マガジンのカバー画像

(勝手に)Good note賞 選考候補

106
運営しているクリエイター

#イベント

【展覧会レポ】東京都美術館「デ・キリコ展」

【展覧会レポ】東京都美術館「デ・キリコ展」

【約4,400文字、写真約30枚】
東京都美術館で「デ・キリコ展」を鑑賞しました。その感想を書きます。

【この投稿で伝えたいこと】
❶世界中から集められたデ・キリコの作品110点をイッキに見ることで、作品や生涯の変遷が分かる、❸楽しい絵が多いことに加え、会場内が凝った造りになっているため、美術館に普段行かない人にもおすすめ、❹値段が2,200円と若干高め。9/14(土)から神戸市立博物館で巡回す

もっとみる
【美術展2024#36】鈴木敏夫とジブリ展@横須賀美術館

【美術展2024#36】鈴木敏夫とジブリ展@横須賀美術館

会期:2024年3月20日(水)〜6月18日(水)

横須賀まで車で足を伸ばして「驚異の細密表現展」を見に行ったのだが、美術館が近づくと人が増えてきて何やら賑わっている。
普段美術館で出会わないような雰囲気の方々がなぜこんな辺鄙な場所にある美術館に?と思ったら、ジブリ系の企画も同時開催されていた。

ほほう知らなかった。

すみません、私こちらの地味な方の展覧会なんです、ええ申し訳ないという感じで

もっとみる
【展覧会レポ】練馬区立美術館「三島喜美代―未来への記憶」

【展覧会レポ】練馬区立美術館「三島喜美代―未来への記憶」

【約5,500文字、写真約60枚】
練馬区立美術館で開催されている「三島喜美代―未来への記憶」を鑑賞しました。その感想を書きます。

【この投稿であなたに伝えたい点】
❶大満足の展覧会、❷作品だけでなく、三島喜美代自身の魅力が十分に伝わる内容だった、❸作品や考え方の変遷が分かりやすく、キャッチーな作品が面白いことに加え、メッセージ性もはっきりと伝わった、❹大人も子供も、アートに興味がある人も薄い人

もっとみる
展覧会レポ:富士フイルムフォトサロン東京「セルカン・ギュネシュ写真展"WITHIN"」ほか

展覧会レポ:富士フイルムフォトサロン東京「セルカン・ギュネシュ写真展"WITHIN"」ほか

【約3,400文字、写真約20枚】
初めて富士フイルムフォトサロン東京(六本木)に行き「セルカン・ギュネシュ写真展"WITHIN"」などを鑑賞しました。主に「FUJIFILM SQUARE」の全体像について、感想を書きます。

※この展覧会は既に終了しています。

結論から言うと、六本木に来た際に、写真に興味がある方はマストで寄った方が良い場所だと思いました。FUJIFILM SQUAREには常に

もっとみる
麻布台ヒルズレポ:おしゃれの暴力!日本一高い展望台はマスト

麻布台ヒルズレポ:おしゃれの暴力!日本一高い展望台はマスト

【約3,200文字、写真約25枚】
2023年11月にオープンした「麻布台ヒルズ」に行きました。展望台やアートの観点から、その感想(+森ビルについて)を書きます。

結論から言うと、一度は訪れるべき複合施設だと思いました。1)ビルとして日本一高い展望台は景色も良い上に無料!、2)建物や内装デザインが暴力的におしゃれ過ぎる、3)パブリックアートや常設の展覧会(値段は高い)が複数あるためです。観光客に

もっとみる
展覧会レポ:アーティゾン美術館「ブランクーシ 本質を象る」「石橋財団コレクション選」

展覧会レポ:アーティゾン美術館「ブランクーシ 本質を象る」「石橋財団コレクション選」

【約4,900文字、写真約55枚】
アーティゾン美術館で開催中の「ブランクーシ 本質を象る」と「石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 清水多嘉示」を鑑賞しました。その感想を書きます。

結論から言うと、行く価値は大いにあると思いました。それは主に、1)ブランクーシの作品約90点を集めた日本初の個展、2)ブランクーシの変遷や考えが体系的に分かる、3)展示方法が面白かった(一部、課題あり)ことによ

もっとみる
展覧会レポ:DIC川村記念美術館「今見られるコレクション」「カール・アンドレ 彫刻と詩、その間」

展覧会レポ:DIC川村記念美術館「今見られるコレクション」「カール・アンドレ 彫刻と詩、その間」

【約5,500文字、写真約40枚】
初めて、DIC川村記念美術館(以下、DIC美術館)に行き「今見られるコレクション」と「カール・アンドレ 彫刻と詩、その間」を鑑賞しました。その感想を書きます。

結論から言うと、大満足の美術館でした。これは主に、1)大自然に囲まれた環境、2)作品の良さを何倍にも引き出す贅沢な展示室とキュレーション、3)素晴らしいコレクションのクオリティによります。なお、アクセス

もっとみる
展覧会レポ:京都市京セラ美術館「村上隆 もののけ 京都」

展覧会レポ:京都市京セラ美術館「村上隆 もののけ 京都」

【約4,800文字、写真約65枚】
京都市京セラ美術館で開催されている「村上隆 もののけ 京都」を鑑賞しました。その感想を書きます。

結論から言うと、1)9割以上が新作・大規模な村上隆の個展のため、現代アートが好きな人は必見、2)キャッチーな作品が多く、写真撮影可能で楽しい、3)"鑑賞"を忘れないように注意、4)村上隆の考えや「スーパーフラット」について、端的に分かる工夫があればなお良かった。

もっとみる
展覧会レポ:アーティゾン美術館「石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 野見山暁治」

展覧会レポ:アーティゾン美術館「石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 野見山暁治」

【約2,600文字、写真約40枚】
アーティゾン美術館の「石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 野見山暁治」を鑑賞しました。写真をメインに、その感想を書きます。

結論から言うと、1)アーティゾン美術館所蔵の質が高く、センスの良い作品を数多く見ることができるため満足度は高い、2)5階・4階のコレクション展は、企画展と同レベルでメインのような存在、3)好きな作品をじっくり見たり、自分の新たな「好

もっとみる
第18回湘南国際マラソンレポ:フルマラソンは一旦卒業

第18回湘南国際マラソンレポ:フルマラソンは一旦卒業

【約4,500文字、写真約25枚】
2023年12月3日(日)、初めて「湘南国際マラソン」に参加、完走しました。その感想を書きます。

結論から言うと、タイムはボロボロ(5時間50分台)、満身創痍でした。マイボトル・カップ制度は手放しで良いと言えないことに加え、風が強く、日陰も多いことから、私にとって、決して良い環境ではなかったです。また、いくつか忘れ物をしたことも反省点でした。総じて、完走に満足

もっとみる
展覧会レポ:ホテル雅叙園東京「和のあかり×百段階段2023 ~極彩色の百鬼夜行~」

展覧会レポ:ホテル雅叙園東京「和のあかり×百段階段2023 ~極彩色の百鬼夜行~」

【約2,700文字、写真約50枚】
目黒のホテル雅叙園で開催されているアートイベント「和のあかり×百段階段2023 ~極彩色の百鬼夜行~」に行ってきました。その感想を書きます。

結論から言うと、想定以上に楽しかったです。行く機会のないホテル雅叙園に入ることが楽しかったし、百段階段自体と、そこに展示された作品も美しかったためです。お出かけの選択肢として新鮮で強くおすすめです。

▶︎きっかけ行くき

もっとみる
展覧会レポ:東京都現代美術館「デイヴィッド・ホックニー展」「MOTコレクション」

展覧会レポ:東京都現代美術館「デイヴィッド・ホックニー展」「MOTコレクション」

【約4,900文字、写真約50枚】
東京都現代美術館のデイヴィッド・ホックニー展(+コレクション展)に行きました。その感想を書きます。

結論から言うと、東京都現代美術館のホワイトキューブ空間を有効に生かしつつ、ホックニーの「考え」をしっかり鑑賞できる展示だったことで、非常に満足度が高かったです。なお、ホックニー展に行く前にテート美術館展(国立新美術館)に行くことをおすすめします。

▶︎ 「デイ

もっとみる