音大の作曲専攻に入学したら、「ピアノを真面目にやるまで、作曲教えません!」と言われた話
目の前にいるのは、劇伴の女王と呼ばれたお方。
Wikipediaを見れば、とんでもない経歴がズラリ。
スマホの電話帳にオダギリジョーさんがいた時には、びっくりした。
音大に入学し、いざレッスンが始まる。
こんな素晴らしい先生に音楽が学べるなんて。
一瞬足りとも無駄に出来ん!目一杯、作曲の術を一杯、学ぼう!
緊張しながら、レッスン室に入る。失礼のないように挨拶や礼儀をしっかり。
「おはようございます。お願いします!!!」
先生「おはよ〜!!!よし、まずはピアノちゃんとやろっか!作曲の事は、そこからだね!」
僕、心の声「っ?!巨匠が目の前にいるのに、夢のようなこの上なく贅沢で貴重な時間なのに、作曲を学べない?!!」
先生は、試験や面接で、僕が独学でピアノをやっている事を、知っていました。
心の声が続く、、
「嫌だ!!!ピアノの練習イヤダ!!!作曲学びたい作曲学びたい作曲学びたい〜、、、」
僕、声を発する。
「ピアノですか、、、楽譜苦手だし、もっと自由にやりたいんですよね、、、」
、、なぜ音大へ行ったんだ
先生「あ、私が昔練習した子供用の為のフランスのピアノ曲なんかイイね。プレゼントするから、今から買いに行こう!」
音大には、YAMAHAショップがあって楽譜が置いてあったので、その足でレッスン中に二人で楽譜を買いに行き、先生は僕に楽譜をプレゼントして下さりました。
僕「先生、楽譜にサイン書いて下さいませんか・・?」
(つくづくふざけた男だ、僕は・・・)
先生「この楽譜集にある曲、ちゃんと練習し終わったらね!」
ピアノは独学のまま、音大に入学した為、ピアノの基礎なんか一ミリも分かっちゃいない。
僕「先生、このテヌートって何ですか?」
(なぜそんなやつが音大にいる)
ほんと、そんな感じでした。
でも、いつまでも作曲を教えてもらえないのは嫌だったので、ヒーヒー言いながら譜面に向き合いました。
(当時の譜面↓)
テヌート意識しすぎて、2枚目の写真の
「テヌートさを忘れずに」って何だよって笑えますが、、、笑
その結果、無事壁を突破し、肝心のサインは貰い忘れましたが、生意気に2ショット写真を撮って頂きました!
嬉しくて、即、コンビニで写真を印刷して、額縁に飾りました笑
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