いなお@『ミシェルとランプ』連載・小説PDF ココナラで販売中/実用地歴提案会ヒストジオ
地理について考察した記事をまとめています。
会社員、フリーランス、地域で働くこと…。「働き方」について考察しています。
歴史について考察した記事をまとめています。
好きな漫画などについての考察や感想です。
実用地歴提案会ヒストジオ…って何?何をしているの?と謎に思われたらまずこちらを。自己紹介です。
「実用地歴提案会ヒストジオ」のいなおです。 この「実用」「地歴」「提案会」について 記事を書いてみます。 自己紹介も兼ねて。 ◆まず「実用」からです。 実用とは「実際に用いる(使う)」。 反対語は「実際には用いない(使わない)」。 読者の皆様は、今までに学んだ「地歴」、 地理と歴史を どれだけ「使っている」でしょうか? という人も多いのでは? これが例えば「トラック運転手」なら 「この道を行けば近道だ」という 交通地理について詳しかったり、 「塾講師」であれば
明治時代の日本の開化について 夏目漱石は「皮相上滑りの開化」だと 辛辣な表現の講演をしました。 1911年。明治44年。一部のみ引用します。 (ここから引用) (引用終わり) …江戸時代の日本は、漬け物のように じっくりじんわり文化を醸成してきました。 これに対して欧米列強は「黒船」のような 最新の技術と思想でぶつかってきた。 西洋の衝撃! 外発的な開化! 大いなる差を埋めるべく 「文明開化」路線を採らざるを得ない日本は、 「皮相上滑り」で取り急ぎの「開化」を行った
…と詠まれた「黒船の来航」。 1853年。アメリカのペリー。 『西洋の衝撃』、ウェスタンインパクト! 「泰平の眠り」のスリープ状態の日本は、 長崎などの例外は除き、 いわゆる「鎖国」状態にあった。 1603年に徳川家康が幕府をひらいてから、 1853年まで約250年、江戸時代。長い。 それにしても「黒船」です。 「開国」「攘夷」で世論も分かれ、 ついに「大政奉還」「王政復古の大号令」! 倒幕、明治維新が起きたのでした。 ただ、一息おいて考えますと。 「西洋の衝撃」と言
「世界史」と聞くと、あまりに範囲が広くて、 「どこから取り掛かればいいかわからない!」 と思われる、かもしれません。 「日本史」であれば「日本」の歴史です。 少なくとも「場所」は限定的。しかし 世界史は「世界」の全部が対象! うわあ。 「東洋、西洋、それ以外」という 古式ゆかしき分類だけでなく、 あらゆる地域区分が無限に考えられる。 かつ、時代区分も「それぞれの地域別」に ユニークな歴史があるわけです。 そんなわかりやすい定規が見つからない…。 『インダス文明』が出て
福岡県と対馬の中間地点に浮かぶ島、壱岐! 「いき」と読みます。 「行動力が凄まじい!」と巷で噂の 淀瀬 博行 さん や 高島 吏紗 さんや 松本 淳 さん 達が訪問する、と聞き、 私もちょっと気になって、 壱岐について調べてみました。 本記事では「壱岐」の歴史と地理について。 壱岐は、長崎県にあります。 長崎県は「島」がとても多い県ですが、 そのうちの一つが、壱岐。 中国大陸、朝鮮半島から 九州や本州に向かうとすれば、 対馬、壱岐を経るのが自然ですよね。 逆に九州のほ
週刊少年サンデー連載の『龍と苺』。 このマンガが、スゴい…!! 本記事は、この作品の紹介を。 「将棋漫画」と言えば読者の皆様は どんな作品を思い浮かべるでしょう? …最後の『ふたりっこ』は漫画ではなく、 双子のマナカナさんが出てきた 朝ドラなんですが(ネタが古くてすみません) これ以外にも、将棋を題材にした 漫画や作品は多くある。それぞれに面白い。 しかし『龍と苺』には、これらの作品とは また違う面白さが、あるんです。 やはり週刊連載、というのが大きい。 爽快なほど
SNSなどで発信した記事を「形」にして まとめ直し、残していく過程を通して、 もう一度自分で振り返り、 改めて「腹落ち」できることも、ある。 そんなことを、実感しております。 #せんのみなと さんの 「キャリアツーリズムアットホーム」 (略称「CTH」)を受講しまして、 全STEPが完了しましたので 「体験記」の小冊子を作ってみました。 本記事は、CTHを受けてみての 「全体まとめ」の報告になります。 約3か月。2023年3月~5月。 LinkedInやnoteにて「中
LinkedIn・note上で長編小説を連載しました。 本記事は、宣伝です。 『凸凹バラ姉弟 ミシェルとランプ』 という小説です。 姉弟が「キャリア支援」をする フィクションの物語! (飲食店ネタ、野球ネタ風味です) その小説を、先日、 紙の本の形にしてみたんですよ。 ネットでの印刷サービスを使いました。 たくさん印刷製本するとお金がかかるので ほんの数部だけ、なんですけれども。 私は小説を書き上げたら、 A5サイズで、まず(主に自分保存用に) 印刷製本をしてみるのです
魚の内臓などを取って開いて処理して、 日光に直接当てて「天日干し」にするのと、 ぬか床などに素材を入れ密封して、 暗室にて寝かせて「ぬか漬け」にするのと、 どちらも食品を「加工」するのは 変わりはありません。プロセスが違うだけ。 本記事では に例えて、主に日本の都市について 書いてみたいと思います。 大きな違いは「見えるか(見える化)」 「見えないか(見えない化)」の違い。 見せる化、見せない化の違いと言ってもいい。 天日干しは、誰の目にも明らかです。逆に ぬか漬け
「漬け物の発酵の仕組み」について、 恥ずかしながら私はよく わかっていませんでした。 それぐらいのざっくりな浅漬け知識。 ザワークラウト、ザワッとした理解。 味噌の味がしっかり浸透していない。 ただ、検索をしてみますと 分かりやすく書いて下さっている方がいる。 漫画『もやしもん』でも良いのですが、 今回は「発酵ライター」の 高橋佳永子さんの記事から一部引用します。 (ここから引用) (引用終わり) なるほど!と私は思いました。 乳酸菌と腐敗菌がいる。 「発酵」させる
芥川龍之介の小説『神神の微笑』。 光瀬龍の小説『百億の昼と千億の夜』。 「龍」のつく二人の作家が、 世界の宗教、教え、その解釈について 小説という形をとって、書いています。 本記事ではこの二作品を紹介しつつ、 日本文化の一断面を紹介していきます。 『神神の微笑』の主人公は、 宣教師でカトリック司祭のオルガンティノ。 「宇留岸伴天連(うるがんばてれん)」と 多くの日本人から慕われ、 30年を京都で過ごした実在の人物です。 1570年に来日し、1609年に長崎で死去。 最
「開化(かいか)と閉漬(しめづけ)」 という言葉を使って 日本史を解釈した記事を先日書きました。 かいつまんで書けば、島国である日本史は、 ◆「オープン&チェンジ」=開化 ◆「クローズ&ピクルス」=閉漬 を繰り返してきたのでは?という視点。 ただ、考えてみますと、 「国のようなマクロの素材だけでなく 個人のようなミクロの素材にも これは当てはまるのでは…」とも思った。 個人のキャリア。家族という集団。 会社という組織。地域という共同体。 これらも、時にはオープン、 時
日本史は「開化」と「閉漬」の反復横跳び。 仮に、そのような視点で考えてみます。 開化(かいか)=オープン&チェンジ。 閉漬(しめづけ)=クローズ&ピクルス。 日本は島国で、海で囲まれていますよね。 「港」という出入り口を 開くか閉めるかで、変わってくる。 …「開化」と言えば、文明開化ですよね! 明治時代に欧米(風)の文化を取り入れた。 福沢諭吉は、その著書で「文明開化」という 言葉を使い始め、これがバズっています。 これに対して「閉漬」。しめづけ。 「開化」に対してつ
2024年度に日本の紙幣の「顔」が変わります。 新元号「令和」の発表と同じ頃に発表されて、 「時代が変わるんだなあ…」と 感じたのを覚えています。 このうちの「福沢諭吉」は 長らく一万円札の顔でしたよね! 1984年(昭和59年)~2024年(令和6年予定)。 実に40年ほども君臨してきた。 …しかし、この人、いったい何をしたのか? 徳川家康とか坂本龍馬とかと違って、 大河ドラマの主役になっていない。 いま一つ、分かりにくい。 (渋沢栄一は主役になったのに…) そこで本
薔薇(ばら)の漢字は、難しいですよね…。 見ればわかる、読めるんですけれども、 いざ、書け!と言われると 「くさかんむりはあったはず…」と なりがちです。 私は自分の長編小説である 『凸凹バラ姉弟 ミシェルとランプ』において バラをたくさん出しているのですが、 作中では漢字で「薔薇」と書かず カタカナで表現してしまいました。 (全体的な画数、書く数が多くなりそうで…。 手書きではないんですが、何となく) 本記事は、薔薇、バラについて書きます。 そもそもなぜ「バラ」な
焼き物の里「益子」に行った時のことです。 私は駅近くの細い小路を入って、 あるお店に向かっていました。 某有名北関東芸人さんが、 ここのラーメン屋さんを お勧めしていたのを目にしていたから。 そのお店の名前は「大功」(だいこう)。 本記事では、このお店での出来事を 書いてみましょう。 私の作戦は、功を奏しました。 行列は、見えなかった。 ええ、そこには、何と言いましょうか、 良く言えば「趣のある建物」、 言葉を変えれば古めかしい建物が 建っていたのです。 たぶん、事