがこれ程までにリスキーになるとは、という感じ。今までの歴史の

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"ありのままに今を輝く"

"ありのままに今を輝く"

 尾木ママこと尾木直樹氏の講演会に出かけてきたので、メモを残しておこう。

 テレビで活躍している様子を拝見していて、言葉の強さがあるのに柔らかくきちんと届く様に伝える方だな、と思っていた。先日観た映画 "夢みる学校"の中で語られていたことも心に響いたので、隣町に尾木さんが見えるという情報を得てすぐにチケットを購入した。

 講演は市の"男女平等推進センター"主催行事の一環として行われた。タイトル

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大人の影響力は不要

大人の影響力は不要

 私は先生だけど、子どもたちの様子を眺めていることが多い。でも、これは誰にでも許されることではなくて、私の場合は自分が責任を持って管理している場所だから、出来ていることなのかも知れない。

 実際日本で教育を受けていると「大人がなんとかしなくちゃ」って気になってしまうし、「徹底的に管理しなさい」と言う先輩教育者もいる。それに囚われたら、子どもたちの一挙手一投足を管理したくなる。管理出来ちゃうから、

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