7/16〜20の日記

我が家の猫・ロイくんの3歳の誕生日だった。誕生日会は昨日実施したのだけれど、当日もお祝いしたい気持ちがある。特に何かをするわけでもなく、猫に日頃の感謝の気持ちと誕生日おめでとうという言葉を伝えた。0歳の頃に家に迎えて、あっという間に3年の月日が経った。最初から人懐こい性格で今もそれは変わらない。誰かが家に来た時もすぐにその人の足元へと駆け寄る。人間が好きなのだろう。でも、一歩間違えれば人間嫌いに育っていたかもしれない。その点を踏まえると、人が好きになってくれて本当に良かった。猫は僕だけじゃなく、妻からも愛されている。妻と同棲する前に猫を受け入れてもらえなかったらどうしようという不安があった。妻は動物に好かれる人間で、ロイくんともすぐに仲良くなっていた。だからこそ、妻と一緒になって良かったと思えるし、ロイくんも妻と過ごす日々を楽しめているのだろう。あと何度誕生日をお祝いできるのだろうか。なんてことを書くと湿っぽくなってしまうからやめよう。我が家に来てよかったと思ってもらえるように、猫との日々を大切に過ごしたい。願いはただそれだけ。それだけなのである。

7/17
30代を迎えて体力の低下を感じている。歳を重ねても健康体でいるには、体力をつけなければならない。だから、人生初のジムに通うことにした。借りたジムにはパーソナルトレーナーさんはいない。かつてジムに通っていた妻の指導のもとトレーニングに励んだのだけれど、想像以上に落ちている筋肉にがっかりしてしまった。学生時代の筋肉質の自分はどこに行ったのだろうかと思えるほどに全てのトレーニングがきつく感じた。筋肉は継続的な運動によって維持される。これまでずっと筋トレをしていなかったツケが回ってきている。まずは現状を受け入れなければならない。筋トレを継続するために目標が必要だと思った。タンクトップを着ても様になるような体型を手に入れる。そのために毎週ジムに通う。まずは1ヶ月の継続を頑張りたい。人生は日進月歩だ。まだ焦るような時間ではない。じっくり時間をかけて筋肉をつけていこう。

7/18
仕事で仲良くなった先輩たちと代々木でご飯を食べた。和食がメインのご飯屋さんでどの料理も絶品だった。日本酒が合う料理が多いのも嬉しいポイントで、店員さん曰くそのお店の上に系列のトンカツ屋さんも最高らしい。今度絶対に行く。今回は自身のキャリアについて相談に乗ってもらった。一人の先輩が「就職して実績を作るのがいいと思う」とアドバイスをくださった。自身も就職を考えていたため、今後のキャリアの考え方を間違っていないと答え合わせをできた気がする。就職するにあたって、自分が得たいスキルを考えなければならない。一生ライターや編集者として食べていくのか。はたまたそれ以外のキャリアを形成するのか。同年代の人もキャリアに悩むことが多いらしい。この悩みは自分だけが抱えているものではないと知って、安心した。20代は経験を積んで向き不向きを知る。30代は経験の応用でキャリアを形成していく。僕はこのセオリーにハマらない選択をするかもしれない。だが、自分の信じた道を進んでいくまでだ。やらずに後悔よりもやって納得したい。その方がきっと人生を生きているという実感を得られるはずだ。

7/19
編集者になってから執筆の数を減らしていた。それは自分の文章に自信を持てなくなっていたためだ。昨年末にやっぱり文章が書きたいと思い、ライター業を再開した。とはいえ、今でもその数は編集の仕事量を上回ることはないけれど、今月は再開してから1番原稿の数が多い。執筆のスピードが落ちているのけれど、自信がなかったあの頃よりも確実にいい文章を書くことができている。何かが変わったわけではないけれど、気の持ちようでここまで変わるのかと驚きを隠せない。いい文章を書くためには、書き続ける必要がある。書くことによって得られる筋肉があって、それはやめた途端に徐々に衰えていくものだ。毎日noteを執筆しているとはいえ、それは自分の内側の感情を吐き出しているに過ぎない。仕事の執筆は記事構成からきちんと作る必要がある。正しいリズムで準備体操を行い、そこから一気に駆け抜けていく。原稿執筆は短距離走ではなく、持久走のためずっとトップスピードを維持する必要はない。どこで筆を休めるかを考えて原稿に取り掛かる必要がある。書いて消しての繰り返し。その地獄を耐え抜いたものだけだけが、原稿を完成させられる。これまでに何人もの人がこの持久走から脱落していった姿をこの目で見てきた。自分も一度脱落しそうになったが、目の前の崖壁に力づくでしがみついて、なんとかこの場所に舞い戻ってきた。いつ脱落するかはわからないし、ずっと走り続けている可能性もある。今は答えを見つけるよりも目の前の原稿に集中していたい。走り続けた先に、きっと明るい未来があると信じて、原稿と向き合っていく。

7/20
今日は家の近くでお祭りが開催される予定だったけれど、突然の雷雨によって中止になった。この日を楽しみにしていたので、ショックを隠せない。雨が止んだため、少し散歩をしようと決めて外に出た。ところが、すぐさま雨が降ってきたので、急いで家に帰った。今日はそういう日だと受け入れざるを得ない。きっと家でのんびりしろというお告げなのだろう。そこから妻が作ってくれた肉じゃがを食べたんけれど、とてもおいしくかった。そういえば妻が初めて作ってくれた料理は肉じゃがだった。そのときの妻はおばあちゃんの味を再現したかったようだが、うまくできなかったようだ（十分すぎるほどに美味しかった）。そこからおばあちゃんにレシピを教えてもらい、何度か肉じゃがを作っている。最近はおばあちゃんの味を再現できるようになったようだ。僕は妻のおばあちゃんの味を知らないのだけれど、擬似体験できるのが非常に嬉しい。雨によって楽しみにしていた予定がダメになった。家でのんびりしろというお告げをきちんと守ったらいいことが起きたので、プラスマイナスプラスである。

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7月も後半戦を迎えた。連日酷い暑さで外に出かけるのも億劫だ。来週は原稿の納期ラッシュのため、しっかり完走したい。そして、身につけたいスキルを絞って、自分に合った会社を見つける。人生が変えようと思えばいくらでも変えられるはずだ。全ては自分次第という自己啓発本から学んだ知識は今まさに役に立っている。上京して1年半が経ったからこそ見えた世界があった。この経験は無駄だったのかもしれない。人生に無駄は確実に発生する。いや、しなければならない。全てがうまくいく人生などつまらないため、この無駄を糧にして生きていく。