マガジンのカバー画像

歴史考察

669
歴史について考察した記事をまとめています。
運営しているクリエイター

2019年7月の記事一覧

9週間のnote

9週間のnote

1、連載投稿してみましたnoteを始めて9週間程度たちましたので、振り返りをします。

「3週間のnote」「6週間のnote」はこちらから↓。

この3週間で大きかったのは「連載投稿」にチャレンジしてみたことでしょうか。6年ごとの世代考察、6×12=72歳まで。プラスまとめと番外編です。14回、2週間にわたって書いてみましたので、この3週間の大半はそれらで満たされていますね↓。

なぜ世代考察を

もっとみる
不確実性と熱狂の歴史 ~大航海時代・戦国・幕末~

不確実性と熱狂の歴史 ~大航海時代・戦国・幕末~

1、ハマる仕組みまず、福本真士さん(@sfkmt)のツイートより引用します↓。

【私なりに補足して箇条書きにすると…】

◆ハマる仕組み=熱狂してテンション上がって取り組む状態
◆不確実性=手に入ることもあれば手に入らないこともある
※いきなり不確実性だとモチベーションが下がる
※最初は努力すればチャンスが与えられるようにする
※そのチャンスに不確実性を持たせる

これは、多くの事例に当てはまり

もっとみる
どちらかというと夜行性だった ~平成と情報化~

どちらかというと夜行性だった ~平成と情報化~

1、電車でみんなスマホを見てる平成の30年間で大きく変わったもの。

先日の記事で「希望」と「コンビニ」を取り上げました↓。

今回は「情報化」を取り上げようと思います。

とはいえ、その一部はすでにこちらの記事で書いています↓。

一部、その内容を引用します。要は「情報化によって大きく世の中が変わっていった」という内容です↓。

インターネットが生まれたのは1969年。もともとはアメリカの国防総

もっとみる
銭と欲望の不夜城 ~平成とコンビニ~

銭と欲望の不夜城 ~平成とコンビニ~

1、コンビニの働き方改革便利なコンビニ。24時間営業。年中無休。

しかしこのコンビニにも「働き方改革」の波が押し寄せているそうです。

コンビニの労働環境は、少し考えただけでも過酷ですよね。いくら深夜バイトを雇っても、緊急事態には店長が対応せざるをえない。「24時間営業・年中無休」の旗印のもと、これまで命を削って働いてきたコンビニオーナーはたくさんいます。例えばこちらをご参照ください↓。

しか

もっとみる
平成と令和の希望論

平成と令和の希望論

1、平成時代の希望とは令和元年(2019年)に、平成時代(1989年~2018年・2019年の4月まで)を振り返るのは、もはやスタンダードです。

このnote記事では、ヤフーニュースの『若者を覆う「希望の格差」への懸念』という記事をまず取り上げて、平成時代と令和時代の「希望」について考えてみたいと思います。

筆者は、社会学者の山田昌弘さんです。略歴はこちらより↓。

『パラサイト・シングルの時

もっとみる
世代考察番外編 ~18年×4と以前以後~

世代考察番外編 ~18年×4と以前以後~

1、分けることは分かること6年ごとに区切って世代考察の記事を12回書きました。

これは6年くらいがちょうどいい、と思って区切ったわけですが、歴史において時代区分が人工的なものであるのと同じように、絶対に6年で区切らなければいけないというわけではありません。あくまで1つの枠組みです。

時代区分というものは、その歴史家の認識によっていくらでも変えられます。「先史」「古代」「中世」「近代」「現代」と

もっとみる
鶴は千年、亀は万年 ~67歳から72歳~

鶴は千年、亀は万年 ~67歳から72歳~

1、古希いよいよ12回目、最終回となります。6年ごとに考察してきた世代考察。67歳から72歳までです。前回はこちらから↓。

キーワードは「古希」です。還暦が60歳なら、古希は70歳。

出典は、中国の唐王朝の時代の詩人である杜甫(とほ)の詩、曲江(きょっこう)より。「酒債は尋常行く処に有り 人生七十古来稀なり」からです。現代語訳すると、「酒代のツケはどこにでもあるが、七十年生きる人は古くから稀で

もっとみる
末は博士か大臣か ~61歳から66歳~

末は博士か大臣か ~61歳から66歳~

1、円熟11回目の世代考察記事になります。61歳から66歳です。12回、つまり72歳まででこの連載は一区切りする予定ですので、ラス前ですね。前回は10回目、55歳から60歳まではこちらになります↓。

キーワードは「円熟」です。「熟年」から連想しました。ワインと同じで、年数がたつほどに味わい深くなるのが人生。20歳前後にはエッジの効いていた人も、40歳前後にはだんだんと(体型的にも)丸くなり、60

もっとみる
歴史で食っていく2 ~歴史論争を食材にして~

歴史で食っていく2 ~歴史論争を食材にして~

1、井沢VS呉座論争『逆説の日本史』シリーズで有名な井沢元彦さん。『応仁の乱』でベストセラーを飛ばした呉座勇一さん。このお二人が、歴史について論争をされています。

そもそもは、「アゴラ 言論プラットフォーム」上で、百田直樹さんの『日本国紀』について、八幡和郎さんが評論したことから、色々な論客を巻き込んで、論争が続いています(2018年11月17日付)↓。

※百田尚樹さんの『日本国紀』はこちら。

もっとみる
リファラルの軍師 徐庶

リファラルの軍師 徐庶

1、徐庶、諸葛亮を推挙する「伏龍、鳳雛、いずれかを配下にすれば、天下の事は成る」

水鏡先生の言葉を思い出した劉備は、徐庶の言葉に耳を疑った。

「伏龍…。確かにその諸葛亮は、そう呼ばれているのか!?」

「さようです」

徐庶は、去らなければならない無念さを押し殺し、むしろ晴れ晴れとした表情で言った。

「彼こそ、漢王朝を再興する鍵となりましょう。彼の知略は、必ずやあなた様のお力になると思います

もっとみる