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壁にぶつかった時の為に

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沢山のクリエイターさんからあなたに合う記事を探して下さい。誰か1つでも、いくつか選んでも。読めばきっと少し変わるはず、それだけの為に選びました。
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#エッセイ

『感動』を安売りをしよう!

『感動』を安売りをしよう!

「全米が泣いた!」

という煽り文句に、またくだらないこと言っているなぁと感じたことはみなさん一度はあると思う。もちろん実際に泣いた人もいるのだろう。実際に見た人の大半が涙する感動巨編なのかもしれない。
とはいえ、実際にはただの煽り文句であり、宣伝のために誇張して言っているだけにすぎないことも多い。

では「全米は泣いた」は悪なのか。
私はそうは思わない。むしろ乗っかっていくべきで、泣けると言われ

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だから私はnoteを書く

だから私はnoteを書く

「noteを始めたきっかけは?」

ある方に聞かれて考えた。

私にとって、noteは「自己表現と自己確認」に尽きるなぁ、と。

そしてそういう場所が、今の自分にはとても必要なんだと思うから。

そして、それを分かっているかいないかで、生き方や感じ方が変わってくるんだな、と。

当たり前のように、noteを書く人がやっていることのひとつがTwitterとのリンク。フォロワーさんにお知らせし、より多

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切り売りじゃないのよ、書くことは。

切り売りじゃないのよ、書くことは。

むかーしむかし、エッセイというものが怖かった。

わたしが学生の頃ってたぶんSNSの流行りはじめの時代で、まだ多くの人が「ネットはすごい、ネットは怖い」って時代だった気がしてる。

インターネット回線を通じてつながる世界はびっくりするくらいグローバル。お隣さんから地球の裏側に住む人まで、誰とだってコミュニケーションが取れる。

無限の可能性が、本当に「無限」なんだなぁって子どもながらに思っていた。

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葬り去れない私の間違いのこと

葬り去れない私の間違いのこと

恥ずかしいことなんて山ほどある。
高校二年の部室で性行為を目撃されたとき確かに私は「これほどの恥は二度とない!」と思ったはずなのにそれ以降もガンガン積み重なっていった。

恥ずかしいことを思い出すとイオンのエスカレーターでもスタバのレジ前でも台所でも叫んでしまう。ここ数年いちばん強く叫んでしまったのは、映画館でだった。息を吸い込みすぎてひっくり返るような短く高い叫びで、だけどその瞬間スクリーンでは

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迷った末の意思決定は、迷わなかった時より強い

迷った末の意思決定は、迷わなかった時より強い

日々色んな選択と決断を繰り返している。迷うことは絶えない。

できることなら迷わない方が良い、迷わず選択できるならそれが良いと思っていた。

けれど、案外迷うことも悪くないのかもしれない。

振り返ってみると、過去に迷った末の決断が今の自分を形作っている。

一切の迷いなく決めたことももちろんあったけれど、迷わなかった選択よりも、迷って迷って迷い抜いた選択はその後、力強い意思決定になっている。

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あたまわるい、なんてことはない ー理系とか文系とかー

あたまわるい、なんてことはない ー理系とか文系とかー

あたまわるいって、本当にあるんだろうか。

わたしは今2回目の大学生をやっていて心理学を勉強しているのだけど、ものによるけど心理学って人間あるあるみたいなとこあるから、統計の知識が必要なんだよね。

で、統計が必要って知ったとき、最初ギョッとした。だって中学くらいから数学苦手だったし、わたし頭悪いからできないよなって。

なんなら数字を使う科学的なこと全般に苦手意識を持っている気がする。だからメデ

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あなたの作品を本当に好きな人は 好きと言わないかもしれない

あなたの作品を本当に好きな人は 好きと言わないかもしれない

 もうだいぶ前のことになるけれど、わたしは音楽活動をしていた。

 前に別のところで、文章を書くことは好きだったのにそれを仕事にするということはまったく考えもしなかったということを書いたのだけれど、実はわたしは楽器の演奏家になりたかったのだ。その夢が潰えたから、わたしはいまここにいる。

 演奏家を目指して、自分のスタイルを追い求め、それなりに誰とも似ていない(と自分では思う)演奏をしているつもり

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理想の生活?って、それ本当に望んでる?

理想の生活?って、それ本当に望んでる?

最近、自分にとっての「理想の生活」って何だろう?それを実現したところで人生がよりハッピーになるのかな?と懐疑的になっている。

そう考えるきっかけとなった出来事の話。

以前、わたしが手帳に書いた「理想の生活」リストにはこんな一文があった。

「本や映画を好きなだけ楽しめる毎日が送りたい」

昨年の今頃、これは思いがけない形で叶うこととなる。

2018年の年明け早々、第二子を妊娠中だったわたしは

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他人の書いた文章と比べて、文章が書けなくなってしまったあなたへ

他人の書いた文章と比べて、文章が書けなくなってしまったあなたへ

世の中には小説やエッセイ、コラムなどいろんなジャンルの文章がある。文章の種類によって、表現方法がまったくちがって面白い。僕がnoteで書いている文章は、どちらかというとエッセイに近い。そして、どんな文章も書き手によって文章のテイストがちがって面白いし、そこには書き手の本質が隠れていると思っている。

素敵な文章に出会うたびに、喜びが込み上げてくると同時に「勝てない」と思ってしまうし、落ち込んでしま

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つまらないかも?読者はあなたではありません。

つまらないかも?読者はあなたではありません。

noteの連続投稿を始めて200日以上が過ぎた。

「さて、何を書こうか。」

noteを書いている人なら一度は、いや度々思うことだと思う。
私は日課のようにそう思っている。
200日中160日くらいはそう思っていたかもしれない。

そして誰もが思う「何を書こう」よりは頻度は低いかもしれないが、時々こんなことを思わないだろうか。

「この話、別に全然面白くないな。やめようか。」

何度”私は面白お

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人生で2回あった『運命の出会い』には、スポットライトが当たっているように見えた

スポットライトが射しているのを見たことがあるだろうか?

お芝居やライブなどステージの話ではない。あなたの人生に、だ。

日常生活の1コマにスポットライトが当たっている。そんなシーンを見たことがあるだろうか?



スピリチュアル系に疎いわたしは、おそらく鈍感タイプだ。そんな鈍いわたしだが、不思議な体験をしたことがある。その体験は脳にピタッと貼りついて、今でもありありと思い出すことができる。

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絵具みたいな小さな幸せと、花火みたいな大きな幸せ

絵具みたいな小さな幸せと、花火みたいな大きな幸せ

色の三原色。誰もが一度は聞いたことがある言葉だと思います。

引用元:色の基本概念!光の三原色と色の三原色

光の三原色はテレビやスマホの画面でなじみが深いですね。今の画面は高精細なので見ることはできませんが、昔のブラウン管テレビは虫めがねで画面を見ると青、赤、緑の小さい粒を肉眼で見ることができました。

色の三原色は小学校の図工で習いますよね。赤、青、黄色を使えばどんな色でも作れるんだよ、と担任

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適応しない余白

適応しない余白

なにげなく目や耳にした一言に、それまでの価値観をがつんとぶっ壊されることが時々ある。まったく思いもよらなかったからなのか、心の奥底で眠っていた気持ちにリーチされたからなのか、自分でもよくわからない。

日本に住む友達二人とZoomでおしゃべりをしようと計画していたら、一人が少し精神的に弱っているので調整したい、と言った。ものすごく忙しくストレスが多い仕事をしている彼女は、人一倍がんばり屋さんで気づ

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おかゆのような文章

おかゆのような文章

いつだかは忘れたが、タイムラインに流れてきた言葉に目がとまった。

「おかゆのような文章だね」

ハネサエ. さんが、だれかの文章をそう表現していた。ぼくは、この「おかゆのような文章」という言葉がとても好きだ。

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風邪をひいて食欲がないとき。なにか食べたいものある?と母から聞かれ、決まって答えたのは「うどんとプリン」。うどんは乾麺でなく、袋入りのゆでうどん。プリンはぷっちんプリン。小学生だっ

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