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音で画く、音を編む。

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その日の夜、僕は「音画」を目指しているのだとはっきり解った。数年考え続けていた事への解答だった。 だから何をしても許されるし、現実に何をしても良いのだと思う。 自分の中で制約をつ… もっと読む
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#コラム

一体この曲♪を作ったのは誰なの🤔⁉️ある勝手気儘な仮説より…。。。🥺💘

一体この曲♪を作ったのは誰なの🤔⁉️ある勝手気儘な仮説より…。。。🥺💘

この『ニュー・シネマ・パラダイス』は巨匠エンニオ・モリコーネに作曲された1988年の映画のテーマ曲。

かなり有名な曲で誰もが一度は聴いたことのある曲である。

私の好きな曲のtop3曲♪

それだけ大好きな曲で、実はこの曲を聴いていてふと🤔?疑問に思ったことがある。

それは、もし仮に私が幼い子供の頃にタイムスリップをしてこの曲を完璧にピアノ🎹で弾いていたビデオがあったとしよう。

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2012 to 2022~ガールズポップの行方

2012 to 2022~ガールズポップの行方

ガールズポップの定義?滅多に言及されなくなったジャンルの1つに"ガールズポップ"というものがある。ガールズバンドという呼称にも違和感を持つようになった今の感覚からするとその名称にも何だかなと思うし、まずもって概念が広すぎる気がする。ただ10年前から南波志帆を形容する際に"ガールズポップ"という言葉が使われてきたのは妙にしっくりきたし、YUKIがガールズポップの確立に貢献した、と起源不明の歴史がwi

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日本の音楽クリエイターのスピーカーが壁に隣接している問題

日本の音楽クリエイターのスピーカーが壁に隣接している問題

本日は日本のプロデューサーのスピーカーが壁に隣接している件についての記事になります。日本の住環境にも言及してしまう内容になるので危険度高めです。不快な気持ちになりそうな方はページを閉じていただけますようお願い致します。

※HOOKの歌詞が「日本のプロデューサー スピーカー壁に隣接している」曲を聴きながらお読みください。

自分は日本の札幌を拠点にして、毎日楽曲制作をしています。音楽制作スキルを最

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シティポップブームに繋がるヒップホップ/R&Bの動き

シティポップブームに繋がるヒップホップ/R&Bの動き

シティポップの再評価に繋がるようなヒップホップ/R&Bの動きについて書きました。記事に登場する曲を中心にしたプレイリストも制作したので、あわせて是非。

空前のシティポップブーム
国内外の各種メディアで盛んにシティポップの特集が組まれ、空前のシティポップブームに沸く昨今。その流れはヒップホップにも波及し、Tyler, the Creatorも2019年のアルバム「IGOR」収録の「GONE, GO

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フェミニズムと音楽 #2|ポップミュージックに込められた思想

フェミニズムと音楽 #2|ポップミュージックに込められた思想

昨年公開した「フェミニズムと音楽」シリーズ第二弾。今回は、2020年以降にリリースされたDua Lipa「Boys will be boys」とMarina「Man's world」の歌詞を詳しく解説しながら、ポップミュージックに込められたフェミニズムの思想について書いていきたい。
(前回書いた記事はこちら。ありがたいことに20,000viewを超えました...!)

Dua Lipa「Boys

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フェミニズムと音楽│Divaの歌う自立した女性像

フェミニズムと音楽│Divaの歌う自立した女性像

音楽に込められたメッセージは、時代を映す鏡である。今回は(個人的お気に入りの)海外の女性アーティストの歌詞を通して、フェミニズムの潮流を紐解いていきたい。

 フェミニズムと音楽、その源流をたどると、やはりMadonnaやChristina aguilera、などが挙げられるだろう。Madonnaは「Express yourself」で、音楽を通して女性の尊厳を歌うアーティストの先駆けとなった。歌

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音大の作曲専攻に入学したら、「ピアノを真面目にやるまで、作曲教えません!」と言われた話

音大の作曲専攻に入学したら、「ピアノを真面目にやるまで、作曲教えません!」と言われた話

目の前にいるのは、劇伴の女王と呼ばれたお方。

Wikipediaを見れば、とんでもない経歴がズラリ。

スマホの電話帳にオダギリジョーさんがいた時には、びっくりした。

音大に入学し、いざレッスンが始まる。

こんな素晴らしい先生に音楽が学べるなんて。

一瞬足りとも無駄に出来ん!目一杯、作曲の術を一杯、学ぼう!

緊張しながら、レッスン室に入る。失礼のないように挨拶や礼儀をしっかり。

「おは

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得意技を捨て、一から技を作り、磨く。

得意技を捨て、一から技を作り、磨く。

高校2年生の冬に独学でピアノと作曲を始めた僕は、

例えば

「J POPを作る!」とか「ロックを作る!」とか「オーケストラを作る!」とか、そういう「◯◯を作る」という概念が無い状態で曲を作り始めました

僕は周りと同じように邦楽やJ POPを聴いて育ってきたし、青木琴美先生の「彼女は嘘を愛しすぎている」の漫画に絶大な影響を受けて「俺もアキみたいになりてぇ〜!!」と憧れを持っていたので、

授業中

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農業高校から音楽大学に進学した話

農業高校から音楽大学に進学した話

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ピアノを始めたのは高校2年生の冬でした

当時の僕は、農業高校で花や野菜を育てていました

勉強というよりは、学校が所有している農場に皆バスで移動して、そこで農作業の日々でした

(朝から夕方まで、もうあれは、仕事でしたよ笑)

他には、【販売実習】といって先生抜きで(生徒二人ペア〜五人ペア)

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楽曲クレジットはこだわりを持って関係者全員を表記したほうが良い

楽曲クレジットはこだわりを持って関係者全員を表記したほうが良い

個人的に嬉しいニュースが飛び込んできました。

YouTubeが楽曲クレジットを表示開始。「ストリーミング時代」で加速する音楽情報公開の姿勢

昔からそうなのですが、作品にどんな方(エンジニアの方など)が関わっているのかとても興味があるので、気に入った作品はCD付属しているライナーノーツを穴が空くほど眺め、ググってはその方が関わっている作品を探す習慣があります。

そんなぼくにとって、ストリーミン

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LAUSBUBの良さについて野暮を承知で全力の言語化を試みる。

LAUSBUBの良さについて野暮を承知で全力の言語化を試みる。

LAUSBUBのTelefonがアホみたいに良い。

僕は楽譜も読めないズブの音楽素人なので、技術的なことは何もわからない。加えてこういうジャンル(テクノポップ?っていうの?なんなの?)をどうも好きになれない。そんな僕がハマった、というのはちょっとした事件なので、なぜこの曲だけは良いと思ったのか、野暮を承知で全力の言語化を試みる。

※以下圧倒的な個人的見解ですのでお手柔らかに。。

Telefo

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ヒップホップ/R&Bにおけるハイピッチ・ヴォイス

ヒップホップ/R&Bにおけるハイピッチ・ヴォイス

ヒップホップ/R&Bにおける、ピッチを上げて高くした声の使用について書きました。記事に登場する曲を中心にしたプレイリストも制作したので、あわせて是非。

現代のスタンダードの一つ、ハイピッチ・ヴォイス
フロリダのラッパー、Rod Waveのアルバム「Soulfly」が先日リリースされた。ソウルフルに歌い上げるラップが沁みる同作には、早回しされた甲高い歌声を使った、いわゆる「チップマンク・ソウル」を

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耳と目的思考は音楽で培われる。

耳と目的思考は音楽で培われる。

楽器を吹いていたころ、ピッチ(音程)を合わせるのにとても苦労していました。チューニングは楽器をしている人ならおなじみの作業ですね!

私は学生時代と、社会人になってからも吹奏楽をやっておりました。
合奏中、他の楽器と合わせてハーモニーを確認するのですが、ピッチが合っていないと、ハウリングが起きます。
このハウリングは相手とのピッチが離れているほど音のうねりが強くなり、「わんわんわん…」と不快な響き

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