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人と組織をつくる哲学 ―マネジメントと教育の「共通解」―

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マネジメント=管理とは「兵站(生産・物流・調達部門)を通じて限りある資源(ヒト・モノ・カネ・トキ)を把握・分配し、適時適切に適所で活かす」ことである。古来より兵站を軽んじ、人材や… もっと読む
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#日記

子どもに怒るのと叱るのは違うと考えるのは危険

子どもに怒るのと叱るのは違うと考えるのは危険

少し前に話題になっていてネットで目にしました。子どもが何か問題行動をした時に

怒るは感情が入っているからダメで叱るはしつけだけだから良い

みたいな話でした。色々な議論がなされていましたが、私はこういう考えはとても危険だと感じています。なぜなら一番大切なことが抜け落ちているからです。それは、

子どもから見たらどっちも一緒

っと言うことです。怒られようが叱られようが子どもからしたら一緒ですよ。

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ハード開発のプロジェクトマネージャーに求められる役割とその重要性

ハード開発のプロジェクトマネージャーに求められる役割とその重要性

- ソフト系との違いはある? -

日本のハードウェア開発の現状近年の日本では、ソフトウェア開発が注目を浴びており、政府もその促進に力を入れています。しかし、忘れてはならないのは、ソフトウェアが実際に動作するのはハードウェアの上であるという事実です。この点において、中国などはハードウェア開発にも注力しており、ハードウェアの基盤を支配することが重要であると認識しています。アメリカや台湾もCPU開発な

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「情報共有」や「報告」の捉え方も人それぞれ

「情報共有」や「報告」の捉え方も人それぞれ

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今回は「情報共有や報告の捉え方も人それぞれ」をテーマに書いてみたいと思います。

先日定期訪問でご利用者様(以下:利用者)とそのご家族(以下:家族)と面談をしている時に感じた気づきです。

私にとっては大きな気づきでした。何故なら私の感じる「良い」と家族が感じる「良い」が全く異なっていたから…。

でもよくよく考えると「家族からしたらそうだよな」と感じ

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仕事への尊敬と成果を出すことへの期待で繋がっているチーム、侍ジャパンが羨ましい

仕事への尊敬と成果を出すことへの期待で繋がっているチーム、侍ジャパンが羨ましい

私は永久管理職が牛耳っている組織にいるから、侍ジャパンを見て「若い」なのに「大人」で、羨ましいと思った。
打率が2割程度の村上選手に対し、私が見る限り「そのポディション、自分に譲れ」という選手はなく、チームメイトが打ってくれという期待と懇願の思いで見守っているように感じた。
侍ジャパンの四番、五番を「我こそは」と思う選手がいて、ここでレギュラーの座を奪おうと足を引っ張る選手がいても当然と思うにもか

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たった一社だが存在した。ハラスメントのない風通しが良い職場

たった一社だが存在した。ハラスメントのない風通しが良い職場

大学院生のとき、試験結果が出るまでの3週間だけ働きたくて、大手百貨店のお中元カウンターでのバイトを申し込んだ。人員募集を締め切ってはいたが、面接をしてくださることになった。当日、私は店長さんを見たときに、決まったと感じた。
「今は人が決まっていて募集してませんが、少し考えてハガキで返事をします。」
と言われ、2日後、採用通知がとどいた。
……………
全員が20才以上年上のおばちゃん達で初日から兎に

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責任感を「周りと分け合う」という考え方

責任感を「周りと分け合う」という考え方

「責任感が強い人」は好きだ。責任感が強い人は、決めた物事を最後までやり遂げる力があるから。学生生活や仕事、どんな場面においても、責任感が強い人は欠かせない存在だと思う。

ただしその一方で、責任感が強すぎると、自分を苦しめてしまったり、時には周りの人を苦しめてしまうことがある。責任感は、持ちすぎても持たせすぎてもお互いにとって良くないのかもしれない…。

責任感を考える上で大切なことは、「バランス

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良いマネージャーとは? その答えは、自分自身が持っています

良いマネージャーとは? その答えは、自分自身が持っています

いまマネージャーをやっている人や、今後マネージャーになりたいという人から、共通してもらう質問があります。

それは、「良いマネージャーとは?」です。

「良いマネージャーになるためには何をすれば良いか?」
「どうすれば良いマネージャーになれるか?」といった問いです。

そんな時に、決まってわたしがお伝えすることがあるのですが、元プロ野球選手・コーチの吉井さんが同じような話をしていました。この動画の

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右腕 right-hand manという表現は使いません

右腕 right-hand manという表現は使いません

うっかり誰かのことや、パートナーさんなどを指して「手足として使う」という表現を言ってしまう人がいます。普段考えていることがポロッと出てしまうのでしょうね。「自分は頭脳で、自分の考えるように動いてくれれば良い」と思っている人の発言なんでしょう。耳にするたびに残念な発言だなと思います。

「右腕」という褒め言葉がありますね。英語ではright-hand manなどと言ったりします。腹心、懐刀という意味

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評価・育成の軸はどこにあるのか?

評価・育成の軸はどこにあるのか?

数日の間、つぶやきのみの投稿ばかりで失礼しました。

本日は未経験者(私)が考える企業内の人財育成について、備忘録的に書き綴ってみようと思います。

そもそも、なぜ人事労務について未経験の私が評価に携わっているかと言えば、今後の社内育成メソッドについて、すべてを外部委託してしまうのではなく、自社のコンテンツとして発展させていきたいという経営者の考えのもと、白羽の矢が立ったという経緯です。

小さな

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戦略と作戦の違いを説明できますか?

本来は純粋な軍事用語だったはずだが、ビジネスの世界で用いられるようになったので、日常的な用語として「戦略」「作戦」「戦術」という言葉を聞くことがある。

この中で、最もよく用いられるのが「戦略」かもしれない。しかし、同時によく言われるのが、一般的な職場で「戦略」と言われているものの多くは、戦略ではないということだ。これらの言葉の違いについて少し考えてみたい。


 
「戦略」の辞書を引いてみる

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リーダーシップについて考える

リーダーシップについて考える

新たな組織でのリーダーシップ

メンバーが増え、これまでと違う役割が求められるようになりました。自分の仕事と同じくらいメンバーのことを考えるようになりました。個人としての主体性、役割、得意なことを大事とするとともにチームの力を最大化するためにリーダーシップを勉強する必要。
人と人、心が大事ではありますが、まずは理論について。

トランスフォーメーションリーダーシップ(TFL)

リーダーシップの5

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天皇から読み解く「日本の組織における理想のリーダー像」

天皇から読み解く「日本の組織における理想のリーダー像」

あらかじめ断っておくと、僕は人生でリーダーシップの本を読んだことがないです。

強いていうなら、『貞観政要』という本くらいで、これは単純に面白いので是非読んでみてください。

ということで、主に僕自身の少ない経験と、日本の歴史の知識をもとに話を進めていくことになります。

しかし、部活で部長やキャプテンをしている人や、サークル、学生団体で代表をしている人、もしくは何かしらの組織のリーダーをしている

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ビジネスは「ととのう」が主流に

ビジネスは「ととのう」が主流に

column vol.560

職場で「心理的安全性」を保つことが非常に重要になってきています。

そんな中、個人的に気になっているのが「スローワーク」という考え方です。

〈lifehacker / 2022年2月3日〉

仕事をがんばることはプロとして当然とはいえ、自身の健康、あるいは家族や恋人との関係を犠牲にしてまで手にしたその成功は、果たして真の成功とも言えないのかもしれません…。

「ス

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「Z世代」との良き付き合い方

「Z世代」との良き付き合い方

column vol.510

当社は有給5日消化義務対応もあって、28日から冬休み。27日が年末最終出勤日になります。

実質今週で最後なのですが、コロナ前なら忘年会真っ盛りです。

当然、同僚と飲みに行くこともありました。

ところがこの2年のステイホーム期間があったからか、日本生命保険が先月17日に公表したアンケート調査結果では「不要派」が6割にも上りました。

〈日刊ゲンダイ / 2021

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