サトウリョウタ@毎日更新の人

ライター兼編集者。広報/PR関連の取材執筆、メディアのディレクション、編集業務に携わっ…

サトウリョウタ@毎日更新の人

ライター兼編集者。広報/PR関連の取材執筆、メディアのディレクション、編集業務に携わっています。ベーチェット病と闘病しながら楽しく生きる方法を日々模索中。

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SNSのない世界にいた

先日、SNSを一切使わない女性と出会った。彼女いわくSNSはよくわからないものらしい。「インターネットに時間を取られるのがいや。現実世界を生きていたい」が彼女の持論だった。 アパレル業界で働く彼女は、綺麗なネイルを塗り、おしゃれな服装をしている。アパレルで働く欠点は、好きでもない服を買うことだと言って、頬を膨らませていた。先日から出張続きで、どうやら昨日地方から帰ってきたようだ。 「インスタ映えも楽しいかもしれないけれど、インスタに熱中するのではなく、いまに熱中したほうが

    • 文章は劇薬になれない

      人間は何もなす術がなくなった時に、神に祈る生き物だ。日本人は無宗教の方が多いけれど、初詣や十日戎など神社で神に祈る機会が多い。宗教が世界最古から残り続けている所以はここにある。どこかの企業の代表は、会社を立ち上げた際に、会社のミッションに幾つかの宗教の共通点を取り入れた。 自分や大切な誰かが不幸に陥った時、そこから逃れるために、あらゆる手を尽くす。自力でなんとかできる時もあれば、誰かの手を借りる時もある。それでも状況の改善が見込めなくなった時の最終手段が神頼みだ。 つらい

      • 7/21〜25の日記

        7/21 どのSNSで知り合ったのかは忘れたけれど、長年SNSでやりとりを重ねていた友人と高円寺で対面した。「うどん酒場でべそ」という居酒屋でうどんを食べながら創作や仕事の話で盛り上がった。うどんを肴にお酒を飲んだのは初めてで、これが東京なのかと驚いた。創作をしている人との会話は勉強になるし、もっといいものを書きたいという欲も生まれてくる。小説は自分がやりたかった願望を盛り込んでいるという話で盛り上がった。たしかに小説にはこうなったらいいなという願望を詰め込んでいる。実体験を

        • 青春を駆け抜けたあの日々に

          今年の夏はあまりにも暑すぎて、プールの授業が中止になっている学校もあるようだ。今となっては考えられない話だが、僕の学生時代は、水温の低さによってプールの授業が中止になっていた。その逆の事象が今まさに起きている。この異常気象の波は誰にも止められない。 止められないものを嘆いたところで何も生み出せない。だからこそ、昔話でも挟んでおこうと思う。あれは学生時代の話だ。放課後に校舎裏のプールに友達とこっそり忍び込んだ。プールの授業が終わり、プールには水が張っていなかった。その乾いた底

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          7/16〜20の日記

          我が家の猫・ロイくんの3歳の誕生日だった。誕生日会は昨日実施したのだけれど、当日もお祝いしたい気持ちがある。特に何かをするわけでもなく、猫に日頃の感謝の気持ちと誕生日おめでとうという言葉を伝えた。0歳の頃に家に迎えて、あっという間に3年の月日が経った。最初から人懐こい性格で今もそれは変わらない。誰かが家に来た時もすぐにその人の足元へと駆け寄る。人間が好きなのだろう。でも、一歩間違えれば人間嫌いに育っていたかもしれない。その点を踏まえると、人が好きになってくれて本当に良かった。

          声なき声

          どれだけ計算機を叩いても、1+1が2にならない。 青木和也は毎朝通勤ラッシュに揉まれながら、電車の中で30分を過ごしていた。今日は特に混雑が激しく、肩を押し付けられる感覚と夏特有のツンとした匂いに嫌気が差す。ふと隣に立つ女性が目に入る。ちなみに、和也の通勤路に女性専用車両は存在しない。彼女は吊り革にしがみつきながら、周りの圧力に耐え忍んでいるように見えた。彼女の嫌気が差した顔を見て、和也は自然と視線を逸らす。そして、何食わぬ顔をして、満員電車に揺られていた。 会社に着くと

          孤独をうまく飼い慣らす

          ずっと孤独を怖いものだと思っていた。目を覚まして窓を開けると、昨日の和やかな空が嘘かのように雨が降っている。空もどんよりとしていて、空気が重い。誰かに助けを求めたいと思えるほどの苦しみが体の内側へと雪崩れ込んでくるのが手に取るようにわかった。憂鬱だと思った。鬱陶しいと思った。昨日の晴れ模様を見て、やっと春が来たと思ったのに、また冬への逆戻りだ。こんなはずじゃないという言葉が頭の中にすぐさま思い浮かぶ。 雨は、地球を潤すものだ。その存在なしに人間は生きることすらできない。それ

          孤独をうまく飼い慣らす

          人生は、黒歴史の連続だ

          ふとした瞬間に、これまでの過去を振り返ってみる。深夜に眠れなかったとき、散歩をしているとき、友達とお酒を飲んでいるとき、いろんなタイミングで過去を振り返って、「あのときは良かったね」「まじで恥ずかしいからやめよ」みたいな思いが体中を駆け巡る。過去に熱を取り戻す瞬間に、いろんな試練を乗り越えてきたと自分を褒めてしまう。 人生は黒歴史の連続で、そのほとんどを誰にも見せたくないものだ。そっと自分の胸のうちに秘めておいて、挫けそうになった時のお守りにしている。たくさん挑戦して、成功

          人生は、黒歴史の連続だ

          32歳フリーランス、就職について考えてみた

          30代で上京を果たし、生活ができるほどの仕事は獲得できるようになったけれど、まだ突き抜けるには至っていない。自身の力不足は否めないのだが、どこに身を置くかによって、今後のキャリアに大きな影響を与えるのも事実だ。 現在はフリーランスで編集者兼ライターとして働いているのだけれど、どこかの企業で学んだことはなく、全て独学で仕事を進めてきた。書籍や誰かが書いた文章で学んだり、フリーランスとしてさまざまな企業の方と働きながら、見よう見まねで仕事をしている。独学には限界があって、今より

          32歳フリーランス、就職について考えてみた

          30代になって自己投資に目覚めた話

          「30代になったらわかることがあるよ」 たくさんの30歳を迎えた先輩がこう口ずさんでいた。20代の頃はその言葉の意味がわからなかった。30歳を迎えたら何かがわかるかもと期待していたけれど、何も変わらなかった。だが、31歳の終わり頃から、少しずつ先輩たちの言葉の意味がわかるようになってきた。 体力の低下も著しいし、以前までは取れていた疲れもなかなか取れない。20代の体力を100とするならば、今の体力は70ぐらいだ。筋肉痛も翌日に来なくなっているし、30代になったらわかること

          30代になって自己投資に目覚めた話

          棘と糸

          「だからお前はダメなんだ!!」 社内に上司の怒号が響き渡った。俺だって頑張ってるよ。思わず口に出そうになった言葉を喉の奥に押し込み、「申し訳ございませんでした」とだけ言う。上司はその言葉を聞き流し、いつものように「だからお前はダメなんだ」と説教を始める。 「言われるうちが華。何も言われなくなったらもう期待されていないと思え」 上司は自分で選べない。希望した会社に就職できたとしても。次に待ち受けるのは配属ガチャだ。いい上司を引き当てればそこは天国、逆なら地獄への片道切符。

          7/11〜15の日記

          7/11 これまでにもらった嬉しいコメントをスクショで保存している。落ち込んだ時に元気を取り戻すために、読み返すためだ。例えば自分の文章に自信がなくなったとき、もらったコメントを一つずつ丁寧に読み返す。もらったコメントの記事を読み返してみると、なんだ良いこと書いてるじゃんと失っていたはずの自信が体の中の血管を通って、全身へと渡っていく。他人の評価は主観ではなく、客観的な視点のため、凝り固まった思考をうまく解きほぐす。自分に自信を持てなくなるときは、決まって睡眠不足だ。この場合

          やっぱり人生はほろ苦い

          仕事で上司から理不尽に怒られた日のことだった。胸の中に募る苛立ちを押さえきれず、居酒屋に飛び込んでやけ酒をキメた。嫌なことはアルコールで流すつもりだったが、洗い流すどころか酒を飲めば飲むほどにその不条理が腹の中にたまっていく。2軒、3軒と飲み歩き、すっかり酔いが回った頃、突然甘いものが飲みたくなった。 酔った足取りで自動販売機にたどり着き、震える手で小銭を入れた。しかし、アルコールのせいで手元を見誤り、出てきたのはブラックコーヒーだった。まるで人生は甘くないと誰かに言われて

          やっぱり人生はほろ苦い

          書くことで浮かび上がるもの

          なぜ書くのか。その問いの答えは、書くことで自己肯定感を保つためだ。心が沈んでしまったとき、文章はまるで浮き輪のように心を支えてくれる。深い海の底に沈んでいく心を引き上げ、呼吸を取り戻させるのだ。 書くことは、己の内面と対話する行為だ。今感じていることを言葉にし、書き上げたものを俯瞰的に眺める。それによって、今の精神状態を知ることができる。どん底まで落ちた後は、浮上するしか残された道はない。下しか見えていない時期があってもいい。その経験が、いつの日か大いなる恩恵を自らに与える

          書くことで浮かび上がるもの

          夜の静寂に誘われて

          夜の静寂が深まる頃、1日をやり過ごしてクタクタになった体ががも眠毛に誘われていく。その瞬間がやってくるたびに、穏やかな心がひとときの安らぎを求めるようになる。睡眠とは、毎日を乗り切るために必要なエッセンスだ。何かを成し遂げたいのであれば、この安らぎの瞬間を求めなければならない。 10代は、どれだけ睡眠時間を削っても次の日に影響をきたすことはなかった。睡眠は次の日を迎えるための義務のようなもので、早く朝が来てほしいと日々の移り変わりを待ち侘びていた。次の日の友達との約束や部活

          7/6〜10の日記

          7/6 奥野さんに誘っていただき、2年連続で鮒宿の流しそうめんを食べてきた。お店は都内にあるはずなのに、いい意味で東京っぽさを感じない。周りに大きな建物はないため、空が大きく見える。自然にも溢れていて、空気も美味しかったような気がした。流しそうめんを堪能した後は、近くのカフェで飲み物を飲みながら話をした。その後、解散して、妻と下北沢に足を運んだ。当初は妻の服を見る予定だったけれど、ずっと探していた両面猫のプリントTを発見してしまい、思わず購入してしまった。予想外の出費だったけ